宗教学講座 中級コース 第43回 シークレット・ドクトリン(ナーサディーヤ賛歌:後半)

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  • 1. スタンザⅢに描写されている宇宙の創造の様子
  • 2. コーザル体の内部構造
  • 3. ナーサディーヤ賛歌の宇宙創造

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概要

今回も、スタンザの全体の流れについて、前回の続きからざっと通して解説する。そして、全体の流れを理解した後、宇宙の創造をめぐる最も進んだ理論が表現されているリグ・ヴェーダの賛歌を取り上げ、これを解釈する。スタンザを理解した後であれば、非常に簡単に読み解くことができる。そして、宇宙創造における基本的な構造を理解する。

映像編集者のオススメポイント

  • ナーサディーヤ賛歌って何?と思われる方も多いのではないでしょうか。私の頭をよぎったのは、愛の賛歌ではなく、リグ・ヴェーダの宇宙創造の詩を竹下先生が丁寧に解説します。哲学の元が分かったような気がする…。 (ミルキーユ)

  • 講義の最後で取り上げるリグ・ヴェーダの讃歌には、宇宙の創造をめぐる最も進んだ理論が描写されているのだとか。とてもシンプルな表現で宇宙創造の基本構造が謳われてるので、『シークレット・ドクトリン』の宇宙創造の様子を理解するのにとても役に立ちます。 (ともパパ)

目次

1.スタンザⅡ-1〜Ⅲ-7までの全体の流れ (00:00:00)

スタンザⅡの全体の流れを説明した後、最初のクライマックスに相当するⅢの説明に入る。スタンザⅢでは、《世界卵》が生まれ、成長していく様子が描写されている。その描写は、まさしく現代宇宙論に共通するものである。

2.スタンザⅢ-8〜12:コーザル界の宇宙とコーザル体の内部構造 (00:19:33)

ここでは、まず、スワミ・ヨーゲシヴァラナンダの『魂の科学』の挿絵を使い、コーザル体の内部構造について解説する。次に、この理解を元に、一見、支離滅裂なスタンザⅢ-8を解釈する。

3.リグ・ヴェーダの賛歌に見られる3つの宇宙創造の方法 (00:35:37)

ここでは、リグ・ヴェーダの賛歌における宇宙創造の方法に関する文献を取り上げる。それは、「創造をめぐる最も進んだ理論」とされているものである。実は、この理論を徹底的に詳述しているのが『シークレット・ドクトリン』である。

終わり(00:59:22)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

ヒラニヤガルパ(黄金の胎児),マヌ,ハリヴァンシャ,プラーナ,黄金の胚芽、フォーハット,《自存の主》、光なき海,彼の唯一者、愛(欲望・意欲),心,種子、網,七元素とその各々を監督する七大天使たち,《大いなる日》,分解溶融,アイオーン,七重の衣、至高の霊魂
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3件のコメント

  1. 参考になった(1)

    神が分化して自らの中に宇宙を創造したという一元論と、神が永遠に実在する物質に働きかけて宇宙を創造したという二元論がフラクタル的に統合されていますね。

  2. 参考になった(1)

    ナーサディーヤ賛歌は宇宙創造の方法を語っている一方で、
    これを知るものは、誰なのか?などという問いかけもしてる。

    問いかけることで、謎解きをさせる匿名Qみたい。

    ナーサディーヤ賛歌の作者は誰なのか、
    いろいろ気になることがありますが、
    美しい詩はこのまま素直に味わうほうがいいのかな。

  3. 参考になった(0)

    ある宗教の教理に重なる(言葉ではなく、意味)部分を感じて、思わず何度も繰り返して、聴いてました。今後の展開が、楽しみです。