試聴映像
- 1. テーマ:神智学につながるシャープラカーン
- 2. ミトラが地上に現れた年代
- 3. 年代が分かる理由
- 4. 天界で政治的実権を握ると地上で崇拝が広がる
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概要
前回は「占星学教室 詳解ミトラ教の秘教占星学」という本の中のマニ教のシャープラカーンの前半部分を取り上げた。時系列がバラバラで、色々な所からの引用や現代の科学的知見も加えられており、東條氏の創作とも言えるものではあるが、神智学の思想を理解する上で、シークレット・ドクトリンを読解する前段階として引き続き後半部分を見ていく。
目次
1.「シャーブラガーン」:ミトラは地上におりる、とうとい犠牲 (00:01:06)
「ミトラが地上におりる」部分には、随所にキリスト教が取り入れた部分が読み取れる。そして有名な聖牛の儀式の部分から、キリスト教の神の統治の系譜と重ねあわせ、ミトラがいつの時代に現れたのかを考察する。また、聖牛の儀式の生け贄の概念からは、完全ではないが悪魔崇拝が想起される。
2.「シャーブラガーン」:冥府にむかう、冥府にて、人間の保護者になる (00:16:18)
本の中の「シャーブラガーン」には書かれていないが、PDF文書の「アーリマンの改心」という内容の詩の部分はミトラ神話の一番重要なクライマックスの部分である。なぜ書籍では省かれているのかという理由とその内容を明らかにする。そして本当の「アーリマンの改心」と言われる出来事はずっと古い時代のものであることを解説する。また、ミトラが大活躍をして帰ってきた場面の記述から、この物語が何年頃のものかを論理的に導き出す。
3.「シャーブラガーン」:さいごの晩餐、わかれのことば、コスモクラトールになる、あたらしい仕事 (00:31:34)
ミトラがコスモクラトール、天界の守護者になったという部分は、キリストとしての役職をそのまま続けていくことを意味する。また、神話の中で曖昧でいい加減に使われている天使や菩薩という言葉の正しい定義を説明し、ハイアラーキーや神智学が進化段階を非常に重要視していること、ひいては自分たちに信仰を集める手段として宗教用語を別の言葉に置き換えていることに言及する。そして進化段階とは何なのか、それとは全く別の所に幸福があることを説き、多くの人々が陥りやすい逃避という罠について説明する。
4.「シャーブラガーン」:占星術とタロットの伝授 (01:02:27)
ミトラからザラシュトラ、カルデアのマギたちへと伝授されたものがバビロニアを経由し西方に広がっていき、司祭マクシムスやポシドニウス、そしてマニが導かれ世界に広がる様子が描かれている。マニが裏のイルミナティであることから、世界中に悪魔崇拝がミトラ教と一緒に広がり、占星術やタロットも信者獲得の手段として使われたことがわかる。そしてミトラ教にも光と闇があり、悪魔崇拝をしない光の側の現実の行状を問題提起し、地球上の宗教の実態を提示する。
5.「シャーブラガーン」:最終戦争の予言、古いコスモスのさいごと新しいコスモスのはじまり (01:15:12)
最終戦争の予言から明らかになるイルミナティたちの世界観を解説する。そして地球の未来にとって意識の力がいかに大切かを説明する。また、光の側、神の側だと言いながら、悪の世界観の達成に間接的に加担している人たちの世界観の根源にあるものが何であるかを指摘し、神だと言っている存在は本当の神なのかと疑問を投げかけ、常識を狂わしてしまう信仰の愚かさ、宗教がこの世界を混乱させ破壊していることに言及し、正しくこの世界を生きること、本物の平安と悟りについて説く。
終わり(01:34:11)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
参考文献
- 「占星学教室 詳解ミトラ教の秘教占星学」東條真人著 MIIBOAT Books
9件のコメント
先生は、どこまでいっても普通でまともで自然で、ありのままを見られて常識のお話をされているんだなって思いました。
崇拝や信仰になるのは、私たちが不自然なのですね。
自然にかえろっと。
あっという間の1時間34分でした。
『ロボットとの結婚』のくだりと、『貧乏人のハイリスクハイリターン』のところでは、思わず吹き出してしまいました。『意識の大切さ』と、最後の『悟り』の話には、大きくうなずいていました。笑いながら聴いているうちに、講義の全てがすっと頭に入っていき、どう生きたらいいかについて、改めて心に刻まれました。
拝聴し終わった今、心が満たされたような幸福感に包まれています。
とてもすばらしい講義でした。ありがとうございました。
ロボットと結婚といえば、「イブの時間」というアニメを思い出しました。自分も中学生くらいから、実際の女性より、いかがわしいビデオにお世話になってきた、だめだめ男です。女神さまを守護するエロースに叱られて、チャンスがあっても撃沈しつづけ、もはや十代の終わりから恋人ができた試がありません。自分より社交が下手な人は千人に一人くらいだろうと自負しており、もうこれは、いけるとこまでいくしかないでしょう。外見は悪くないのですけど、今日も高校生に歩いていたら、「カルピスのみてー」とかって声をかけられました。失礼!
自分だけが助かれば良い、自分さえ良ければ良いという意識は、どういう時に発生するのか、人間であるが故なのか、動物的な種の保存から来るものなのかと考えましたが、地球規模で考えれば人間さえいなければ、種が絶滅する事は極めて少なくなると思いました。絶滅した動物から見れば、人間によって既に最終戦争の犠牲となり、悪魔として扱われたのかと思うと本当に申し訳なく思います。ごめんなさいm(_ _)m
特別な何かになる必要はなく
現在、心が平安であれば、それでじゅうぶん、それ以上、何を望む必要があるのだろうか。。。
心の中にすーっと、自然に入って来る内容でした。
宗教・信仰の名のもとに仕掛けられたワナ。
自分もそんなのに引っかかっていた時期があったなあと思い出しました。
「逃げずに自分を見つめる」話も心から共感しました。
学んで、反省して、大笑いして実の多い講義でした。
日本に悪魔崇拝(人身御供)はないとのことですが(0:16)、日本にも人柱などの人身御供の風習はありました。
人生から逃げ、そして自分の心と向き合うことから逃げている者が、宗教の指導者となる。
自分は、宗教の指導者ではないですが、やっていることや心の傾向性は全く同じ。。。
あわよくば、若い頃にこの話を聞けたら、もう少し今の自分は違っているかも知れないですね。
遅まきながら、聞けて良かった講義です。
ありがとうございました。
竹下先生 ありがとうございました。
ロボット時代が到来するとはいえ、人生の伴侶をロボにするのだけは
やめてほしいと思います(笑)
私は、”貧乏人のハイリスク・ハイリターン”組ですが、それはそれで
良かったと思っています。自分の内面と向き合う癖をつけると、気づき
を得ることも多くなり、物事を違う観点から見ることが出来るように
なりました。竹下先生の講座の中での”余談”は、とても大切なもので、
また楽しく、私の中では大きなウェートを占めています!(^O^)