映像配信のご案内はこちら
古代哲学史の最後にプロティノスを取り上げる。プロティノスの哲学は、プラトン哲学を真直ぐ理解して哲学を展開したものである。これまで解説してきたミトラ教やヘルメス主義、カルデア神学等とは思想の形態が異なるが、この流れの中にプロティノスを位置づけて説明をする。また、現代の哲学者には、こうした流れのバックボーンであるミトラ教の知識がないため、不完全な理解となっている部分を補って解説する。今回と次回で根幹の一番骨太の部分を解説するが、今回はまずプロティノスの人物像を中心に説明する。
ストア派は、霊的な世界のものも含め、すべて物質から出来ているとする唯物論だが、その哲学は現代の物理学者が目指すべき方向性を持った、非常に優れた究極的な唯物論だと言える。今回はストア派が研究したとされる自然学、論理学、倫理学を丁寧に読み解き、この素晴らしい思想に触れるとともに後の哲学の理解のための重要な基礎を押さえる。
前回でプラトンが終わり、今回1回だけアリストテレスを解説する。プラトンの思想とは対極にあるアリストテレスの思想を見ていくと、人類がその思想を選択した結果どうなってしまったかが理解できるであろう。アリストテレスの間違いを検証しながら、プラトンの思想とも比較しその世界観を読み解く。
前回はプラトンのイデアについて解説をした。引き続き、藤沢令夫氏の「プラトンの哲学」という本から講義を続けるが、本の中で藤沢氏は通俗的なプラトン理解というものを批判している。この批判は正しいものであり、プラトンの哲学は、2000年以上経っても基本的な枠組みに間違った部分がなく、一番最初に人類が手にした哲学であるにもかかわらずその完成度は驚愕すべきものがある。無視されてきた霊的世界の視点も踏まえ、真のプラトン哲学を読み解く。
前回は、哲学的に非常に難しい部分を含む、宇宙が造られる様子を説明した。今回は人間が創造されるという所を見ていく。宇宙が創造され、植物、動物が創造される様を見てきて、そして今回、人間がどこで生まれてどういう風に地上存在に転落していったかという非常に印象的な部分に入るのだが、ここの部分があるからこそ、いかにして天上の世界に帰るかという救済についての世界観に繋がるのである。
今日は「ナグ・ハマディ文書 Ⅱ 福音書」の中のフィリポの福音書から、救済の到達地点である「新婦の部屋」に関係したところを集めて具体的に見ていく。「新婦の部屋」の儀式が実際にどういうものだったのかを推察し、そして最後にせれなさんのブログから、ヴィジョンを紹介する。
今日からグノーシスの神話に入っていく。これまで秘密結社の思想などを見てきて、2世紀頃エッセネ派を母体とするキリスト教以外の宗派があったことが分かったと思う。異なる文化が混交した様々な思想があり、グノーシスも本来はキリスト教とは無関係だったのが、イエスを救世主とする派もできた。今回からしばらく、グノーシスが大雑把に言ってどんな思想かを見ていく。
前回は洗礼の前後について説明した。イエスは洗礼の後、伝道活動を始める。イエスの教えで最も重要なのは福音書に書かれた「山上の垂訓」である。イエスの語ったこの教えは非常に優れた普遍的な教えである。しかし、後世ローマカトリックによって都合の良い内容が膨大に付け加えられており、そのことも合わせて説明する。
後半第1部は「慈悲喜捨の教え」を紹介する。この世で心を平安に保ち正しく生きるために必要な、人々との付き合い方・物の考え方について。第2部は、波動や徳目を引き上げる具体的な技術。また、16項目の徳目やカルマについて、話をする。
幸福になれるか、なれないか。この2つに分かれる、ものの考え方・生き方について、夫婦関係を中心とした話をする。
シャンティ・フーラ 映像配信
絞り込み検索や並べ替えができます。