家族の絆 〜夫婦(52):儒学〜

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概要

今回から中国の思想を取り上げる。老荘思想を理解するために、まず儒学の朱子学と陽明学を説明する。なぜ老荘思想は儒学を批判するのか。なぜ陽明学が朱子学に対立して出てきたのか。本を読むだけでは理解できない部分を数回にわたって解説をする。

目次

1.講義のポイント (00:00:00)

中国の思想は、儒学が顕在意識レベル、荘子の思想が潜在意識レベル、老子の思想が無意識レベルというようにコンパクトにまとまっている。思想の全体像を見るという形で説明をしていく。

2.儒学はどうやって生まれたか (00:02:48)

春秋・戦国時代から漢の時代にかけて多くの儒教の経典が作られ、代表的なものが「四書五経」である。これらの経典を研究する学問が儒学と呼ばれ、朱子学と陽明学が代表的なものである。

3.儒教的世界観 (00:05:20)

儒教には特徴的な世界観があり、文明主義が根本にある。これは文明を批判する老荘思想と正反対のものである。儒教で言う聖人の考え方、「君・臣・民」の社会観から、儒教とは政治的なものであると言える。

4.『四書』の中の「大学」(一) (00:32:00)

儒教が目指していたのは法による統治ではなく、社会における道徳の実現であった。また、一番大事であるとされる「三綱領」の考え方と同じレベルの哲学者の思想を提示し、解説する。

5.『四書』の中の「大学」(二) (00:46:29)

「大学」(一)で述べた「至善に止まる」には、良心に従って生きるためにはどうすればよいのか。それを説いた「八条目」を解説し、朱子学と陽明学が対立した原因の部分について説明する。そして現代の意味とは異なる儒学の説く知の重要性について触れる。

6.儒学者『荻生徂徠』の思想 (01:03:15)

荻生徂徠は儒学の道についてかなり偏った見方をしていたと言えるが、その鋭い洞察について解説をする。そこから、朱子の説いた修己を全く理解していない儒学者の有様が窺え、老荘思想が非難する所となることがわかる。

終わり(01:15:23)

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参考文献

  • 「MY BESTよくわかる倫理」Gakken
  • 「朱子学と陽明学」島田 虔次著、岩波新書
  • 「大学・中庸」金谷治訳注、岩波文庫
  • 「改訂版 倫理用語集」山川出版社
AKB48、アマテラス、イドラ、インフラ、キリスト教、ギリシャの神、スピノザ、デカルト、ヒンドゥーの神、ピラミッド、ブリジッド・バルドー、ベーコン、ユダヤ教、リアディゾン、仁義道徳、伊藤仁斎、偏見、先生、公務員、半神半人、原発、周憐渓、国学、地震、堯、外道、太極、孟子、宋学、将軍、帝、徳川、支配層、政治家、教頭、文化主義、文化芸術学問、文王、日本銀行、易経、春秋、書経、柳沢吉保、校長、株、格物致知、権力、権力欲、武王、洋楽、湯、玉皇上帝、理、直観知、礼楽の道、礼楽・制度、礼記、禹、経世論、経済人、聖天子、肉体意識、舜、良識、西王母、詩経、論語、道、道徳の実現、野心、金融一族、金融村
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3件のコメント

  1. 参考になった(5)

    だんだんと、竹下先生がなにを伝えようとしてくださっているのかが、解りかけてくるお話です。
    先に神々の世界の大変革を知り、ショックを受けましが、冷静に受け止めることができつつあります。

  2. 参考になった(5)

    良心を輝かせて生きる。
    地球の波動も上がります。
    何と嬉しいメカニズム(^^)

  3. 参考になった(2)

    政治や経済はインフラだから、人間の注目が集まってはいけないとのこと。政治中心の歴史も異常だと思います。