宗教学講座 初級コース 第73回 大乗仏教(八千頌般若経:総論)


【映像時間】

88分[500円+税]

【内容の一部紹介】

意(マナス)が正邪を判断しているところです。これは個人のレベルではありません。宇宙の普遍的なものです。ですから共通の認識を本当は持っているはずなんです。人類、生きているものであれば。
覚(ブッディ)これは何かと何かが正しい。イコールである、あるいは異なるということをやっている。
心、我執、意、これらを総合したものが高次の心で、ここが善悪をちゃんと知っている。自分がこれをしてはいけない、したらいいと知っているんです。だから一人一人の人に対しては、しっかりと瞬間瞬間に善悪ははっきりとあります。それにもとる行為をやってしまったら、世間的な善悪の観念で内側の心が、「これはやっちゃいけない」と叫んでいる、それをやってしまったらカルマがつくんです。だから、人間にははっきりと善悪があって、自分がやるべきでないことがはっきり分かっているんです。ところが大乗仏教はこういうことが分かっていないので、めちゃくちゃなことをいいます。善も悪も本質はないんだから、有情を救うためには悪といわれることもやりなさいというわけですよ。大乗仏教は。

(講演内容を元に編集:文責シャンティ・フーラ)

【概要&目次】
今回は、これまで説明してきた八千頌般若経を総論というかたちでまとめ、言い残したことを補足していく。
1.仏教の様々な悟り (00:00:00)
  • 仏教の様々な悟りとサーンキヤ哲学の展開図(個我・ジーヴァ、顕在・潜在・無意識を含む拡大版)の対応関係を見ていく。また十根、五唯、五大が顕在意識から展開することを界層図を用いて説明する。
2.マイトレーヤの六波羅蜜 (00:15:13)
  • 智恵の完成へ到るための方法論である六波羅蜜は、虫一匹を救うために自分の身命を捧げるという極端なものだった。このような目茶苦茶な教えが生まれた根本原因を明らかにする。
3.廻向:功徳から智慧へのエネルギー転換 (00:35:47)
  • 功徳・善根を積むことと智恵の完成・解脱との関係性について大乗仏教、バラモン教、ヒンドゥー教の思想を比較しながら誤りを正す。
4.不二と善悪 (01:03:52)
  • 善も悪も本質はないので、有情を救うためには悪と言われることも勇気を出して行えという、善巧方便の教えの問題点を見ていく。
5.世界を夢と見なすこと(心の平静を得る手段) (01:22:57)
  • 心の平静を得る方法について、大乗仏教とカルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガの違いを見る。最後に大乗思想を簡潔にまとめる。
終わり(01:28:13)

【参考文献】
  • 「大乗仏典〈3〉八千頌般若経Ⅱ 」梶山雄一著、中公文庫
【キーワード】
その時歴史は動いた、イエスの磔と拷問、イラン革命、カルマ、ダルマーカラ、ダークマター、チャネリング、ノーベル賞、ブッディ、プルシャの悟り、ラマナ・マハリシ、一切智、中庸、分析知、善悪のカルマ、嘘をつかない、巧みな手だての知、布施、平気で嘘をつくマイトレーヤ、忍辱、憲法9条改正、択滅無為、持戒、智慧、法律、浄土経、無償、無私、瞑想、神に捧げる、禅定、空の悟り、空風火水地、精神、精神異常、純金製の懐中時計、自己実現、自性の実現、般若波羅蜜多心経、見返りを求めない、財界、願望成就

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6件のコメント

  1. 参考になった(1)

    理解しがたかった大乗仏教を理路整然とご説明いただき明快に理解できてとてもすっきりしました。
    高次の心と顕在意識をつなげて日常生活を送ること、その為に方便でも嘘をつかない。簡単なようで難しいことかもしれませんが、この貴重な教えを大切にして生きていこうと思いました。自性の悟り(智慧の完成)を得ることは究極の憧れでもあります。ありがとうございました。

  2. 参考になった(1)
    わらうりうまうみ on

    私達は、心を清める作業をするだけですね。
    ありがとうございます。

    カルマとは…、内面とつながる為には…、よくわかりました。

  3. 参考になった(0)

    大変分かりやすくお話していただきまして、ありがとうございました。
    前回に引き続き疑問に感じましたことがございます。
    界層構造の表によってサーンキャ哲学では省略されていた個我、無意識、潜在意識、顕在意識の流出する位置関係を示して頂きましたが、カルマは、個我以下のどこかを7つに、もしくは更に7つに細分化した中に蓄積されているのでしょうか? 以前に先生が、無明はブラフマンのすぐ下に存在しているとおっしゃっていたことを思い出しまして、カルマについて疑問に思いました。

    Re:ユニティ・デザイン(村岡)より
     回答しかねて悩んでおりました。
     今回のような高度のご質問の場合、必要なら竹下氏からいずれ説明がいただけると思いますので、どうぞお待ち下さい。それがない場合の解決方法として2つを提案させていただきます。1つはご自身の「ブッディ」をお使いになること。もう1つは瞑想をして、カルマの蓄積されている場所を発見されること。竹下氏の講話は先駆者として道筋を示していただける貴重な情報ですが、結局それを活かせるのは実体験を通してそれを獲得した人だけだと思うからです。

  4. 参考になった(1)

    善悪の捉え方について重要なことが語られていると思います。
    この点で、大乗仏教が非常に危険な間違いを犯しているということがわかりました。

  5. 参考になった(1)

    正邪を判断する意(マナス)は個人的なレベルの意識である個我(ジーヴァ)を超えたレベルにあるので、生きているものは善悪について共通の認識を持っていることがわかりました。

  6. 参考になった(3)

    ブッディで調べる時は、思い込みを排して、願望を投影することなく、心の平静な状態で行えばキチッと出てくるとのこと。この思い込みと願望を排するのが大変ですね。まるで恋と愛との違いのようです。それでも努力して、ブッディと太いパイプでガッツリとつながって生きたいです。

    内側の本心(高次の心)を日常生活に降ろすために、どのように生きたら良いかが語られています。
    高い意識とつながって生きて欲しいという、竹下先生からの素晴らしいメッセージでした。