試聴映像
- 1. デニソフ変換の導出にあたって
- 2. デニソフ変換の理解に必要なガリレイ変換
- 3. デニソフ氏の結論から見る相対性理論の不可解さ
- 4. 1000光年離れた超新星爆発の光のグラフ
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概要
今回は、デニソフ氏の理論の一番重要な部分で、特殊相対性理論のローレンツ変換に代わるデニソフ変換とも言うべき変換を実際に導出するための準備をする。まず、デニソフ変換の理解のために必要なガリレイ変換について説明し、このガリレイ空間を使って、超新星爆発を観測する状況について考察する。概念的に少し難しいため、最初は戸惑うかもしれないが、慣れてもらうためにも、ゆっくり進むことにする。
映像編集者のオススメポイント
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竹下先生が3か月に渡り研究してきたことが、この1本に集約されています。今後のつながりのために役立つはず、是非ご覧ください。
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今回は、デニソフ理論の核心となるデニソフ変換の導出のための準備です。この変換はローレンツ変換に代わるもので、特殊相対性理論がある種の近似であることを証明する鍵となるのだとか! 超新星爆発を話題にガリレイ空間を使ってゆっくり解説してくれます。
目次
1.ガリレイ変換〜デニソフ変換を理解するために (00:00:00)
ここでは、デニソフ変換の理解に必要なガリレイ変換について解説する。その際に、今までの講義と同じように直交座標(x−ct座標)と斜交座標(x’−ct’座標)を用いて視覚化する。変換式はローレンツ変換と比べると非常に簡単な式である。
2.デニソフ氏の結論とローレンツ変換の導出過程の不可解さ (00:14:21)
ここでは、ローレンツ変換の復習も兼ねて、その導出の過程を振り返ってみる。すると、届くのに時間がかかる光の性質と私たちの認識の仕方を数学的に表現したデニソフ氏の結論から見ると、非常に不可解であることがわかる。
3.デニソフ変換とデニソフ逆変換 (00:29:51)
これからデニソフ変換の解説に入る。デニソフ変換では、ガリレイ変換の空間を使って解説する。変換式はローレンツ変換とそっくりであるが、とてもシンプルなもので、分母にルートが掛かっていない。そのため、光速を超えた速度にも適用可能な式である。
4.デニソフ変換の導出の準備 (00:38:51)
ここでは、デニソフ変換の導出のための準備として、超新星爆発の光を観測する状況について考察する。まず、静止している地球からどう観測されるか。次に、速度vで移動するロケットからはどう観測されるかについて考察し、2つの座標をガリレイ空間で重ね合わせたもので再度考察する。
終わり(01:07:46)
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4件のコメント
デニソフ理論での、奇妙であるが矛盾がない事。実際にそう見えるのか?観測で実証できると明確になるのでしょうね。
観測者は静止していても、移動していても、超新星までの距離が同じに見えるとのこと。見事な相殺ですね。
竹下先生 こんにちは。
私は数式だけを見ても全く分かりませんが、その数式の図を見ながら竹下先生の
解説を、自分の頭の中のスクリーンに動く絵として見ると、竹下先生の言って
いることがぼちぼち理解できます。ぼちぼち・・。
ありがとうございました。
空間が伸びて見えるから、移動しても止まっていても
同じ距離って・・
なんとなく雰囲気だけで納得したような気分です(?)