宗教学講座 初級コース 第11回 自己と世界(1)

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概要

これまでインド哲学から特にウパニシャッドの哲学的世界、そしてアートマン、解脱を中心に話してきたが、近く仏教について話す予定である。そこで、仏教が説く無我の論点を理解し、アートマンの存在を認めない仏陀(ゴータマ・シッダールタ)の真意を汲み取るための準備として、今回と次回の二回の講義で自己・アートマンについての理解を深める。

目次

1.自己と世界自己と世界 (00:00:00)

西洋哲学の文脈から出た西田幾多郎の意識論は、大乗仏教の唯識説と同一のものである。意識現象を唯一実在とし、より直接的な主体であるはずの自己を非実在とする彼らの哲学を、インド哲学の自己論を踏まえ、素朴ながら批判的に考察していく。

2.私(以下竹下氏を指す)の知覚、世界の見え方 (00:39:47)

間違い無く仏や修行完成者に入る私の日常経験に基づき、知覚から分別・判断までのプロセスを描写する。そして自己・意識・物質(世界)の実在性についての私の見解を述べる。

3.思想としての真理 (00:44:16)

自己・意識・物質の実在性に関する様々な哲学的立場を紹介し、思想としての真理とは何か、またその限界について述べる。結局我々が現実に生きている世界は、思考で矛盾なく説明する事よりも幸せに生きる事の方が大切である。

終わり(00:59:36)

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参考文献

まどろみの状態、シャンカラ、プラクリティ、プルシャ、一体、主体である知識、二元論、低次のブラフマン、原質、反射的行動、唯物説、善の研究、客体である対象世界、心、思慮分別、映像化、最高のブラフマン、有、気絶状態、沈黙、無、無分別知、無明、無駄なおしゃべり、現代物理学、直接経験、相分、瞬間的行動、脳の中で見る、脳の錯覚、自己反省、自性、自意識、自我意識、自覚、色受想行識、虚妄分別、見られるもの、見られる側、見る、見る側、見る者、見分、言葉、言葉を話す前の赤ちゃん、識、識(心)、電場と磁場、3Dの映画
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2件のコメント

  1. 参考になった(1)

    西田幾多郎の本を、30年以上前に読んだことがあります。
    今は、コンピューターやバーチャルリアリティなどが生活の中にあるようになって、竹下先生の講義が理解しやすくなっていると思いました。

  2. 参考になった(1)

    物事を一番うまく説明できるものが真理であり、ある説が正しいことは証明できないとのこと。直観によって真偽を判断せざるを得ない場合もあります。また、記述・証明するための言語や論理が不完全なので、真理といえど条件付きあるいは部分的なものに過ぎないと思います。