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宗教学講座 初級コース 第180回 グノーシス:反宇宙的二元論とヤルダバオト

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前回はあるホームページから、グノーシスの概説というかたちで全体構造を捉え、復習とした。今回は、同じホームページから、『反宇宙的二元論とヤルダバオト』というグノーシスの論文を取り上げて紹介する。今回、特別にこの論文を取り上げたのは、ある種、グノーシスの本質を衝いている非常に重要なものだと感じたからである。

宗教学講座 初級コース 第179回 グノーシス:グノーシス主義概説

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プトレマイオスの教説はグノーシスを代表する思想として、また三部の教えは後の神智学に繋がるものとして取り上げてきた。今回は、「グノーシス主義概説」というホームページから要点を抜き出して、グノーシスの基本的な構造や考え方を捉えることでこれ迄の復習としてまとめていく。その中で、問題点や、グノーシスでは解説し切れないレベルの事を押さえながら、後の神智学に流れ込む重要な思想に繋げる。

宗教学講座 初級コース 第178回 グノーシス:三部の教え(経綸)

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グノーシス三部の教えの3回目、最終回である。人間がいかにして造られ、どういう風に救済されるかという彼らの哲学を見ていく。そうしていく中で、その宇宙の創造のキーマンが誰であるかという部分が神智学と繫がる大事な部分になってくる。

宗教学講座 初級コース 第177回 グノーシス:三部の教え(ロゴスの半身)

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前回は、グノーシスの『ナグ・ハマディ文書』の三部の教えという非常に重要な教えの概論を、大まかな全体図を掴まえる目的で、翻訳者の秀逸な解説の部分を取り出し説明した。今回は三部の教えの本文から、概論に添ってストーリー、あらすじを追いかけることによって、神智学のルーツを探る。

宗教学講座 初級コース 第176回 グノーシス:三部の教え(概論)

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前回はマグダラのマリアの「マリヤの福音書」を説明した。以前、一番スタンダードな教えということで、女性が宇宙の創造主として出てきたが、これは神智学に繋がらない。この点で、男性であるロゴスが過失を犯して宇宙が創造されたとする宗派がある。三部の教えという教えなのだが、グノーシスの教説の中でも一番まとまっていて整然と説明されており非常に重要な教えである。今日はこの論理体系を大まかに見ていく。

宗教学講座 初級コース 第175回 グノーシス:マリヤの福音書

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前回フィリポの福音書に書かれた「新婦の部屋」の秘儀によって得られる宗教的な現象について説明した。今日取り上げる「マリヤの福音書」は非常に短い福音書であるが、グノーシス文献の中で最も重要なものの一つである。そこに書かれているマグダラのマリアが復活したイエスから授かった教えがグノーシスの救済理論の最奥義であること、そしてこの最奥義によって得られる宗教的到達地点について説明する。

宗教学講座 初級コース 第174回 グノーシス:フィリポの福音書

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今日は「ナグ・ハマディ文書 Ⅱ 福音書」の中のフィリポの福音書から、救済の到達地点である「新婦の部屋」に関係したところを集めて具体的に見ていく。「新婦の部屋」の儀式が実際にどういうものだったのかを推察し、そして最後にせれなさんのブログから、ヴィジョンを紹介する。

宗教学講座 初級コース 第173回 グノーシス:プトレマイオスの教説(人間の救済)

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グノーシスの神話は、グノーシス派の人たちが自分たちの救済観にあうように創り出したものであり事実とは異なる。要点は、彼らの救済の理論が先にあって、神話はあとづけされたということである。従って今日話す「救済の理論」が大事なのであり、全てがここに流れ込むように神話が創られている。今回と次回で、グノーシスにおける救済理論と本当の救済について話す。

宗教学講座 初級コース 第172回 グノーシス:プトレマイオスの教説(ソフィアの転落)

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前回、プレーローマ(キリスト教的に言うと「神の国」)がいかに成立したかを解説した。今回は、グノーシス思想がプレーローマから宇宙がどのように造られたと考えているかを、プトレマイオスの教説に書かれた神話から見ていく。また、少し長い余談になるが、私たちの深い意識を清める努力の重要性について話す。

宗教学講座 初級コース 第171回 グノーシス:プトレマイオスの教説(プレーローマ)

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今日からグノーシスの神話に入っていく。これまで秘密結社の思想などを見てきて、2世紀頃エッセネ派を母体とするキリスト教以外の宗派があったことが分かったと思う。異なる文化が混交した様々な思想があり、グノーシスも本来はキリスト教とは無関係だったのが、イエスを救世主とする派もできた。今回からしばらく、グノーシスが大雑把に言ってどんな思想かを見ていく。
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