宗教学講座 初級コース 第174回 グノーシス:フィリポの福音書

試聴映像

  • 1. テーマ:救済の到達点である"新婦の部屋"について
  • 2. 新婦の部屋:性欲を伴わない結婚
  • 3. グノーシス教徒の世界観と性を伴わない結婚
  • 4. グノーシス教徒の結婚による救済観

映像を観る

時間
103分
価格
文字起こし

概要

今日は「ナグ・ハマディ文書 Ⅱ 福音書」の中のフィリポの福音書から、救済の到達地点である「新婦の部屋」に関係したところを集めて具体的に見ていく。「新婦の部屋」の儀式が実際にどういうものだったのかを推察し、そして最後にせれなさんのブログから、ヴィジョンを紹介する。

目次

1.導入 (00:00:00)

「新婦の部屋」がプトレマイオス派における最も重要な救済の儀式であることは間違いないが、その中身については様々な説がある。まず一般的な「新婦の部屋」についての記述を紹介し、それがどのように考えられているかを知る。

2.肉体的な性交渉に対するグノーシスの立場 (00:12:19)

フィリポの福音書の「主の同伴者はマグダラのマリア」という一節から、短絡的にマグダラをイエスの性交渉の相手だったと論ずる人がいる。しかしグノーシス思想では肉体的な性(セックス)を否定的にとらえており事実とは異なる。ここで霊的な真実について正確に理解できるよう説明する。

3.グノーシスにおける霊的な結婚 (00:28:37)

フィリポの福音書の救済の核心である「新婦の部屋」の儀式の霊的な意味について詳しく説明する。

4.心の平安をもたらす結婚による救済 (01:11:21)

天使との霊的な結婚によって救済され常に心が平安で満たされるようになると、汚れた霊が近づけなくなる。これからの時代、様々なことが起こるかもしれないが、常に心を平安に保ってほしい。

5.「天界の女神との結婚」のヴィジョン (01:25:51)

「新婦の部屋」の具体例をブログ「光の海から」に掲載されているせれなさんのヴィジョンから取り上げる。

終わり(01:43:11)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「ナグ・ハマディ文書 Ⅱ 福音書」岩波書店
アンケート、ウァレンティノス派、エクソシスト、ブラワリー、合気道、塗山氏の娘、大原内親王、婚礼の部屋、平安、性、恐怖、拒絶、聖なる接吻、臨終の儀礼、花婿、花嫁
Share.

About Author

17件のコメント

  1. 参考になった(1)

    今年最初のネット配信を心待ちにしていました。

    そして視聴し終わった時になんとも言えない暖かさと力強さを
    感じました。

    2013年を生き抜くために一番必要なことをお話しくださったことは、神様からのお年玉とうけとめました。
    すべての方、特に結婚されている方は是非ともご覧になるようお勧めいたします。

    2013年最初の素晴らしいお話をありがとうございました。

  2. 参考になった(1)

    すごく良いお話でした。見終わって、幸せを感じています。
    ありがとうございました。

  3. 参考になった(2)
    Tomoko on

    今回も自分に必要な言葉に出会い、心があたたまりました。何度もその言葉を確かめ、理解が深まる度に、静かに深い感動を覚え、心の底から満たされます。ありがとうございます。

  4. 参考になった(1)

    今一番必要なことを教えていただいたように思います。
    ありがとうございました。

  5. 参考になった(1)
    ブルースター on

    どうしても乗り越えられない自分への壁、それを責める心。
    いつもそこに焦点を当て進めないでいました。
    2013年 お正月 今回のお話で「感情を超越する」ことができるように思いました。
    大きな力をいただきました。嬉しいです。
    本当にありがとうございました。

  6. 参考になった(2)

    解脱している方と結婚したら、速やかに解脱するとのこと。天界で内面を磨くよりも、苦しみに満ちた地上で磨く方が、桁違いに早く成長できます。だから、夫婦が天界と地上で離れて暮らしている場合、地上にいる者は、そこで内面を磨き、霊的に高度に進化することで、自分が進化した界層まで天界の伴侶を引き上げ、解脱させることができますね。この意味でも、今地上に生きていることは、絶好のチャンスだと思います。

  7. 参考になった(1)

    この講座の中で、肉体を持った人間同士のカップルが数例挙げられていますが、
    それ以外で以下の例が存在するか質問させていただきます。

    男女とも肉体を持った人間ですが、お互いに知り合いでない、もしくは一方だけが知っている場合で、内側の魂同士が惹かれあって結婚し、夫婦愛を高めているという良い例はあるでしょうか?

    ご回答をいただければ、大変有難いです。

  8. 参考になった(1)

    aimi 様

    ご質問の件、竹下氏より回答をいただきました。
    今後共宜しくお願いを申し上げます。(シャンティ・フーラ)

    ――――――――――――――――――――――――――――――
    良い例は知りません。
    私が知っている例では、福岡に住む女性とある作詞家の男性が、霊的な結婚をしたケースがあります。私が二人の間に入り、女性に男性の想いを伝え、その後結ばれたようです。
    このケースは、男性の作詞家が天界の私の生徒であったため、このように私が女性に何が起こっているかを伝えることが出来た珍しいケースです。ただ作詞家の男性の方は、肉体の意識レベルでは、自分に何が起こっているかは、わからないでしょう。
    二人とも死後にすべてを了解するだろうと思います。
    この二人のケースは非常に稀なもので、通常は講義で述べたように、不倫か、あるいは強姦に至るケースがほとんどで、現在はこのような輩はすでに魂はありません。

    (竹下 雅敏)

  9. 参考になった(1)

    良いケースは、非常に稀なのですね。

    竹下先生、早速お教えくださって、本当に有難うございました。

  10. 参考になった(2)

    グノーシスすげええ と思いました。 一応霊的な真実はかなり理解しているんですね。。
    虚構もかなりありますが、流石だと思いました。
    前回あたりで竹下先生がおっしゃってましたが、チャネリング本などとは格が違うと思いました。
    (シャンティフーラで動画を見る前に、2~3ヶ月ほどチャネリング本を読んでた時期があったので・・)

    最後の方、とても感動的な話でした。
    ブーメラン攻撃ってそういうことだったんですね。
    自分の働きかけ方の誤りに気づきました。

    この前、斎藤一人さんの本に「困ったことは起こらない」と太字で書かれてたのを思い出し、おおおっとなりました。

  11. 参考になった(1)

    ガヤトリーマントラについて知りたかったことがこの回にありました。
    一度視聴して、もう一度聴きたいと思っていたのですが、
    再確認できてよかったです。

  12. 参考になった(5)

    心がネガティブなときにガヤトリーマントラに唱えているときもし私の本当の願望がネガティブなものだったらどうしようみたいな考えが浮かんでいる来る事があるのですが(例えば地球を破壊したいとか、さっさと消滅して楽になりたいなど)、人間は本当の願望はみんな綺麗なものなのでしょうか?それともそういう願いを持っていてもネガティブなものがだんだんポジティブに、愛や幸福を求めていくように作用するのでしょうか?

  13. 参考になった(5)

    匿名 様

    竹下氏より下記の回答をいただきました。
    今後共宜しくお願いを申し上げます。(シャンティ・フーラ)
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    ガヤトリーマントラの場合、ネガティブな願望は作用しません。女神のところへ届かないからです。

    過去においては、ネガティブな願いは悪霊や覚者が反応していたので大変でした。
    例えば、偽ユダヤ人が「敵を戦車の車輪の下に敷き、敵を殲滅して下さい」などの祈りは覚者が喜んで聞き、せっせとNWO(新世界秩序)の推進のための謀略を練る、というような事があったわけです。今はこの手の連中は消えましたので安心して下さい。

    (竹下雅敏)

  14. 参考になった(2)

    回答ありがとうございます 少し安心できました
    あとは自分が本心からポジティブな願いを持つように努力します
    (できれば正しく生きたいとか愛や徳目を高いレベルで体現したいとかだったらいいんですが)

  15. 参考になった(4)

    「心の平安」で検索して、たどり着いた講話。。。
    「あ〜なんてシンプルなことなんだぁ!」って気づきました。
    何度も、目にしていても『頭だけで理解したつもり』で止まっていて、本当のほんとに府に落ちていないから何度もひっかかっちゃうんだなぁ。。。って解りました。

    中西征子様のイラストの神々様方のお言葉の数々。。。全託することの大切さに、しみじみ思いが至るお話でした。
     
    講話の後半の「心の平安」に関する内容をメモして何度も見返したいと思います。
    「観る」「聞く」「書く」「瞑想(内観する)」自分は、この4つをすることでより深く気づけるようになることに、今さらながら思い至りました(^^;)
    バランスよく行って、いつも幸せを感じられるように「へ〜んしん♪」していきたいです。

  16. 参考になった(0)

    ホンワカした講義でした。( ´ ▽ ` )ノ

    霊的結婚に関して、絵が出ていましたが、やはり文字よりも格段に絵は分かりやすいですね。もっとも、竹下先生のお話がなければ、チンプンカンプンで、ただ、あ〜キレイな絵ね、で終わってしまいますが。^_^;
    後ろを振り向いている天使〈清貧〉の姿が可愛らしい。(*^_^*)

    ガヤトリーマントラは、本人が本当に願っていることをかなえてくれるマントラであることが、詳しく語られていました。
    何年間も疑問に思っていたことが、あっと言う間に解決され、アレレ〜って感じでした。^_^;

    また、エネルギー的なお話云々がでていましたが、私もエネルギー的なお話が増えると嬉しいです。

  17. 参考になった(1)

    最近の若い世代の間では反出生主義というのが流行ってきているように感じます。これはネガティブな意味で出産を否定するというものです。貧困だったり、両親の不仲を見て自分が正しく子供を育てられるか不安になったり、こんな汚れた世界に子供を産むのはかわいそうだ!などなど流行る原因は様々だと思うのですが、竹下先生の講義を見てある意味この主義が流行るのはいいことだなと感じてきました。

    この主義が流行るということは、それだけ夫婦や子供に対して意識が向いてるからです
    反出生主義をネガティブにとらえずポジティブにとらえられる人が増えればいいなと思います。