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前回は、用語や概念を詳解しながらスタンザIを読み解いた。今回はIIの分化の概念を、サーンキヤ哲学やフトマニ図で読み解き、さらにフラクタルの概念や現代宇宙論を用いて説明する。また、今回解説した用語の概念を、以前取り上げた別のスタンザでの解説と対照し確認することで、哲学的概念として成立させる。
前回、前々回でスタンザIとIIを読み解き、シークレット・ドクトリンの基礎的な用語の概念を説明した。今回は「コスモスの目覚め」という所で、本格的な内容に入っていく。神智学の哲学が流出論であることを考慮に入れスタンザを読み解くと、神智学の世界観を表した図表(「宇宙の物質的次元の7界と49亜界」)ともぴったりと符合する。
前半で読み解いたスタンザIII-1〜4を、後半では植物の胚珠や鶏卵の構造を概念化し、流出論も総合して解釈する。また、マヌ法典が引用されているⅥ-1、III-8のブラヴァッキーの解説文を読み解く。インドの神話やヒンドゥー教の宇宙論を理解した上で見直すと、スタンザの支離滅裂さが浮き彫りになる。
シークレット・ドクトリンのスタンザを読み解いている中で、前回は、宇宙が発生する前の状態から宇宙が押し出されていく部分を詳しく解説した。今回は、寄り道にはなるが、現代の宇宙論を見ていく。神智学が高い次元を含めた宇宙論であるのに対し、三次元の物質的次元の宇宙論ではあるが、神智学に関連した興味深い気づきがある。
今回から、途中になってた『シークレット・ドクトリン』の第Ⅲ節からもう一度始める。1年半ぐらい時間が空いたため、中断する前の講義で、だいたいどんなことを解説していたかというところから復習をし、神智学の世界観を確認しながら、続きを始めたい。
今回から、これまで説明していないスタンザについて解説していく。スタンザには、どんどん下の界層(次元)に向かって宇宙が創生されていく様子が描写されている。ここでは、まだ完全に分化していない一つの塊の状態から、“トンネル効果”で宇宙が生まれ、そこから分化が進んでコーザル界が出現し、“宇宙の晴れ上がり”が起こるところまでを解説する。
今回は、スタンザⅢ-8から最後のⅢ-12までを説明する。するとスタンザⅢ全体の流れが、3.9次元から3.5次元の上位メンタル界までを、上の界層から順番に説明している様子を理解することができる。実は秘教の哲学では、まず渾然一体の中から神々が流出し、そして人間を生み出し、神々と人間が共同作業で宇宙を造り出していく様子が描かれている。この進化論とは逆の世界観を、宗教ではなく世界観のパラダイムシフトの機会と捉え、スタンザを学んでもらえればいいと思う。
スタンザⅣについての講義に入る前に、もう一度復習を兼ね、今回と次回でこれまでのⅠ〜Ⅲのスタンザを、一通り見ることにする。そうすることで、スタンザの全体の流れについて理解を深めることができる。また、これまでの解釈が一貫していて、筋の通ったものになっていることも理解できるはずである。
今回も、スタンザの全体の流れについて、前回の続きからざっと通して解説する。そして、全体の流れを理解した後、宇宙の創造をめぐる最も進んだ理論が表現されているリグ・ヴェーダの賛歌を取り上げ、これを解釈する。スタンザを理解した後であれば、非常に簡単に読み解くことができる。そして、宇宙創造における基本的な構造を理解する。
天界はフトマニ図に基づいて統治されている。このフトマニ図に関する知識を前提としてスタンザを読むと、実はハイアラーキーが、フトマニ図の構造で統治されていることが簡単に解明できる。スタンザは、ハイアラーキーたちが自分たちを権威付けするために、宇宙の創造論に重ね合わせて記述したものに過ぎないのである。
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