皆様、いかがお過ごしでしょうか?
3月の過ぎるのが何と早いことでしょう!
また、年を経るのも何と早いものかと感じるこの頃です。
先日、私は近くの小学校の閉校記念行事に来賓として招待され、参加してきました。
5,6年生の和太鼓の指導に関わって十数年、息子の入学時からだと22年の間、小学校の様子を見守ったことになります。
どの教員の方も、異動の際にこんなにいい小学校から去りたくないと大変残念がるという、本当にいい小学校でした。
私は、小学校の教員養成課程の受験に失敗して今に至っています。若い頃、子どもなんて好きではないと思っていたのですが、子育てをして、そして小学生に関わってみて、“本当に子どもは可愛い”と思えるようになった自分がいました。素直、ひたむき、向上心…大人が忘れかけたものをいっぱい持っている宝物のような存在です。
私に出来たことは、1人1人をちゃんと見るように努めたことくらいです。きちんと接してもらっているという感覚があるだけで、子どもたちの集中力が増し、やる気も増す。そしてもっといい演奏になるための努力を自ら払ってどんどん変わっていく、という得難い体験を、毎年させていただきました。
私がエレクトーンを習っていた時の指導者のドラム奏者だった先生が、20年後に再会した時、“きちんとやる”ことの大切さと、“音楽は楽しい人がしなければいけない”と私に教えてくれました。私が子供たちに伝えたかったのは、そのこと。音楽は周りへの配慮なしには成り立ちませんし、相互の理解も大切です。そうしたきちんとした関りが出来ると、人は自分の評価が上がり、自己表現も自由になるのだろうと思うのです。
小さい学校の方が、教員の目が行き届いたいい教育が出来るのかも知れません。時の流れに従って、学校運営のために小学校が合併せざるを得ないという田舎の実情も理解しつつ、これから育つ若い命が幸せに健康であるように願うばかりでした。
【芝桜】
近所の子供さんが、芝桜の花を摘み取ってプレゼントしてくれました。
すくすく育って欲しいな、と思う一瞬でした。
【つくしんぼ】
土地が肥えてくると姿を見せなくなるのがスギナです。今年はなぜか多くのツクシを見かけました。植物の植生と土地の状態の関りが理解できると面白いのだろうと思います。
【キャベツ】
昨年秋にキャベツの苗を植えてもらったのですが、こんな風に育ちました。
雑草に囲まれて、ほとんど虫に食われず、綺麗に育ちました。奇跡のように思っております。
雑草を敵にせず、味方にすることで土が肥えて、少しの肥料でここまで育つ!
私たちが夢見る自然農法での野菜作りができる日が来るのか来ないのか…、パソコン仕事がメインの私たちの重い腰が軽くなる日が来るのか来ないのか…。
食料自給などは今のところ程遠い夢に終わっているのですが、自然の豊かさを実感できたキャベツでした。
【今日の情報】
私が馬を好きなのをご存じの方も多いと思うのですが、素敵な野生馬さんたちのお話をご紹介します。
春は別れの季節でもあります。お互いの幸せを願える、そんな関係でありたいです。
パータ こと 泰子