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- 88分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
今回は、これまで説明してきた八千頌般若経を総論というかたちでまとめ、言い残したことを補足していく。
目次
1.仏教の様々な悟り (00:00:00)
仏教の様々な悟りとサーンキヤ哲学の展開図(個我・ジーヴァ、顕在・潜在・無意識を含む拡大版)の対応関係を見ていく。また十根、五唯、五大が顕在意識から展開することを界層図を用いて説明する。
2.マイトレーヤの六波羅蜜 (00:15:13)
智恵の完成へ到るための方法論である六波羅蜜は、虫一匹を救うために自分の身命を捧げるという極端なものだった。このような目茶苦茶な教えが生まれた根本原因を明らかにする。
3.廻向:功徳から智慧へのエネルギー転換 (00:35:47)
功徳・善根を積むことと智恵の完成・解脱との関係性について大乗仏教、バラモン教、ヒンドゥー教の思想を比較しながら誤りを正す。
4.不二と善悪 (01:03:52)
善も悪も本質はないので、有情を救うためには悪と言われることも勇気を出して行えという、善巧方便の教えの問題点を見ていく。
5.世界を夢と見なすこと(心の平静を得る手段) (01:22:57)
心の平静を得る方法について、大乗仏教とカルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガの違いを見る。最後に大乗思想を簡潔にまとめる。
終わり(01:28:13)
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参考文献
- 「大乗仏典〈3〉八千頌般若経Ⅱ 」梶山雄一著、中公文庫
6件のコメント
理解しがたかった大乗仏教を理路整然とご説明いただき明快に理解できてとてもすっきりしました。
高次の心と顕在意識をつなげて日常生活を送ること、その為に方便でも嘘をつかない。簡単なようで難しいことかもしれませんが、この貴重な教えを大切にして生きていこうと思いました。自性の悟り(智慧の完成)を得ることは究極の憧れでもあります。ありがとうございました。
私達は、心を清める作業をするだけですね。
ありがとうございます。
カルマとは…、内面とつながる為には…、よくわかりました。
大変分かりやすくお話していただきまして、ありがとうございました。
前回に引き続き疑問に感じましたことがございます。
界層構造の表によってサーンキャ哲学では省略されていた個我、無意識、潜在意識、顕在意識の流出する位置関係を示して頂きましたが、カルマは、個我以下のどこかを7つに、もしくは更に7つに細分化した中に蓄積されているのでしょうか? 以前に先生が、無明はブラフマンのすぐ下に存在しているとおっしゃっていたことを思い出しまして、カルマについて疑問に思いました。
Re:ユニティ・デザイン(村岡)より
回答しかねて悩んでおりました。
今回のような高度のご質問の場合、必要なら竹下氏からいずれ説明がいただけると思いますので、どうぞお待ち下さい。それがない場合の解決方法として2つを提案させていただきます。1つはご自身の「ブッディ」をお使いになること。もう1つは瞑想をして、カルマの蓄積されている場所を発見されること。竹下氏の講話は先駆者として道筋を示していただける貴重な情報ですが、結局それを活かせるのは実体験を通してそれを獲得した人だけだと思うからです。
善悪の捉え方について重要なことが語られていると思います。
この点で、大乗仏教が非常に危険な間違いを犯しているということがわかりました。
正邪を判断する意(マナス)は個人的なレベルの意識である個我(ジーヴァ)を超えたレベルにあるので、生きているものは善悪について共通の認識を持っていることがわかりました。
ブッディで調べる時は、思い込みを排して、願望を投影することなく、心の平静な状態で行えばキチッと出てくるとのこと。この思い込みと願望を排するのが大変ですね。まるで恋と愛との違いのようです。それでも努力して、ブッディと太いパイプでガッツリとつながって生きたいです。
内側の本心(高次の心)を日常生活に降ろすために、どのように生きたら良いかが語られています。
高い意識とつながって生きて欲しいという、竹下先生からの素晴らしいメッセージでした。