宗教学講座 初級コース 第173回 グノーシス:プトレマイオスの教説(人間の救済)

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  • 1. テーマ:救済理論を学び、グノーシスを乗り越える
  • 2. グノーシスの人間論:3つの種族
  • 3. 教えを内と外で使い分けるイエス(グノーシス)
  • 4. 興味の尽きない“人間の救済”

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概要

グノーシスの神話は、グノーシス派の人たちが自分たちの救済観にあうように創り出したものであり事実とは異なる。要点は、彼らの救済の理論が先にあって、神話はあとづけされたということである。従って今日話す「救済の理論」が大事なのであり、全てがここに流れ込むように神話が創られている。今回と次回で、グノーシスにおける救済理論と本当の救済について話す。

目次

1.導入 (00:00:00)

今の時代は、終末の思想や人間と宇宙の対立などグノーシスの時代と似通ったところがある。近代文明になればなるほどそれが意識される。グノーシスが唱える「人間の救済」の理論が今回のテーマである。

2.人間の三元素組成論と人類三階層論 (00:09:04)

プトレマイオスの教説では人間を「霊」「心魂的なもの」「物質/泥的なもの」の三階層に分ける。この思想を解説するとともに、グノーシスがどのように正統派キリスト協会と関わっていたかに触れる。

3.プトレマイオスの神話図と人間の救済 (00:46:25)

プトレマイオスの教説は、人間はプレーローマにいる天使たちと結婚することで救済されるという。彼らの救済の理論について説明する。

4.「新婦の部屋」の儀式 (01:01:24)

プトレマイオスの教説の中で「新婦の部屋」と呼ばれる救済の儀式が最も重要である。この儀式の意味について説明する。

終わり(01:26:24)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「グノーシス」筒井賢治著、講談社選書メチエ
2000万年、200万年、アカモート、アニメ、インド、カースト制、キリスト、シュメール、ソーテール、トマスの福音書、ヒエロス・ガモス、フィリポの福音書、プトレマイオス派、マグダラのマリア、マンガ、ヤルダバオト、井口和基、体交法、偽りの神、天使、山上の垂訓、巫女、悪の世界、情熱、接吻、整形、旧約、映画、模像、正統キリスト教会、片割れ、王、神交法、秘密結社、結婚、至高神、花婿、花嫁、転生、進化段階、霊体、韓国
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2件のコメント

  1. 参考になった(1)

    平気で嘘をつく政治家は信用できないはずですが、現実にはそのような政治家に投票する者が多くいます。普段から自分や他人に嘘をついているので、嘘つきを見分けられなくなっている、あるいは嘘つきを気にしなくなっているのではないでしょうか。

  2. 参考になった(1)
    カタカムナムシ on

    凄くタイムリーでした。
    たまたまアリス・ベイリー著(口述ジュワルクール大師)の「イニシエーション」が手元にあってパラパラと見たらこんな記述がありました。
    以下引用

    多くの場合、イニシエートや大師方は結婚しており、夫、妻、家長として義務を果たしている。しかし、全てが目的と意図によって統御され調整されており、決して熱情や欲望に流される事はない。

    イニシエーション p276 アリス・ベイリー著 より。

    引用終了
    あれっ神智学のハイアラーキーって性を忌避するから結婚しないのでは❓大師方の大半も既婚者ってどういう事❓とビックリしました。
    ジュワルクール大師の主張では性衝動を統御したらアガペーの様な清らかな愛が自ずから生まれるというのですが男女の愛に疎いハイアラーキー達の大半が結婚というのは「嘘くせっ」と感じました。
    しかもDK大師が言うと尚更嘘くさいです。

    グノーシスの救済に婚姻という要素がありそれをハイアラーキー達が尊重しているなら結婚に価値を見出して結婚するかもと思いました。

    しかし、ブラヴァツキーがハイアラーキーになって後に結婚とは考え難いのですが。