試聴映像
- 1. デニソフ変換のポイントになるものの見方
- 2. デニソフ変換の理解に必要な3つの視点
- 3. 静止座標系から葉巻型UFOの先端はどこに見えるか
- 4. デニソフ変換の導出
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概要
デニソフ変換の導き出し方は、デニソフ氏が『相対性理論の神話』の中で語ってくれている。ところが、その数行の文章はとても難解で、理解不能である。そこで、竹下氏が独自の幾何学的方法により、デニソフ変換とその逆変換を導出する。まず、導出するためのポイントになるガリレイ変換を再確認し、その後、デニソフ変換を理解するために必要となる視点、補助線の引き方など、重要なことを丁寧に解説していく。
映像編集者のオススメポイント
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ローレンツ変換、基底変換、デニソフ変換、う~ん。私には難しすぎます。理解できるように自分の頭の中をすっきり変換できないものかと勝手な解釈(脳内変換)をしております。(汗)
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いよいよデニソフ変換の導出です。葉巻型UFOに見立てた線分を何本も引いた“手作り”の資料が、画面一杯に貼り出されています。私たちの複雑な光の認識の仕方を、わかりやすく視覚化した上で、関係式を導出していきます。これも“神の視点”なのかもしれません。
目次
1.デニソフ変換とデニソフ逆変換の導出のポイント (00:00:00)
デニソフ変換とデニソフ逆変換を導出するときに、ポイントとなるものの見方がある。そのことについて、静止座標系から見た新星爆発の光の見え方と、超新星に向かって移動しているロケットから見た光の見え方を例に、今一度再確認する。大切なことは、超新星爆発の同じ光が、この両者ではちょっとズレて見えているということである。
2.デニソフ変換の理解に必要な3つの視点 (00:13:35)
デニソフ変換を理解するためには、3つの視点が存在する。その視点について解説した後、その視点を用いながら、静止座標系と運動座標系の観測者が、実際、光をどのように観測しているのかということについて、真の意味を解説する。大切なことは、光は届くまでに時間がかかるということである。
3.デニソフ変換の導出 (00:29:09)
ここでは、実際にデニソフ変換に関係する重要な関係式を導出する。静止座標系(x−ct座標)のグラフと運動座標系(x’−ct’座標)のグラフを用いて幾何学的に解説する。その際、補助線の引き方など丁寧に解説するので、是非慣れて、絵の描き方を身につけて欲しい。
4.デニソフ変換とデニソフ逆変換、そしてもう一つの重要な関係式の導出 (00:51:26)
前章で導出した2つの重要な関係式を使って、式変形をしながら、デニソフ変換とデニソフ逆変換を導出する。また、この2つの重要な関係式から、デニソフ理論に必要なもう一つの重要な関係式も導出する。これは計算による方法だけでなく、幾何学的な方法でも導出する。
5.デニソフ氏の『相対性理論の神話』第2.3節の検証 (01:08:05)
デニソフ氏の『相対性理論の神話』第2.3節には、たったの数行で表された難解な理論がある。これを理解するために、これまで解説をしてきた。そして、デニソフ変換や重要な関係式を導出できた今なら、理解できるのではないかということで、再度挑戦してみる。
終わり(01:19:56)
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5件のコメント
幾何学的な説明がわかりやすかったです。デニソフ氏も平易に説明すれば、支持者が増えたでしょう。
デニソフ変換では、光速を超えた物体の動きを分析できるので、アインシュタインとは違った相対論の世界を見る事が出来ると理解しました。とても楽しみです。
竹下先生 こんにちは。
図を見てその数式をパパッと書ける。また、数式からその図をパット描ける。
私にとっては魔法のようです。
それで、竹下先生が二等辺三角形の図を描いて、その数式を出してくれましたが、
そこで数式ってこういう風に組み立てる(作る)んだな、と分かりました。
私が分かったのはその超簡単な、赤ちゃん数式だけですが、妙に嬉しかったです!
ありがとうございました。(^O^)/
竹下様がグラフを用いてデニソフ変換の数式を導かれるお話をなるほどなるほどと思いながら聞いてましたが、ローレンツ変換にくらべ式にルートが含まれていないので数式として簡単そうです。光速を超えたときにグラフがどのように変化するのか楽しみです。
ていねいにていねいに、図形を描いて説明して下さっています。
美しい手書きの図形のおかげで、難攻不落のデニソフ変換がいとも簡単に導き出されました。
竹下先生でなければ、このように素人でもわかるように説明できないと思います。