試聴映像
- 1. テーマ:神交法による房中術
- 2. 神交法(隔体神交)の要点
- 3. 第1段階:成立条件
- 4. 第2段階:凝神聚気
- 5. 第3段階:虚空の体
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概要
房中術の体交法は、男女双修功を元に秘伝とされていた部分も解説した。その流れで、非常に関連が深く本質的には同じものだと考えられるチベット密教を説明してきた。今回と次回は房中術の神交法を解説し、この方向から改めてチベット密教を見てみる。
目次
1.神交法をめぐる現状とその特質 (00:00:00)
多くの人は体交法しか興味がないが、神交法の方が効果も高く優れている。神交法を理解するためには気の流れるルートを熟知していることが必須であり、会得するためには微細なレベルの感受性を備えていることが前提となる。その特質から、ある種の宗教的なカップルには救いとなる方法である。
2.神交法の要点と隔体神交第1段階テクニック (00:10:59)
神交法は正式には隔体神交という。身体を離して神(意識)が交わるという意味である。神交法の骨子である「取坎填離」とはどういう意味か。気の感覚を感じ取れる能力差により神交法にはいろんなパターンがあるが、気の感覚を身に付けている者自体が少ない。日常生活の中で気の感覚を培う方法とは。
3.隔体神交第2段階テクニック (00:24:01)
隔体神交の理は非常に明らかなものであるが、口伝で教えられるもので文章には書かれていない。この段階は意識を集中して気を集めることがポイントである。1つの例として、非常に重要なテクニックを紹介する。また、開関、展竅、交気とはどういうものか。精密な考察によって正確なポイントを把握する。
4.隔体神交第3段階テクニック (00:41:07)
隔体神交法の真髄とも言うべき能力とはどういうもので、そのために不可欠なこととは何か。また、ラーマ・クリシュナを例に挙げ、密教系のやり方の特徴と危険性に触れる。そしてサーンキヤ哲学の意識の展開図を用いて、房中術が関わっている領域を特定し、その能力のレベルを捉える。
5.アニマ、アニムスの出現と男性原理と女性原理の合一 (01:14:00)
瞑想やヴィジョンの中に、アニマ、アニムスは人それぞれ自分の理想の姿で現れる。気に入ったら霊的に合体する。通常は結婚と言われるが、密教行者たちの実態について言及する。そしてにせものの男性原理、女性原理の出現を見抜くポイントとは何か。また、巧妙な罠にかからないための方法とは。
6.霊的科学から見た陽神、出神、還虚、気化、そして白日昇天 (01:42:24)
霊的科学の見地から、房中術の修行のレベルや到達地点を詳細に読み解いてみる。そうすると、すべてが肉体意識の範囲の中で帰結していることがわかる。クンダリニーも解脱も遥か彼方でレベルが低いと言及してきた私(竹下氏)の言説と一致する。
終わり(01:55:30)
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参考文献
- 「仙道錬金術房中の法」高藤聡一郎著、学研
4件のコメント
こうした霊的世界から見た結婚、セックスのお話はここでしか情報源がなく、興味深く拝見しました。うーん・・・結婚・相性のレベルも限りないんですね・・・。化けて出てくる存在の話は、実体を知ると身の毛がよだつような思いがしました。
宗教の目指すレベルのお話では、小乗仏教と密教とでこんなにも違うのかと驚きました。
房中術のテクニックをマスターするより、幽体そして原因体でも結婚できるよう愛を拡大する方が、房中術も早く上達することがわかりました。房中術の本来の目的が愛の拡大なら、これは当然だと思います。
サーンキヤ哲学の意識の拡大理論での解説がとてもわかりやすかったです。房中術のレベル、クンダリニーの領域、結婚のレベルと房中術の関係などとても深く理解できました。
また、「無意識・潜在意識・顕在意識が合わさったものがコーザル体意識」 という解説に、妙に感動してしまいました。幽体意識がコーザル体意識の下位の部分を、肉体意識が幽体意識の下位の部分を引き継ぎながら、展開しているような印象を持ちました。
セックスと意識の関係性を知ると、「無理矢理犯して妻にする」ということの怖さをじわじわと感じました
技法としてどこまで公開するか、とても悩ましい問題だと思いました
余計なカルマを積まないためにも、技法として知りながらも、自然に気の交流が起こるように、自分の内面と向き合い、浄化し、パートナーと愛を深めていくことが一番大事だと改めて深く実感しました