家族の絆 〜夫婦(68):ニーチェ(運命愛)〜

試聴映像

映像を観る

時間
109分
価格

内容の一部紹介

今回登頂に失敗した哲学者ということでニーチェを取り上げたいと思います。
彼は哲学者であると共に、かなり詩人のところがあって、ツァラトゥストラ、いわゆるゾロアスターの名前を借りて自分の思想を展開すると云うことをやっています。

ニーチェの生きた19世紀のヨーロッパでは伝統的なキリスト教に基づいた道徳観や価値観が崩壊し、ニーチェはそれを「神は死んだ」と宣言しました。ですから、ニーチェの云う神は世界を支配する道徳観、価値観であって、ヘルダーリンの神とは全く違うことを理解して下さい。ヘルダーリンの神というのは神即自然という意味の神、そして(ギリシアの)神々も含んでいるわけです。

キリスト教では神の前の平等が説かれるが、現世を支配する強者に対し精神的に復讐しようとしたというのがキリスト教、キリスト教は民衆を取り込むために虚構というのが彼の思想です。極端に見えますが、半分は当たっていると言っていいのではないでしょうか。
キリスト教の道徳は「奴隷道徳」であり真の道徳ではない、真の道徳は「超人」しか持っていないというのがニーチェの思想です。

(講演内容を元に編集:文責シャンティ・フーラ)
この映像には、まだ目次がありません。
Share.

About Author

5件のコメント

  1. 参考になった(5)

    ニーチェって本当にスゴイ人だったんだーという講義でした。自分の愚かさ、凡人さを感じた内容があり、少し恥ずかしくなりました。次の講義が楽しみです。

  2. 参考になった(6)

    詩の中で、最も醜い手(人)が悟りを得て「地上に生きることはかいのあることだ」の文に、とても感極まってしまいました。
    私も、今までの生涯で苦労してきたことや辛い体験は「あーこれでよかったんだ!」と、人生を肯定することが出来ました。

    私は勉強が苦手ですし、本を読むことも、ましてや宗教を学ぶなんてことさえ嫌いなのに、こうやって、ニーチェの詩から禅の悟りと境地を学べるということは、とても有難い時間でした。

    ニーチェはラクダからライオンになるには、孤独が必要なんだと詩の中から述べています。
    リルケやヘルダーリンも孤独から逃げずに、孤独を受け入れることが必要だと言っていました。
    天才的な詩人は、皆そろって同じことを言っています。

    やはり、私も今のままで、無理に人と付き合わずに、群れずに、孤独でいいんだと、安心感を覚えました。

    朝起きて、家事をして料理を作って仕事のお休みの時には人とも会うこともせずに、こうやって映像配信をみています。

    孤独になって。

  3. 参考になった(3)

    毎年2%は、人は何もしなくても賢くなっていくそうです。だから物価も、本当は2%ずつ、上がっていくものだと、聞いたことがあります。(どっかのテレビ局です。)人に言われたことに感情的にならず、「あっ、そうかもしれないですね。私ってそうなんですね、」と、受ける事が出来た途端、バリヤが身の回りに張ったようになったと感じました。その時以来、私に更に気を使う様子に相手が変化したのです。「自分から変わらないと相手はかわらん」と、よく聞いていたのですが、計算抜きに出来る様になるには、自らが欲「あーすればよかったこーすればよかった」を捨てていく日常を、自然を手本にして、繰り返すのみ、と思いました。目下、奮闘中。

  4. 参考になった(2)

    「これが人生か、さらばもう一度」の文章が、「ん~っ不味い、もう一杯」に見えたのは自分だけでしょうか。

  5. 参考になった(0)

    自然を全体として見ると、ただ繰り返しているだけで目的はないが、個々の生きものを見ると、それぞれ成長していて目的があるとのこと。長期的には自然全体も進化しているかもしれません。仮に繰り返しているだけだとしても、繰り返し自体が目的かもしれません。