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- 時間
- 93分
- 価格
- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
東洋の宗教哲学に続いて、今回から聖書とその周辺に関わる内容について講義をしていく。この講座は、一切何も知らないことを前提としている。今回も、聖書自体一度も読んだことがない人を対象に講義を進めていく。したがって、最初の数回は聖書に何が書いてあるのかというオーソドックスな見解から入っていく。
目次
1.虚構であるすべての宗教 (00:00:00)
多くの人々は、興味を持って自分で調べるという姿勢に非常に欠けている。そのため、牧師や神父の言っていることをそのまま信じてしまう。ところが、牧師や神父が聖書をしっかり理解していることはない。自分でしっかり調べてみると、一般に教会で教えられてきたこととは違う事実に気づくことができる。
2.『旧約聖書』を構成する非常に重要なモーセ五書 (00:08:49)
まず、モーセ五書の概要について簡単に解説する。誠実な聖書研究者の主張に耳を傾けると、『聖書』の内容は、基本的には信用できないということがわかる。信仰から離れ、宗教というものを客観的に見て、真相を理解することが必要である。
3.『旧約聖書』を構成するその他の書 (00:39:14)
引き続き、『旧約聖書』を構成するその他の書の概要について解説する。『旧約聖書』に登場する唯一絶対の神は非常に嫉妬深く、他の神を拝むことを許さなかった。そのため、異教の神を崇拝したソロモンの死後、イスラエル王国は南北に分裂する。
4.聖書年表で見るモーセ五書の成立時期とユダヤ教の成立 (00:51:38)
聖書年表で見ると、モーセ五書は、イスラエル民族がバビロンの捕囚から解放され、エルサレムへ帰還した後に書かれたことがわかる。実は、捕囚によってバビロニアの神学大系に圧倒されたイスラエル民族が、自らのアイデンティティーを確立するために、シュメール神話やバビロニア神話を取り込み、編纂されたものがモーセ五書である。
終わり(01:32:44)
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参考文献
- 『聖書』新改訳聖書刊行会訳、日本聖書刊行会
4件のコメント
もやもやしていたものが 段々と解き明かされていくようで とても興味深く拝聴しました。
初めの頃はいろいろな神々が存在していた、ということ、素直に受け入れられるし、
お互いが共存していく生き方に 皆 喜びを感じられますよね。
それと同時に 又、自分の無知さをも思い知らされました。
仲良きことは美しきことかな~うまぁく溶け込んでなんでも取り込んで(無節操に!?)和していくのは日本のよいところかな と思っていたのですが、これまたあちらのものだったのですね・・・
妖精や神々がつくった美し風景~~~ターシャ・チューダーの庭園が浮かんでしまいました。
できれば人間も美しいものをつくる方で参加したいです・・・自然を汚してばかりはもうやめたいです。
今日も美しいお話をどうもありがとうございました!
いよいよ旧約に突入かぁと感慨深いものがあります。楽しみにしていた分、少し終わりが見えてきて寂しい感じもします。
私の知り合いのクリスチャンによると、創世記の神が複数形(でも動詞は単数系なのだそうです)であることへの理解は、唯一まことの神は三位一体だからということのようです(笑)。「そう来たか!!」と思いましたが、そう信じているのだから仕方がないのかなと思いました。
私は、自分たちの教義こそ正しいという考えをしなければ何を信じても良いのと思うのですが、自分たちが正しいと信じるあまり他宗教や他宗派を否定するのが常ですから困ったものです。
一般信者は牧師のいうことを鵜呑みにしているのは事実だと思います。少し勉強している人も教義を越える聖書理解はできない(許されない)のがキリスト教の現状だと思います。ただ、クリスチャンは良い人が多いというのが私の印象でもあります。それだけに少し残念です。
竹下さんのこの講義もクリスチャンには届かないような気もします(耳がパタッと自動的に閉じるでしょう。笑)。そのくらい信仰というのは凄まじいです。もう少し客観的に物事が見られるようになるといいのになぁと思います。
宗教の虚構が皆に認識される日はくるのでしょうか?信仰の凄さを体験している私にとって無理なんじゃないかと思ってしまいます。これもブーメラン攻撃ですかね。
これから楽しみに拝聴させていただきます。ありがとうございました。
宇宙を全体として神の体と見る考えは、面白いと思いました。その体はなぜ存在するのか、その体の外側はどうなっているのか、などの問題は残りますが。