【映像時間】
92分[525円]
【内容の一部紹介】
経済が根本的にきちんと分かっている人といえば、ビル・トッテンさん(ソフトウェア会社経営者)、リチャード・ヴェルナーさん(経済学者)、丹羽春喜教授(経済学者)。中でもヴェルナーさんは経済学を完成させてしまったと思えるぐらい高く評価している人で、100年に一人の経済の天才ではないかと思います。
サーカーの思想「資本主義を超えて」〔新時代を拓く進歩的活用理論(プラウト)〕(ダダ・マヘシュヴァラナンダ著、世界思想社)は非常に重要な本です。
【目次および内容の一部】
1.基本的な必要物(09:07)
「基本的な必要物を保障することは、経済の第一の役割であり任務であるべきである。」p58
・ベーシック・インカム(Bi)は全国民に生活費を支給する考えだが、これを今実施すると離婚が増えるだけ。ニートにお金を出すのか。9割の人が働かなくなる。生活費の支給より雇用の確保が重要。(13:58)
・豊かな社会は作れる。奈良時代やヨーロッパの昼寝の文化。3時に仕事から帰れば、自分の才能を磨く時間ができる。(33:50)
2.地域的自給と剰余の生産物(38:43)
食糧とエネルギーの地域的自給ができると世界の混乱は関係なくなる。個人、家族の自給から、仲間、地域、県へと広げていく。
・農業が大事。外国人所有の農業法人が輸出用作物を作るのは論外。モノカルチャー政策により国は極貧となる。食糧で搾取される。日本・欧米・G7が貧しい人たちにしてきたことに自分たちは荷担してきた。(45:56)
3.仕事の動機(54:23)
「人間が意欲的に働こうとするのには、多くの理由がある。収入はその理由の一つにすぎない。…」p71-72
4.良好な仕事環境(1:03:31)
・星野リゾート社長の星野佳路(ほしのよしはる)氏の考え方は「社員は財産。社長が考えるのは社員の仕事環境のこと。社員の自主性を尊重する」。これが経営の王道で、社員と対等の目線で配慮する。
5.公正な分配(1:13:12)
・仕事の質が違っているのに同一給与はおかしい。同じ時間でもすばらしいものを作っているなら高い賃金でいい。自己実現的な人がそういう人(1:16:14)
・最低賃金と最高賃金の差は10倍〜100倍になるだろう。戦争をするお金がなくなるから、戦争はなくなる。プラウトに同意するかどうかだけにかかっている。(1:17:35)
※紹介しているのは一部です。この他にも数多くの講話・余談が含まれています。