試聴映像
- 1. タキオンを理解するために必要な一次変換の概念
- 2. ベクトルの演算
- 3. 斜交座標の概念とベクトル表記
- 4. 一次変換の概念と「小沢猫」
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概要
将来、タキオンを調べるには、数式で追いかけるしかなく、数学的な手段が必要になってくる。今回と次回はその準備段階として、1次変換について説明する。1次変換は学習指導要領の改定に伴って、高校数学から消えてしまっている。そのため、全く学んでいない人、また習ったことはあるが完全に忘れてしまっている人のために1次変換の一番核になる基本的な概念について説明していく。
映像編集者のオススメポイント
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A:「中級って難しそうで見ていないわ。」
B:「この回から見初めても大乗部よ。」
A:「何で大乗部なの?」
B:「余談たっぷりで楽しいからよ~」 -
今回の見所はズバリ「小沢猫」です。全く知識のない人でも、このナイスな猫のおかげで一次変換の本質を理解することができます。また、数学ができるようになる勉強の仕方も披露。ポイントはなんと「ノートを取るな!」です。お父さん、お母さん、お見逃しなく!
目次
1.竹下氏が薦める数学の勉強の仕方 (00:00:00)
ここでは前置きとして、竹下氏の薦める数学の勉強の仕方について、体験談を交えて説明する。そして耳学問の大切さや教師の説明をしっかり聞き、その瞬間に理解することの重要性についても説明する。学校では、子どもたちを静かにさせるためにノートを取らせるという間違った教育が行われている。学ぶということはどういうことか、その本質について理解する。
2.ベクトルの本質は斜交座標 (00:27:55)
ここでは高校で習った基本的なベクトルの概念について説明する。まずベクトルの和と差、成分表示について説明し、次に高校では習わない斜交座標について説明する。そして、斜交座標が実はベクトルの本質であることを理解する。
3.1次変換の本質と「小沢猫」 (00:58:13)
ここでは1次変換について説明する。1次変換とは、ある変換式によって、(x,y)という点を(x′,y′)という点に移すこと(写像)を言う。1次変換の本質を理解するために、1970年代に考案された「小沢猫」と現在のパソコンのプログラムでアニメーション化したものを紹介する。
終わり(01:16:00)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
8件のコメント
うどんの生地を麺棒で伸ばす時、
一次変換っぽい事をしているのかな。
ひょっとこも、アントニオ猪木のアゴも
なんか一次変換っぽい。
量子論でもシュレディンガーの猫が出て来ますが、ローレンツ変換でも猫が出てくるのを初めて知りました。
また、勉強とは、勉強の仕方を学ぶことであり、問題を解く作業を暗記することではないとのお話は共感しました。自分が学生の時に先生からこのアドバイスをもらっていたかを思い出せないですが、学生自身が自力で気付くのは中々難しい貴重なアドバイスだと思います。
私の理解では、勉強の仕方とは、自分の持つ曖昧なイメージを明確なイメージにすることだ思います。猫の例を通じて、直感的にイメージを獲得しつつ、具体的な計算作業を繰り返すことを同時に実施することが、その明確なイメージを持つことの助けになり、かなり効果的な勉強の仕方であることを学びました。ありがとうございました。
竹下先生 ありがとうございました
ベクトルってなんや?的な私がコメントするのは気が引けたのですが、
最初の30分間のお話しは大変に良く分かります。根本からおかしな
ものの考え方の上にすべてが積み上がっている今の社会は、子供に
とって毒だなあと思いました。
あと、数式は全く分かりませんが、猫の図のお蔭でベクトルの一次変換
て、こういうことをいうんだなとわかりました。
話を聞いてその場で理解するのが重要なのはどの分野でも同じです。できれば頭の中で突っ込みを入れながら聞くといいです。教える側としては、板書を極力しないことが大切だと思います。
人偏ばかりを書いた事、数しれず。読書の楽しさから、学ぶ事の面白さを気づかせてくれた先生、小学4年の担任の先生。懐かしい頃の記憶が、この講義をより楽しく進めてくれました。童心に帰りました。
前半30分のお話共感致します。
私も親から一度も勉強しろと言われたことがありません。ですので本当に勉強しませんでした(学校では真面目に勉強してました)。そのお陰か勉強嫌いにならずにすみました。研究の魅力に嵌ってからは自分から率先して勉強しました。先生の説が悔しいぐらい見事に当てはまっています。
「自ら学ぶ」ということが大切だと感じています。学ぶ楽しさを多くの人に知ってもらいたいです。そのためには教育や社会の在り方を見直す必要がありますね。少子化で大学も入りやすくなってきていますので、今後、自然に教育の在り方も変わっていくのかもしれません。
今回はノートをとることをやめ、ひたすら竹下様の講義を聞いておりました。前回の特殊相対性理論の時にはノートをとっていたために途中でわからなくなったので、ノートをとっている間は講義を聞いているようで聞いていないということもわかりました。人間はあれもこれもと2つのことを同時にこなしているように見えて実は思考は散漫になっているんですね。集中して聞くことの大切さを改めて思いました。
私には2人子どもがいます。前半の話を聞いて、先生の話を実践しよう!!!!と強く思いました。
しばらくしたら忘れてしまいそうですが、決心した事実を心に残せるようにという思いも込めて、コメントを書いています・・・・
ベクトルという単語、久しぶりに聞きました。で、あああーそうだった、そうだった、と思い出しました。竹下先生と、もし学生時代に知り合っていたら、もっと勉強を続けていただろう、と思います。学ぶことの気持ちよさ、楽しさを感じられる講義でした。ありがとうございました。