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概要
これから4回に渡り、「インテグラル・ヨーガ」サッチダーナンダ著をテキストとしてヨーガ・スートラを解説していく。本講座では、文献を読んでも分からないエッセンスになる部分を明確に説明する。今回は、ヨーガ学派とその理論の支柱であるサーンキヤ哲学の決定的な違いを初めて示す。
目次
1.ヨーガ・スートラの特徴 (00:00:00)
ヨーガ・スートラは4章より成るが、Ⅰ章:三昧(サマーディ)章に全体のエッセンスが簡潔に語られている。これは宗教史上最も優れたものであり、解脱への見事なガイドになっている。
2.パタンジャリ (00:12:45)
ヨーガ・スートラの作者であるパタンジャリは解脱者ではなかった。彼が経験していなかった無想サマーディ、無種子サマーディについて、ヨーガ・スートラに書かれているのはなぜか?
3.5つの心の作用 [テキストⅠ1〜11] (00:21:52)
心の作用には正知・誤解・錯覚・睡眠・記憶の5種類がある。これらを一時的に止滅(心を完全に静止させ)して、サマーディに入ることがヨーガの目的である。
4.至上の離欲 [テキストⅠ12~16] (00:41:11)
心の作用を止滅する方法として、修習と離欲がある。プルシャ(自己)を悟ることで、解脱に必要な至上の離欲が得られる。
終わり(00:48:51)
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参考文献
- 「インテグラル・ヨーガ」スワミ・サッチダーナンダ著、めるくまーる社
- 「解説ヨーガ・スートラ」佐保田鶴治著、平河出版社
5件のコメント
宗教が、ことごとく求める境地に連れて行ってはくれないことを知りましたが、正しい教えがここにあったのかと思いました。
しかしながら、ようやくたどり着いても、よいところに生まれ変わりたいという欲から離れなければならないとの教えです。
この講座を学んでいるのは、まさにこの欲によるところが大きいと自覚せざるを得ません。救いがたい自分ですから、祈りながら歩いていきたく思います。
最初にみたときはわかりませんでした。一年後くらいの二度目で理解することができました。
『ヨーガ・スートラ』によると、離欲とは天界に生まれ変わりたいという欲望からも自由なことだが、この離欲ですら至上の離欲と比べると低次のものとのこと。欲望を捨てて、ただ目の前のことに誠実に対応することが大切だと思いました。
講義を聞くうち、
「開き直り」
という言葉を思い出しました。表現すると誤解を生むのですが、続けて聞いていると、やはり、
「私、開き直ってた。」
と、捉えてた過去がありまして。見栄も体裁もかなぐり捨て、終わった後は、期待も達成感もなし、ましてやよろこびなんて、全くなかった事があったんです。後はサバサバして
「もうどうにでもな~れ、あかんわ、なるがままや、あ~あ!」
あれって、私なりの悟りだったのかしら?と、訂正したくなりました。少しは、自分を肯定してあげなきゃ、と、思いました。
解脱したいと思っている段階ですでに解脱から遠くなるのですね。
至上の離欲・・・人間よりはるかに動物・植物などのほうが欲がなくて神に近い存在なのでしょう。
見習わなければ~