試聴映像
- 1. チャイナゲート事件とアジア通貨危機
- 2. ヘッジファンドが仕組んだタイバーツの暴落
- 3. 救済の名の下に国家を恐慌に陥れるIMF
- 4. 政権転覆の手段として経済破綻を用いたアメリカ
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概要
前回はスレブレニツァの虐殺とチャイナゲート事件を見てきた。今回はチャイナゲートも関係する「アジア通貨危機」について解説する。タイ・韓国・インドネシアの経済破綻の実例を挙げながら、アジアの経済圏破壊と政権転覆にアメリカが深く関与していることを明らかにする。
映像編集者のオススメポイント
目次
1.アジア通貨危機が起こった背景 (00:00:04)
前回取り上げたチャイナゲート事件を復習するとともに、この事件を踏まえてアジア通貨危機が起こった理由を説明する。また日本の産業の空洞化の原因や、日本でストライキが起こらなくなった理由についても触れる。
2.通貨空売りを仕掛けられたタイ政府 (00:20:21)
アジア通貨危機はアジア各国の急激な通貨下落によって始まった。通貨下落の発端は、これらの国が採用していた「ドルペッグ制」とアメリカの金利引き上げであったが、これらの関係について分かりやすく解説する。この後、欧米のヘッジファンドが仕掛けた「空売り」によって立ち行かなくなったタイは、国際通貨基金(IMF)の理不尽な条件による融資でますます経済的に破綻していく。
3.通貨空売りを仕掛けた犯人―ジョージ・ソロス (00:54:44)
通貨空売りを仕掛けた犯人はジョージ・ソロスであった。ソロスがアメリカ政権と共謀していた可能性やアメリカの狙いについて読み解いていく。
4.韓国の経済破綻とインドネシアの政権転覆 (01:02:35)
韓国が経済破綻していった経緯を見ていく。インドネシアもまたIMFによって経済を破綻させる政策を押し付けられ、スハルト大統領が失脚に追い込まれる。その経緯と背景を説明する。余談ではあるが、インドネシアのスカルノ初代大統領と太いパイプを築いた児玉誉士夫の策略にも触れる。
終わり(01:22:31)
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4件のコメント
経済破綻をしかけてその国を崩壊させ乗っ取るやり方って、えげつないですね。
日本も同じように壊されているけれど、日本人は政治家だけを責めて、
背後にいる巨大な権力に気づく人は少ないのかもしれないですね。
一握りの浮遊層の話、おもしろかったです。
ドルペッグしていたタイやインドネシアと現在でもドルペッグしている香港で通貨危機時の影響が異なりますね。輸出依存度の高い国がドルペッグ制を採用すると、通貨危機を起こされやすいということでしょうか。
今回も大変面白くてためになる話でした。私は当時、得意先がタイのアユタヤに半導体樹脂封止材工場を建設して量産を開始し、全世界に拡販するお手伝いしていたのを思い出して、大変懐かしく思いました。でもその会社は、タイから撤退をせず、その後もどんどんと事業を拡大させており、アメリカの意のままにならず、良かったのかな?でも半導体は環境汚染が凄まじく、恐らく封止材も同様と考えると複雑な気がします。
経済の説明も大変面白かったです。特に1ドルケーキの話は秀逸。昔、池上さんがテレビで自動車で同様な話をしていたのを思い出しましたが、お札やケーキの方が断然良いですね。最近も空売りの話題は、先月のブラックマンデー以降、時事ブログを含む世間一般でもよく見かけますが、当然、私も理解していたつもりでしたが、こうやって説明して頂けると、改めて理解が深まり、大変有り難かったです。
ブラックマンデー直後、私も手持ち株をすぐに処分し、ほぼプラマイゼロで切り抜けることが出来て、時事ブログに感謝。こんな昔から同じようなことを繰り返して、日本を含む世界中の人の財産を奪おうとしている要皆血の人達は、魂は要らないのでしょうね。
アジア通貨危機は、詳しく知らず、単純に経済が破綻したと思っていたので、今回良くわかりました。銀行の貸しはがしのようなものが国家レベルで行われていたんですね。
一日も早く投資家たちの支配の道具の中央銀行が無くなり、国が直接通貨発行ができるようになればと思います。