試聴映像
- 1. テーマ:グノーシスの思想
- 2. グノーシスが信奉するプレーローマ
- 3. 宗教宗派で異なる"救済者"
- 4. プトレマイオスの教説(宇宙の創造神話)
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概要
今日からグノーシスの神話に入っていく。これまで秘密結社の思想などを見てきて、2世紀頃エッセネ派を母体とするキリスト教以外の宗派があったことが分かったと思う。異なる文化が混交した様々な思想があり、グノーシスも本来はキリスト教とは無関係だったのが、イエスを救世主とする派もできた。今回からしばらく、グノーシスが大雑把に言ってどんな思想かを見ていく。
目次
1.導入 (00:00:00)
グノーシス思想にはいろいろな価値観があるが、物質世界を悪とし、それを創造した旧約の神を偽りの神とする考え方をしている派がある。今回からグノーシスが大雑把に言ってどんな思想かを見ていく。
2.グノーシスの宇宙創造神話 (00:10:39)
グノーシス思想では、物質世界は悪の世界であり、上位世界プレーローマに帰ることを救済とする。まずグノーシスの世界観と宇宙創成神話をざっと見ていく。
3.プトレマイオスの教説 (00:51:20)
ここから次回に渡って、プトレマイオスの教説を見ていく。プレーローマは、至高神から神々が「流出」することで形成されたとグノーシスはいう。彼らの描く宇宙の構成図を過去に講座で伝えてきた仏教的世界観の界層図を当てはめることで、グノーシスが対象としている宇宙の位置が明らかとなる。
終わり(01:26:47)
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参考文献
- 「グノーシス」筒井賢治著、講談社選書メチエ
- 「ナグ・ハマディ文書1 救済神話」荒井献/小林稔/大貫隆訳、 岩波書店
9件のコメント
どうしても竹下先生の寝癖が気になって仕方がありません。花の例えが、凄くよく解かります。20代半ばの頃、外回り営業の途中に公園のベンチで一休みしていたときに、ある一匹のアリに目がとまり、自分がアリを見下ろしている様に神がこの世を自分のように見て、愚かなことをしているナと、俯瞰してみているのではないか、さらにそれをまた見下ろしているモノがその上に際限なく続いているのが、この世界の仕組みではないかと(あー説明が長い)、同行していた先輩にふとつぶやいたとき、(面白い見方をする)変な奴だと思われた事を思い出しました。その先輩に久しぶりに連絡をとってみたいと思いました。
花の例え、素晴らしかったです!
確かにそんな気がします!
多くの人がこういったことに意識を向けて、私たちが住む宇宙の真実真理が解明されて皆でそれを共有できると本当に豊かな世界になるような気がします。
キリスト教神学は、グノーシスに対抗する為だったんですね。
だから意味不明なんだなあと納得です。
先生の解説がなかったら、プレーローマの説明も、グノーシス的宇宙観も、ただの迷信として通り過ぎたでしょう。そんなところにも真理が隠れているとは意外でした。
「ウロボロス」の意味も、やっとわかりました。
ホントに勉強になります。
私は8年ほど前、プラトンが『国家』第10巻で輪廻転生を説いているのを知り驚きました。西洋哲学の源流とされるプラトン哲学が東洋的死生観を内包していたとは!私は輪廻転生が実感としてわかるし、イアン・スティーヴンソン博士などの研究を知っているので、西洋のキリスト教的死生観にずっと違和感を感じてきました。私にとって、プラトンやその師のソクラテスは同志のような存在です。
~さえしていれば、救われる。それは甘い考えだと分かりました。
寝癖なのか アンテナなのか。
グノーシス、もう一度、学ばせてもらっています。
心が清らかではないと救われない、どんな神話を創っても、信仰をしていても、、、ウロボロス(へび)はサタンだったのですね。
それを生んだのはソフィアで、アルコーンを創り出し地球という牢獄に閉じ込めた。天使の誘惑とサタンを打ち破らないと楽園へ行けないとはすごい神話体系を創り出した〜と思いました。
お話を聞いてるうちに、テーブルに置いてあるシクラメンの中に「シュワッチ」と、飛び込むポーズをとってしまいました。素晴らしいお話でした。12星座の所では「私は○○座」と思いましたら、「ズシッ」と、身体に感じる所があったりと、少しずつですが、何やら身についてきたものがあるぞと、喜んでます。毎日の楽しみでもある、「新着コメントコーナー」では得るものが大きいです。
めいこちゃん様、ありがとうございました。
再度、拝見しました。
面白かったです。
星座占いとかポロスコープ、土星がどこに入ったとか木星の動きがどうとかいう占星術は結局、太陽系の星の巡りに支配されてそこから抜け出すことができないのでは?と、思ってしまいました。
ありがとうございました。
あ、チワさま、コメントをいただいていたのですね!
ありがとうございました!