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概要
今回は、野口晴哉の潜在意識教育法叢書『背く子 背かれる親』という本から、いくつか重要なところを抜き出して説明していく。子供が二人以上いると、子育ては極めて難しくなる。ところが皆さんは、歳の差が一、ニ歳しか離れていない、三歳ぐらいになったらもう一人という選択をする。このぐらいだと力の差があまりないので、子供の間で争いがあり大変である。
目次
1.難しい二人以上の子育て (00:00:00)
野口晴哉は講習会のようなことをやっていて、道場に多くの人が書いて来た質問に対して、その場で答えていた。これは、三人の子供がいる親から野口晴哉への質問である。
2.兄弟喧嘩への対応 (00:24:38)
野口晴哉はかなり捻れている人なので、「兄弟仲良くさせるには?」という質問に対して非常に独創的な回答をしている。一理ありうなずけるのだが、なかなか独特なものの見方をしている。参考になるので見ていく。
3.子供との関わり方 (00:35:47)
大人が無理矢理、仲良くさせようとする余分なことを言わなければ、子供はもっと自然に素直に育っていく。野口晴哉が言う、素直に育っていくというのはどういうことかというと、次のようなことである。
4.競争するサル並みの社会 (00:47:45)
子供というのは大人になろうとする、成長しようとする。それが独立要求である。それは、子供の中で競争して一番になることではない。なぜ競争して一番になろうとするのか、その理由が大事である。
5.竹下氏からのアドバイス (01:05:00)
私(竹下氏)は、二人以上いる子供の育て方を、経験がないのでアドバイスできる立場にない。ただ、もし二歳ぐらいしか歳の差が離れてない子供がもう一人産まれた場合に、私ならこう育てるだろうなという方法があるので、そういうことは話せる。
終わり(01:12:36)
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参考文献
- 「背く子 背かれる親」野口晴哉著、全生社
6件のコメント
本当に強い人は、勝ち負けを超越したところで生きていて、いつも一番弱い人の立場で物事を考えられるとのこと。確かに、このように人の役に立とうとしている人は、競争する必要がありませんね。私も、そういう人が社会で指導的立場に立てば、いい社会になると思います。
ものすごく重要なお話で、とても耳の痛いお話でした。
「争う」ということを心の思いから、実際に「けんか」という形のものまで、日常生活の中で自分自身が「競争する」という本能に振りまわされていて、感情を乱していることが多い事でしょう・・・。
「自分が生きていても価値のある人間なんだ」と自分で証明しないといけない為に、人と争う・競う・評価されたいと無理をする・・・。
おっしゃる通りで、「自分がみじめでなさけない人間だ」とやっぱりまだ心の中にあるのだなぁと認識しました。
愛されてこなかった心の傷は深くても、道理を理解することで「ゆるすこと」、「手放すこと」、「自分から愛すること」に方向転換して、「争わない」人間に近づきたいです。
また、自分の事を理解してくれている人が居ることに、「幸せ」を心から感じられる人間になりたいと思いました。
竹下先生の教えに出会う前は、競争をして1番になったものが評価されることが当たり前という社会の中で過ごしてきましたが、それではよい社会にならないこと、また、社会と子育ては通じていることがあらためてわかりました。
今まで、手つかずの自然が一番美しいと思っていました。
人の手が入ると、自然が調和の美を失うように感じていましたが、
人が、高い意識と愛をもって関われば、動植物の進化を促し、
人も自然も互いに輝くことができると知り、とても嬉しく思いました!
自分を育て直したいと思って動画を拝見しています。
例であげてくださるお話が自分と重なり、気持ちを代弁していただいているようで、
子供の頃、そういう気持ちだったんだなぁと理解できました。
これから理解できたことを体現していこうと思います。
仕事で保育士をしているうちに、自分の問題点が露わになってきました。
保育士として仕事をする上でも様々な問題を抱えた子どもたちや家庭に巡り合います。
どのように問題を捉え、自分も見つめ直し、共に解決していくかを考えるのにとてもためになりました。
やはり家庭での母親の関わり方は大事だとしみじみ思いました。