宗教学講座 初級コース 第43回 ヒンドゥー教(マヌ法典:サティー)


【映像時間】

49分[500円+税]

【内容の一部紹介】

 今日のテーマは「サティー」という、女性が夫の死後、後を追って火の中に身を投ずるという風習です。これはインドの神話から来ています。サティーという女性が、夫との関係を父親が理解してくれなかったので、嘆き悲しんで火の中に身を投じたというそのサティーという名前が風習の名前になったわけです。
 インドもイギリスの支配などいろいろな価値観が入ってきて、この風習そのものに対する疑問が生まれてきます。そして近代インドの父と呼ばれる「ラーム・モーハン・ロイ(ラムモホン・ロイ)」によるサティー反対運動により、ついにサティー禁止が法制化されることになります。
(講演内容を元に編集:文責シャンティ・フーラ)

【概要&目次】
これまで数回マヌ法典を説明してきた。今回はマヌ法典の最後として、妻が夫の死後、後を追って火中に身を投ずるサティーというインドの風習を取り上げ、ヒンドゥー教の本質を簡単にまとめる。
1.女性を隷属させる巧妙なシステム (00:00:00)
  • まず、前回も触れたヒンドゥーの女性差別の問題をもう一度詳しく見ていく。寡婦をサティーに向かわせた要因や、夫の親族が妻にサティーを強要することが流行った理由を明らかにする。
2.サティー廃止運動、その結末 (00:15:02)
  • 19世紀初め、「近代インドの父」と呼ばれるラーム・モーハン・ローイは、サティーを志願した若い義姉の悲惨な結末を機に、サティー禁止運動に立ち上がった。20年に及ぶ嘆願運動により、サティー禁止が法制化された。しかし彼の死後を調べると、大叫喚地獄に転落していた。いったい何が起こったのだろうか。
3.ヒンドゥー教の本質 (00:30:14)
  • ラーム・モーハン・ローイの地獄への転落が示す、ヒンドゥー教の特徴・本質を説明していく。
4.浄土 (00:38:08)
  • 話を変え、ブログ「光の海から」より聖武天皇とその妻、光明皇后のイラスト(せれなさん画)を紹介する。この夫婦は神霊だが、本当に心が清らかなのでホツマの神の界層に住んでいる。
終わり(00:49:35)


【参考文献】
  • 「ヒンドゥー教―インドの聖と俗」森本達雄著、中公新書
【キーワード】
アシラ崇拝、エホバ、ガンガー女神、コーザル界、ゴータマ・シッダールタ、サナット・クマーラ、ダウリー、ダヘーズ、パールヴァティー、ホツマの民、マイトレーヤ、モレク崇拝、ヤハウェー、ヤージュニャヴァルキヤ法典、ラーマクリシュナ、ヴェーダ、東大寺の大仏建立、法華寺、無熱天の裏側のメンタル界、阿弥陀

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3件のコメント

  1. 参考になった(1)

     「サティー」という世にも恐ろしい風習。ヒンドゥー教信仰の本質を説明され、正直、日本に生まれて良かったと思っていたのですが、マヌ法典の霊律としての位置づけを聞いた時、何事も無関係ではいらないなと感じました。
     映像配信「天界の改革の全体像(2)前半」で、ハイアラーキーへの改革で最初に取り組まれた事と、「天界の改革の全体像(2)後半」で無効宣言された聖典の価値などを念頭に置いて、今回のマヌ法典シリーズを拝聴させていただきました。「サティー」廃止に活躍したラーム・モーハン・ローイや、廃止の英断を下したベンガル総統のウィリアム・ベントンの死後の末路が全てを語っていたと思います。
     上位の神々が下位の神々の行動を管理しているそうですが、事務仕事をこなす神様の姿を想像して少し微笑ましたったです。

  2. 参考になった(0)

    「他人事ではないぞ」
    法の上にあると思ってる姿は、現在のあらゆる面で見られます。上に立てば周りが大事にする分、自分のしている事の重要性がわからず独断を通しています。それが、理に叶わずとも、周りが喜ぶと尚、気が付かないし、それでいいと、片付いてしてしまう。怖いですね。ちょっと我が身を振り返る瞬間でした。

  3. 参考になった(0)

    人間がしたら即地獄行きになることを、ヒンドゥーの神々がしても罪にならなかったとのこと。許容できないダブルスタンダードですね。