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- 時間
- 83分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
前回は、金剛般若経を受け継ぎ発展させた八千頌般若経を取り上げ、彼らが世界を幻影として見ていることを説明した。今回は、説一切有部や現代物理学の世界観と比較しながら、彼らが世界を幻影として見ることの意味を、より深く掘り下げて見ていく。
目次
1.地獄への道と神智学 (00:00:00)
前回まで見てきた経文では一切が幻影だと説かれていたが、ここへ来て、般若経を誹謗する悪い言葉を語ると、将来大地獄に生まれ変わると断定する経文が現れる。この脅迫文について考察して、後に神智学徒として生まれ変わった本経典作者の進化段階や現在の存在界層を明らかにする。
2.如来の去来 (00:28:00)
ある修行者の瞑想に、突然仏が現れ教えを説いて消えた。この仏はどこから来て、どこへ去ったのかという疑問に対する、ダルモードガタ菩薩の教説から本経典作者の世界観を読み取る。
3.不去・不来の縁起 (00:45:42)
「虹は存在しているか?」という問いを考察すると、仏典の夢・幻をより明確に理解することができる。そして説一切有部と般若経における「実体」の定義を比較し、現代物理学の観点から両者の立場の有効性を検証する。
4.世界は心が投影された映画 (01:09:30)
般若経作者は、世界は自分達の心が投影された映画だと見ていたはずである。そして「一切を空と観じて生きれば智恵の完成へ到る」という全く根拠のない約束をしているのが般若経典群である。これを真に受けた仏教徒には、重大な欠陥を感じる。
終わり(01:23:57)
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参考文献
- 「大乗仏典〈2〉八千頌般若経I 」梶山雄一著、中公文庫
- 「大乗仏典〈3〉八千頌般若経Ⅱ 」梶山雄一著、中公文庫
- 「空と無我」定方晟著、講談社現代新書
- 「Newton 別冊 光とは何か?」ニュートンプレス
9件のコメント
いつもわかりやすく、おもしろく、教えていただいてありがとうございます。
お話の中に出てきた、マリア覚者のことですが、ベタニアのマリアのことでしょうか、それともマグダラのマリアのことでしょうか、聖母マリアのことでしょうか。
もし聖母マリアのことなら、フランスのルルドのお土産で、ルルドの水やマリア像をもっている場合、どうしたらいいでしょうか?
Re:ユニティ・デザインより
竹下氏から回答が届きました。
「聖母マリアのことです。3名のマリアは全員闇の者たちで、すでに裁かれています。お土産は捨てて下さい。ガヤトリーマントラの除霊・浄化の祈りを毎日行っていれば、何も問題はありません。」
竹下先生、村岡さん、さっそくのご返答ありがとうございました。
私にとって,「本当の,事,を知ったら仰天しますよ。」と,以前何度か,講座の中で竹下先生がおっしゃられた内容の一つでした。
聖母マリア;アリス・ベイリーは(写真のみ見て
ですが)正統派美人の好印象を持っていましたので本当にびっくりしました。
波動が分かる様にチャレンジしたいと思いました。
ありがとうございました。
今回の講義で般若経の言うことが、より一層わかるようになりました。
若いころ読んだ本に、般若経ではありませんが、この世はスクリーンに映された映画だと書いてありました。
あの頃の私は、その影響を受けて確かに般若経信者のような考え方をしていました。
悟りすました様な、傍観的な、非情な、冷たいヤツだったなあと思い出します。
こどもがカトリックの学校に通う場合はどのように対処すればよいのでしょうか?校内には
マリア銅像や画像がいたるところに飾られているので。
事実に基づく警告は悪でないが、根拠のない脅迫は、嘘であり、野心に基づくので、悪とのこと。さまざまな宗教による根拠のない脅迫で、どれだけ多くの人が迷妄に陥ったことでしょう。
「虹」の説明は良かったです。現代物理学は大変面白いところのまで来ているんですね。
仏教徒が理想とする心の状態を、精神医学に当てはめると離人症ではないかと推察されたのは凄いと思いました。目の前でどんな大混乱が起きても、全て悪い夢だとして心を乱さない者が、優れた境地に達しているとする考えは、一見超越的ですが、場合によってはあまりに現実感がなく、認知機能の障害とみてもおかしくないと思えます。
宗教に別の学問分野の解釈が加わると、考え方の幅が広がり、俄然面白くなりますね。
般若経の教えを勉強していると、
確かバシャールも同じ様なことを言っていたのを
思い出しました。
この世は幻影だとか、心が映し出したスクリーンを
観ているとか・・
バシャールの影響は絶大なので、
スピリチュアルブームで多くの日本人は、
知らぬ間に般若経の影響を受けていたんですね。
経典は敬遠して読まなくても、
宇宙人は高次元の存在という刷り込みがあるので、
すごい事を教えてもらったと誰もが信じてしまいますね。
闇の手口って、ほんとに巧妙だなあと思いました。
なるほどです。確かに「今」を生きると映画を見ているような感じはするのですが、すべて幻だという極端な教えは危ないですね。「これが分かれば完全な悟りを得られる」という根も葉もない約束は本当にひどいです。