宗教学講座 初級コース 第249回 秘密伝承(チベット死者の書1)

試聴映像

  • 1. チベット密教の死後の世界
  • 2. 中有(バルドゥ)
  • 3. 3つの中有(バルドゥ)
  • 4. 3つの中有(バルドゥ)のメカニズム

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89分
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概要

これまで行法のレベルでのチベット密教の要点はお伝えしてきた。今回と次回は、思想的な面を理解するためにチベット死者の書を見ていく。どういう思想で書かれ、どんな死後の世界観を持っているのか。

目次

1.第一段階:チカエ・バルドゥ〜死の瞬間の中有 (00:00:00)

バルドゥとは中有ということで、死から次の再誕生までの中間状態という意味を持つ。チベット死者の書では三段階のバルドゥを考えており、その中での光明の体験を非常に重要視している。第一段階は臨死体験者が語る人の形をしていない光の出現を体験し、チカエ・バルドゥと言う。

2.チベット密教の死のプロセス (00:18:34)

チベット密教では、死にゆく際の様子、そして完全に死んで最初の第一の光明が現れる様子がかなり詳しく語られている。この部分が明確に簡潔に説明されているものとして、オウム真理教の麻原氏の思想を引く団体ひかりの輪のホームページから引用し詳しく見ていく。

3.第二段階①:チョエニ・バルドゥ〜存在本来の姿の中有 (1)寂静尊の神群の現出/(2)忿怒尊の神群の現出 (00:32:57)

チカエ・バルドゥでは人の形をとらなかった光が、第二段階のチョエニ・バルドゥでは具体的な形を伴って出て来る。まず始めの7日間に現れるという寂静尊たちと出現する光を考察する。寂静尊がバルドゥにおいて現れた7日間で覚ることができなかったら、8日目から7日間、今度は忿怒尊たちが現れるとされる。

4.第二段階②:チョエニ・バルドゥ〜存在本来の姿の中有 (3)ヤマ(閻魔)王たちの現出 (00:58:22)

忿怒尊たちが現れる7日間が過ぎると、最後に、実際は忿怒尊が姿を変えたヤマ王たちが現れるという。ここに示された仏教の思想、世界観とはどういうものか。

5.第三段階:シパ・バルドゥ〜再生のバルドゥ (01:11:11)

ヤマ王の現出が終わると、遂に再生のバルドゥとなる。シパ・バルドゥは次回詳しく説明するが、六道輪廻の理論に触れ、シパ・バルドゥの部分の映像を観ておく。普通はこういう体験にはならない。しかし全くの嘘でもなく、間違っているわけでもない。その意味を解説する。

終わり(01:28:48)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「チベットの死者の書」川崎信定翻訳、筑摩書房
CIA、ISIS、つんが、アクショーヴィア、アスラ神、アフラ、アフラマズダー、アミターバ、アモーガシッディ、ゴゼエマスダー、サムボーガ・カーヤ(報身)、シリア、チャクラ、ティクレェダルワ(精滴弘播)、テロリスト、デーヴァ、ドラゴニアン、ナーディ、ピンドゥ、ブッシュ家、プラーナ、ラトナサムバヴァ、ラマ、ルン、ルーパ、レプティリアン、ヴァイローチャナ(毘盧遮那、不空成就如来、両界曼荼羅、五元素、人、人身売買、人間界、人間道、内なるプロセス、内なる息、動物、動物界、四つの元素、四悪趣、地、地元素の溶解、地獄、地獄道、大吉祥ブッダヘールカ、大日如来、大梵天、天、天界、天道、女尊アーカーシャダートゥヴィーシュヴァリー(虚空界自在母)、女尊クローデェーシュヴァリー、宝生如来、幻覚、後藤健二、心の本性、悪魔崇拝者、意識のある存在、成身会、明王、時明、月の光のような白い道、根源の光明、梵天、梵衆天、梵輔天、気絶、水、水元素の溶解、法性、法身、湯川遥菜、火、火元素の溶解、無量光如来、王家、生命の風、男女両尊、畜生、畜生道、白い滴、瞑想、空元素、紺青色、脈管、解脱、赤い滴、金剛薩埵、閻魔大王、阿修羅、阿修羅界、阿修羅道、阿閦如来、風、風元素の溶解、餓鬼、餓鬼界、餓鬼道、麻薬の密売人、黒い闇
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3件のコメント

  1. 参考になった(4)

    約20年前に買った「3万年の死の教え」チベット「死者の書」の世界(中沢新一著)を全く理解できないまま高かったせいもあって捨てずに残していたら、なんとこの講義でテーマになりました(^-^)。NHKスペシャルの映像の一部が本にあり、とても懐かしいというか、不思議と一つ一つ興味のあった事が解かれていく感じがします。番組の事も知らなかった(>_<)。次回楽しみです(^-^)。ありがとうございました。

  2. 参考になった(2)

    チベット密教の死後体験として語られているものは、こじつけたところが多いのかなという印象です。四十九日法要との矛盾のお話など死後の世界は実際どうなっているのか。後半が楽しみです。

  3. 参考になった(4)

    仏教の言うように一切皆空なら、一切皆空の思想も空になり、自己論駁的です。空でないものがあると考える方が論理的です。