試聴映像
映像を観る
概要
前半からの講義の続きと質疑応答となる。前半では世界の現状と、自分自身が本当に望む人生を選ぶことの大切さについて話した。いわば外側の世界に対する働きかけである。そうした人生を生きることは大きな喜びを得るかも知れないが、喜びと幸福とは別のものである。この後半は内側の世界に対する働きかけと幸福について話す。また参加者からの幾つかの質問にも答える。
目次
1.人々が求める“喜び”と“幸福” (00:00:00)
本当に喜びに満ちた有意義な人生をぜひ送って頂きたい。どんな人もそれが可能である。それともう一つ、それは自分の夢であって、人に押し付けるものではないということを肝に銘じておかなければいけない。要するに、人間が幸福になればいい訳で、道はたくさんあるのではないかなと思う。それで、もう少しこの辺の事を詳しく説明する。心が外に向いている状態と心が内に向いている状態の、世界の本質には二つの側面がある。
2.ありのままの自分 (00:32:28)
この社会は競争を奨励し、みんな一番になろうとする。人はなぜ一番になりたがるのか?大切なことは、「何もない自分が豊かである」ということが分かるかということである。ところが、幼少時代にいつも親に「なんてダメな子なんだ」と言われ続けて育った子供は、自分が「ダメな存在だ」と思い込んでいる。それは親が悪いのであって、なるべく早くそれに気づいて、ありのままの子供をそのまま受け止めることをしてほしい。子供を“ありのまま”に見るにはどうすればよいか。また、それが出来ない時にやるべき事とは何か。そういうとても大切な事を、ぜひ自覚してやって頂きたい。
3.質疑① 仕事と休息のバランス (00:57:15)
私(質問者)は夢を実現したい。しかし、夢を追うと家族を犠牲にする。家族を大切にすることと仕事の割合の、そのバランスの取り方がつかめない。
4.質疑② 功徳を積むことについて (01:19:23)
功徳を積むために、ある団体でボランティアや寄付を善意でしたとしても、実際そのお金がまともに使われないとか団体が本当はおかしかった場合、功徳の意味は果たしてあるのか?
終わり(01:27:54)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
4件のコメント
喜びと幸福は別のものとのこと。私はこの世界のさまざまな苦しみ(喜びの反対)と絶えることのない幸福を同時に感じているのでよくわかります。
まさに今、混沌とした世の中に突入しようというこの時の生き方の指針になるお話でした。
こんな世の中でもけっこうなんかいけるかもと一服おいしいお茶を飲んだようでした。深い深い森に入ってまったりと井戸を覗きに行きたくなった私でした。
どこで、何を、刷り込まれてきたのかが、明らかになってきてます。あっちこっちの映像で
「ありのまま」
を、何度も耳にしてきた効能だと思います。
あるがままにみる❗という感覚はわかる気がします。自分の感じることは、自分自身のことで、相手にあまり影響しないように子育てしてます。すると、本人の意志を感じるようになり、子どもは全てわかってると思います。新生児の時から、何をするにも、話しかけて反応をみてましたが、明らかにわかってると感じました。竹下先生のお話は共感できることばからりです。
今、療育の仕事をしてますが、社会が発達の遅れに焦点を置いており、親があるがままに感じることが出来なくなってる気がします。発達の遅れ以前に、愛着、出来る出来ないに関わらず、いてくれるだけで幸せだと感じることが大事だと思います。
しかも、発達の遅れに障害名をつけていますが、世の中を見渡すと、健常者の方が障害にみえてきたり、竹下先生の生き方のヒントは、ぶれない自分軸の確立に活かせてありがたいです。
何が大切なことかを、いつも自問しています。