宗教学講座 初級コース 第50回 ヒンドゥー教(バガヴァッド・ギーター: 第十三章〜第十五章)

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70分
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概要

今回は、バガヴァッド・ギーター(以下ギータ-と略記)の少し哲学的な部分である13~15章を説明するが、言葉遣いが支離滅裂で、善意に解釈すれば成立しなくもないという程度のものである。ヒンドゥー哲学は非常に稚拙であり、より精密な理論は、恐らく上級で説明できると思う。

目次

1.本講の注意点 (00:00:00)

ブラフマンという言葉の意味は使い手によって異なり、ギーターのブラフマンは、以前、私(竹下氏)が界層図で定義した意識とは別ものであることに注意が必要。

2.引き継がれたサーンキヤ理論の誤り (00:04:40)

以前、「プルシャとプラクリティを峻別すると解脱する」というサーンキヤの理論が誤りであることを説明したが、ギーターはこの誤りを引き継いでいる。また、「プルシャは不変であり、汚されない」という教えの間違いを説明する。

3.ギーターが説く大ブラフマン (00:27:14)

14章では「…大ブラフマン…から万物の誕生が実現する」とあり、シャンカラは大ブラフマン=プラクリティと解釈した。しかし、これは誤りである。真実の大ブラフマンについて解説する。

4.3つのグナ(要素) (00:38:44)

3グナ(サットヴァ・意識、ラジャス・心、タマス・物質)は波動のレベルの差であり、本質的な違いはない。波動の下降に伴い、意識が心、物質へと変化する過程を、現代物理学の概念を加えながら描写してみる。また、14章の「暗質は無知から生じ…」の誤りを正す。

5.2種のプルシャ (00:59:36)

15章にはクリシュナの「最も秘密の教説」が述べられているが、普通の人には理解不可能な、無茶苦茶な言葉遣いである。その内容はコメントに値しない。

終わり(01:10:21)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「バガヴァッド・ギーター」上村勝彦訳、岩波文庫
アインシュタイン、イメルダ・マルコス大統領夫人、クォーク、クオーク、サーンキヤ・カーリカー、パラマートマン、プルシャの転落、ヴェーダールタ・サングラハ、中性原理ブラフマン、享受者、低次のプラクリティ、光子、再生、原因の位のブラフマン、展開、微細身、最高ブラフマン、最高神、潜在意識、激質、無意識、物質原理としてのブラフマン、現象世界、神階、粒子、純質、結果の位のブラフマン、自己実現、解脱者、贍部州、輪廻、高次のプラクリティ
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4件のコメント

  1. 参考になった(1)

    どこかで見たことのある言葉、理解しようとして理解できなかった言葉、竹下先生の講義を興味深く拝聴することができるくらいには役立っているという感じです。
    竹下先生が、説いてくださるという正しい教えが待たれます。

  2. 参考になった(2)
    ぴょんぴょん on

    これほど明確に、バガヴァッドギーターのおかしな所を指摘した人はいたでしょうか?
    素人が見ても明らかに、「笑える」非論理の連続です。
    こういうウソを丸呑みすることが、信仰とされたのですから、振り込め詐欺と変わりません。

    とくに、この講義では3つのグナの説明がわかりやすい。
    グナ的展開は上級とのことですが、おもしろいので早く知りたいと思います。

  3. 参考になった(1)

    サットヴァ(意識)、ラジャス(心)、タマス(物質)は波動が違うだけで、本質的な差はないとのこと。だから、意識や心から世界が生まれるのですね。

  4. 参考になった(2)

    今回の講義で、2015/12/11の時事ブログ 「[大紀元]科学者リプトン氏:人間はDNAに支配されない、自分で遺伝子を選択できる」https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=102959
    にある、竹下先生による解説の意味が、よく分かりました。
    ガヤトリー・マントラは本当に素晴らしいですね。