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- 時間
- 88分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
今回は梶山氏の解説文を参考にしながら、大乗が目指した悟りの内容を考察する。実は、大半の経典作者を始めマイトレーヤでさえこの悟りを得ていないが、ごく少数の悟得者が残した文章から悟りの内容を推論できる。これにより小乗と大乗の悟りの違いや大乗の教義と意図の全体像が明らかになる。
目次
1.第一の悟り:小乗の悟り(自己の実現) (00:00:00)
仏教の悟りは三種に分けられ、第一の悟りは小乗(阿羅漢)の悟りである。特に説一切有部のヴァスミトラは、仏の十大弟子よりも高いレベルのプルシャを実現していた。それにもかかわらず大乗が小乗、特に説一切有部を侮蔑した理由を解説する。
2.第三の悟り:智恵の完成(空の体現) (00:22:31)
第二の悟りは次章に譲り、先に第三の悟り「知恵の完成(空の体現)」とは具体的に何を意味するのかを解説していく。さらに、知恵の完成へ到るための、マイトレーヤの方法論の誤りを正す。
3.第二の悟り:巧みな手立て(空の悟り) (00:42:50)
空の思想から得られる様々な思想を考察すると、大乗仏教が意図したストーリーの全体像が見えてくる。さらに、なぜ大乗が支離滅裂なのかも分かってくる。大乗思想を少し修正して整合性のあるものにするのは、とても簡単なことなのだが・・・。
4.大乗運動の成果 (01:07:22)
最後に、マイトレーヤが1800年頃までに到達した最高の意識レベルを示し、大乗運動が人類に与えた成果について私見を述べる。まとめとして、原質から流出した諸原理(顕在・潜在・無意識を含む)の界層図を提示し、大乗が小乗を超えるための、三種の悟りの新たな解釈を試みる。
終わり(01:18:37)
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参考文献
- 「大乗仏典〈3〉八千頌般若経Ⅱ 」梶山雄一著、中公文庫
5件のコメント
よくわかりました。
ありがとうございます。
長い間の疑問、自分が踏みとどまってしまっていたもの、そしてそれが何によるのかが、解かったような気がします。
これからの般若心経、そしてナーガルジュナの解説が楽しみです。
プルシャを悟ろうが、アートマンを悟ろうが、パラマートマンを悟ろうが、直観を日常生活に持ち込めないとのこと。直観を日常生活に持ち込むには、全く別のことが必要なのですね。
直観を日常生活に持ち込む秘密が知りたくて、この講座を視聴しました。仏教に関する知識はほとんどなかったのですが、講義を聴いているうちに、大乗仏教の支離滅裂さがよくわかりました。「神智学(歴史)」の後に、偶然にもこの回を受講しましたが、アリス・ベイリーの名前がでてきたときには驚きました。
あと、夫婦の倫理・哲学関係の講座で使われている“「サーンキヤ哲学の意識の展開図の拡大理論」と「意識の界層図」の関係を知りたかったので、受講してよかったです。「サーンキヤ哲学(25原理)」の復習にもなりました。ありがとうございました。
直観を日常生活に持ち込むことのできる素晴らしさを鑑みると、より高いブラフマンの悟りがいか程のものか、想像に絶しております。
マイトレーヤに起きた1844年の出来事には大変驚きました。やり方が分からないのにどうやって到達したのかと思っていたら、そういう事だったのですね。
この講義で、善の行いとは何かが語られています。
“本当に生きている人は、自分の内側の良心で生きている”
マヤ・ニヤマでの「最高神への信仰」に該当しますね。深い瞑想はできませんが、まずは、Vi吸収のムドラーを組んで頑張りたいと思います。
全てを「空」としたために
大乗仏教がいかに支離滅裂な教義なのかということが
よくわかりました。
お話を聞いていると、ひょっとしてマイトレーヤは
ブッダに利用されていたんだろうかと思いました。
最近辞任された元防衛大臣のあの方は
今の心境を「空です。」と言ってましたが、
支離滅裂な人はみんな「空」が好きなんですね。