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- 時間
- 78分
- 価格
- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
ダン・ブラウン著「ダ・ヴィンチ・コード」の上下巻の情報だけでは、ダ・ヴィンチのメッセージを読み解くことが出来ない。いくつかの要素はあるが、もっとも重要なピースが抜けているのだ。後半では、ジグソーパズルの残りの足らないピースを集めてきた。そして全体をはめ込んで、「こう見て下さい」という見方を提示して初めて、絵が浮かび上がってくるという構成で話をしていく。
目次
1.講義の流れと構成について (00:00:05)
後半の講義の流れと構成について説明する。
2.マニ教を母体にした各宗派の違い (00:01:17)
「岩窟の聖母」に描かれているシンボルについて、研究者の多くは、底の浅い稚拙な解釈をする。それは秘教の理解がないためである。秘教を理解するには、マニ教について知っておかなければならない。これを母体に、シオン修道会を始め、いくつかの宗教団体が派生していく。その中でも特に謎の多い、カタリ派とテンプル騎士団であるが、よく似た思想的背景を持つ、この二つの宗派には、決定的に違う点がある。そして、シオン修道会と、これら二つの宗派との関わりについて。
3.ミトラ教の歴史とマニ教を経た現代までの秘教の流れ (00:21:59)
マニ教は、ミトラ教を母体として、周辺のあらゆる宗教を取り込み作られている。その根本教義であるミトラ教とは、どのような宗教だったのか。その起原と、世界への拡がり、そして現代までの流れについて解説する。そうしていくつかに枝分かれした秘教の流れは、ヨーロッパにおいては、かろうじてシオン修道会の中に引き継がれることになる。
4.聖婚儀礼の伝承 (00:39:11)
キリスト教カトリックが普及する以前、古代聖婚儀礼は、世界の各文明において広く行われていた。それを理解すれば、ベタニアのマリアがイエスに施した塗油の謎が明らかとなる。そのことを踏まえ、モナリザを見ると、驚くべき事実が見えてくる。
5.古代グノーシスと聖婚(ヒエロス・ガモス) (00:56:51)
フィリポの福音書の中に書かれた、聖婚にまつわる記述について解説する。それによって、何故ダ・ヴィンチが棘の冠を被った自画像を描いたのかが明確に理解できる。キリスト教カトリックとは相容れずに弾圧された、グノーシス派の思想とは、どのようなものだったのか。
6.ダ・ヴィンチが絵で隠し伝えたメッセージ (01:09:26)
ここまでで、全てのジグソーパズルのピースが揃った。ダ・ヴィンチが絵に込めた聖婚にまつわるメッセージが明らかとなる。
終わり(01:18:54)
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参考文献
- 「ダ・ヴィンチ・コード(上)」ダン・ブラウン著、角川書店
- 「ダ・ヴィンチ・コード(下)」ダン・ブラウン著、角川書店
- 「ダ・ヴィンチ・コードの真実」、ダン・バースタイン著、竹書房
- 「レンヌ=ル=シャトーの謎」、M・ベイジェント、R・リー、H・リンカーン著、柏書房
- 「東方三博士の礼拝」フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵
- 「マグダラとヨハネのミステリー」、リン・ピクネット&クライブ・プリンス著、三交社
- 「ミトラ神学」、東條真人著、国書刊行会
- 「シークレット・ドクトリンを読む」、東條真人著、出帆新社
- 「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチ、パリ、ルーヴル美術館蔵
- 「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチ、ロンドン、ナショナルギャラリー蔵
- フィリポの福音書
- 「完全なる結婚」、サマエル・アウン・ベオール著、ノーシス書院
- 「週刊美術館レオナルド・ダ・ヴィンチ」小学館
- 「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院
6件のコメント
イエスの足への塗油、古代の聖婚儀礼、錬金術、フィリポの福音書が見事につながり、それらの意味することがダ・ヴィンチの絵の中に幾重にも描かれていることに驚きました。
以前にダビンチコードを映画でだけどみたことがあるのと
海外旅行が好きでモナリザの絵や最後の晩餐等、
ダビンチの絵はたくさん本物を
見たことがあり興味があり視聴しました!
本物を直接見た当時は無知ゆえに
見過ごしていてた個所がたくさんあったんだなぁ~と!笑
これを見てから本物の絵を見たかった!!!
っと悔やむくらいに絵に隠された秘密についていろいろ学ぶことができました!!
絵に隠された秘密の意味は驚くべきことがたくさんで
それまでにもかじった程度ですがヨーロッパの歴史の本が好きなので
断片的に持っていた知識やあれは何のためにしていたんだろう?
って疑問に思っていた行動や行為等が今回ののお話を聞くことによって頭の中でつながり
あれはそうゆう意味だったんだぁ~って ハッ!!
とさせられるものがありました!解説もとてもわかりやすいです!!
また聖婚の意味も深くしることができ、そうゆう意味だったんだぁ~と漠然と
見ていましたが、夜寝る前に、なんだかこの真実を知れたことが
心の底からうれしく思え自信を取り戻せたというかなんというか。。。
なぜだか涙があふれてきました!
本当に見てよかったです!ありがとうございました!
これからも少しづつ学んでいきたいと思います!
いくつにも枝分かれし、ホワイトボードいっぱいに展開されていく宗教(密教)の流れ、系図には息を呑むものがありました。
講義の流れの中で明かされていく、ダ・ヴィンチの思想的背景を知れば知るほど、浮き上がってくる絵画の「謎」の答え。絶妙なテンポと解説で展開されるその様は、まるで一つの推理小説を見ているようです。
山を登っていくように、最後のピースがはめられて、その頂から見えてくるものは…。
これがもしも美術史や宗教学の試験に出たら、とてもいい点が取れるだろうに…と思いました。
20年位前に本物の「モナリザ」を観に行きました。せっかく本物を観るならと当時モナリザの秘密に関する本を数冊読みましたが、どれも難しく面白くもない内容だったので次第にモナリザに対する興味まで失せてしまい、本物を観たさいには「ふ~ん」と通り過ぎただけ、岩窟の聖母に関しては観た記憶すら無いしまつ。しみじみと誰にどう教わるかで興味や好奇心を伸ばせるか大きく差が出るな~と思ってしまいました。
結局前半と立て続けにみてしまいました!岩窟の聖母の鮮やかすぎる推理には、驚きました。
ダ・ヴィンチは、こういう思想の持ち主だったのですね。三種じゃないのにかなりのメリベの私には秘教の流れの説明文をなんとか理解できました。難しいのに面白くて必死で脳味噌回転させようとしました!暗号の解き方、秘め方どちらも賢すぎてなんか超越してるかも。世の中すごい人がいるもんだなー。先生の解説がほんとに歴史サスペンス観てるような臨場感あふれてて、自分の中に新たな世界が一つ開けたようなそんな抗議でした(≧∇≦)b
心情的に。絵を正確にわかってくれる人がいて、ダビンチさんきっと、「うれしかったろうな~」と感じました。それに、まだまだ先がありそうだし、知りたいし、ウキウキしてます。たくさん学べるこの幸せ♡、精神年齢17歳!、学ばなきゃいけない事一杯です。夏バテ解消です。