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概要
前回より斎藤学さんの『「夫婦」という幻想』という本から引用し説明をしている。現在、”家族”の関係が急激に変化、崩壊している。霊的次元の世界観を含め、家族・夫婦のあり方について考える。
目次
1.現代人の結婚観 (00:00:00)
明確な結婚観を持たないことが、この世の混乱を招いている。現代人の結婚観はテレビや映画の影響を強く受け、翻弄されている。一方、「結婚とはこうあるべき」というこだわりや観念に囚われ、その結婚は不寛容でトラブルに満ちている。実は、夫(妻)との間ににどんな問題やトラブルがあっても、夫婦とは必ず釣り合っているものなのである。
2.近代における家族形態の変遷 (00:16:12)
明治時代から現代までの家族観の成り立ちについて見ていく。江戸時代以前の女性の社会的立場を考えれば、明治の女性がなぜ、専業主婦に憧れたのかがわかる。そして戦後、家族形態の更なる急激な変化とは。
3.核家族世代の弊害 (00:24:39)
団地に住む核家族が登場する頃、教育が重視され始めた。親が期待をかけ続け、ずっと“いい子”を演じてきた子供は非常にもろくなり、引きこもりになるケースが増えている。多くの人は一体何のために大学に行き、勉強するのか。“勉強ができる”という表面的な頭の良さではない、本当の賢さとは何か。
4.郊外文化の発達と国家の戦略 (00:41:14)
団塊の世代が経済・社会に与えてきた影響は非常に大きい。この世代が社会に出ると、人口は地方都市に集まり、郊外文化が発達していった。その背後には「マイホーム政策」という国家戦略が存在する。仕事(経済)を優先したことで生まれた「何も生み出さない郊外文化」と、それが抱える“孤独”という問題の関係、その解決法を考える。
5.根本的に見直すべき社会システム (01:01:10)
都市においては、家賃が高すぎることでパラサイトシングルや二世帯住宅が増加した。都市集中型社会で土地の値段が上がれば、得をするのは金融村の人間である。現在、こういった経済システムのあり方は、根本の部分で議論するべき時代が来ている。
6.形態に縛られない結婚 (01:15:41)
恋人同士の時には全く出てこなかった義務や権利の問題が、婚姻と同時に降り掛かってくる。「婚姻は制度だから、本来セックスとは何の関係もない」というのが斎藤さんの立場だ。時代により変化していく婚姻形態の是非について問いかけ、幸せな結婚は形式に縛られない所にもあるとする。
終わり(01:26:24)
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参考文献
- 『「夫婦」という幻想』斎藤学著、祥伝社
3件のコメント
孤独とボケの相関性、考えさせられました。
講義に出てくる「貞操観念」が何を意味しているのかはっきりしません。結婚相手以外とは性的関係を持たないという考えのことでしょうか?もしそうなら、夫が浮気をしても、性的関係を持たなければ、その夫には貞操観念がないとは言えませんね。「貞操観念」をきちんと定義してほしいです。
自分に責任があるのに、責任転移しては解決にならない、の文がゴーンと響きました
落ちて落ちて、考えて考えて、悔いてく悔いて、それでも変わらぬように感じられるとき、或いは変化を許されていないと解釈するとき、ブレーキを踏みながら生きている、呼吸もままならぬ状況の中、深い感謝が湧いてくるならば、楽になる!っていう気がします。心が綺麗になれば、自然と起こることでしょう。神と繋がっていないなら、せめて波動を落とさないようにすること。まずは自暴自棄にならないこと
気づかせてくださって、ありがとうございます
後記:マントラの紙をもって買い物へでました。なぜか、私が夫と同じレベルだということ、そして彼が私の鏡だということを認める心が沸きました。うそ、という気持ちとともに、まずは耳を塞いでいました。死ぬまで認めたくなかったのに、と誰かが言ってる様でした。帰り道、挙がっている両手と腕と、下に横たわる茶色い銃のようなイメージが見えました。長年の緊張が雫に溶けだしてゆきました。いつの間にか、出会った日、、、などを、思い出していました。
遠い道は自分への中への道。暗い場所は近いのに見えない自分の中。annie