宗教学講座 初級コース 第213回 秘密伝承(シモン・マゴス)

試聴映像

  • 1. 裏のイルミナティによる2千年の陰謀が続いている
  • 2. 見落としてはいけない視点
  • 3. ヨハネ,イエス,シモンの関係① ~共同メシア~
  • 4. ヨハネ,イエス,シモンの関係② ~競合関係~
  • 5. シモン・マゴスの離脱
  • 6. シモン・マゴスが「最悪の異端」と呼ばれる所以

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概要

現代の陰謀には裏のイルミナティという集団が深く関わっているが、おそらくシモン・マゴスが創始者だと考える。洗礼者ヨハネ、イエスとの関係、そしてそれ以前にはなかった画期的な悪の本質を理解した上で、2000年に渡る組織の変遷を丁寧に捉え、どのように現代に繋がっているかを解説する。

目次

1.闇の組織を見ていく場合に不可欠な視点について (00:00:00)

シモン・マゴスによって紀元50年に作られた悪魔崇拝組織は、それまで光か闇かという二分法で分けることが出来ていた単純なものでなく、光の側の者たちが秘密裏に組織したものである。多くの人が理解不能に陥ってしまう所以である。この絡繰りを説明し、基本的に欠けている視点を指摘することによってこの後の理解へと繋げる。

2.イエスの集団と洗礼者ヨハネの集団 (00:31:02)

「封印のイエス」のイエスと洗礼者ヨハネの共同メシア説は、イスラエルという国を再興するという同じ使命感に燃えていた両者の立場を考えると正しいと言える。同時に、両者はかなり違った価値観を持っており、互いに競争心を抱いていた。同じくそれぞれの信奉者たちの集団の間にあった激しい闘争心と内部の政治的思惑、またそうした中でのシモン・マゴスの立ち位置を押さえる。

3.イエスの奇跡と洗礼者ヨハネをめぐる当時の世界観 (00:40:36)

ヘロデ王は、イエスがヨハネを生き返らせて奇跡の力を手にすることができたと言ったとされる。事実は別としてこのような世界観は、当時インド以上に魔術の国であったエジプトでは常識的なことだと考えなければならない。そして奇跡が行える者は「神として崇拝される」ということがパピルスの魔術文書に残されているのだが、果たしてそれは神の能力なのかということについて言及する。

4.偽典福音書の挿話と聖書のイエス物語の一致について (00:57:30)

ここで取り上げたヨハネとイエスの幼年物語だけではなく、グノーシス系の人たちや研究者たちの見解は、ヨハネを本当のキリストとするヨハネ派の聖典とキリスト教のヨハネの福音書の内容は同じもので盗作であるとする。この部分は学術的に解明されないといけないが、そのための文書を隠蔽することはまさに闇であり悪であると言える。そしてこの種の事案に対する解決法を提示する。

5.すべての異端の元凶シモン・マゴス (01:14:10)

初期のキリスト教の教父からも最悪の異端と言われたシモン・マゴスについて見ていく。彼とイエスの周りの集団(エッセネ派)は、互いに同じ思想を持っていたことが分かる。このことを、プトレマイオスの思想の中での、彼ら救世主とその妻の位置を見ていくことで理解する。共にヨハネの弟子ゆえに同じ思想を持った二者の違いは何だったのかを見ていき、またシモン・マゴスが悪魔崇拝に堕ちた理由について解説する。

6.洗礼者ヨハネ亡き後の流れ (01:47:00)

洗礼者ヨハネ亡き後から現代までの流れを見ていく。ヨハネの死後、イエスはクーデターを起こしてエッセネ派のクムラン僧団を乗っ取り、洗礼者ヨハネの後継となったシモン・マゴスとドシテウスの系列は後にローマ教会によって根絶された。しかし後者の2つの宗派は、形を変えて現在にまで至っていることを解説する。こうして見ていくと異端の起源は洗礼者ヨハネであることが分かる。そして、福音書記者がヨハネの姿を書き変えてしまった理由、キリスト教の秘教弾圧の真意が読み取れる。

終わり(01:56:35)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「マグダラとヨハネのミステリー」 リン・ピクネット&クライブ・プリンス著 三交社
10%、2025年、3.4次元、3.5次元、30、3世紀、3日後、4世紀後半、54年、6世紀、99%、CIA、PKO、UFO情報、「エッセネ・オデッセー」、「クレメンス偽典」、「クレメンス説教集」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「マルコ福音書6:14」、「古代キリストのグノーシス」、「大黙示録」、お気に入り、お祓い、ふたつの枝、みかん、アカモート、アザゼル、アスケット、アテーナ、アメリカ、アラウィ派、アルカイダ、アレクサンドリア、アレッシナ、イエスの誕生、イエスキリスト、イシス、イスタンブール、イスラエルの王、イニシエーション、インチキ、イーオン、エイレナイオス、エジプト仕込み、エネルギー、エピファニオス、エホバの証人、エミッシオナムヴィオラム、エンノイア、オバマ、カタリ派、カトリックの神父、カニバリズム、カメラ上、キリストは2人、ギッタの村の生まれ、クラウディウスの治下、グノーシス、グノーシスイルミナティ、コンピューター、サタナエル、サタン、サマリア人、サマーディのレベル、サラリーマン、サーカスの猛獣使い、シオン修道会、シャンティフーラのブログ、シュメール、シリア、ジャンコクトー、ジャーナリスト、セイムヤーゼ、ソフィア、ソーテール、ダマシタ教授、ダンブラウン、チェルノブイリ、チェルノブイリネックレス、チャネリング、チョハン、ツロ、ティルス、テロリスト、テロ集団、テンプル騎士団、テンプル騎士団擁護派、デーモン、トロイカ体制、トンネル、ナイト、ニュース、ニュートン、ニューワールドオーダー、ハイアラーキー、ハルマゲドン、バチカンの図書館、バビロニア、バーバリアンイルミナティ、パウロ、パクリ、パソコン、パパブッシュ、パピルス、パリ、パワーの尺度、ヒエロニムス、ヒューションフィールド、ヒンドゥー教のタントラ、ヒーリング、ピラミッド型、フェニキアの町、フェミナラムメンストゥルオラム、フフィーマキャンプ、ブラバッキー夫人、プレーローマ、ヘルメス的な宇宙論、ヘルメット、ベンジャミンクレーム、ベンジャミンフルフォード、ペトロ、ボゴミール派、マゴス、マシュー君、マジシャン、マジック、マニ教、マフィア、マンダ教、ミステリー、ミトラ、ミトラ教、メシアは2人、モナド、モルモン教、モートンスミス、ヤクザ、ヤコブ福音書、ユダヤ宗派、ユニティ、ヨハネの父ザカリア、ヨーガ行者、ライオン、リンチ、ルネサンス期のヘルメス主義、レオナルドダヴィンチ、ロマス、ロンドン、ローマ、ワイン、ヴィクトルユゴー、一般の市民、万物に命じる普遍的な精神、三位一体、三頭体制、上位のキリスト、下位の力、不安を煽る、不甲斐なさ、両性具有のズルワーン、中国との戦争、中間界、人の肉、人間の世界、仙道、仲良し、会社、位階秩序、佐藤福島県知事、体験、使役、使節団、保証、信憑性、候補、倫理観、偏在する霊体、偽装、元娼婦、光の集団、全キリスト教史、全世界のお手本、公文書、兵士、凶悪、刑務所、初期教会、初歩、利権、功名心、動画上のフェイク、勝俣、北朝鮮、半分、半陰陽、卑猥、原理主義者、原発由来、原福音書、古文書、同一視、和解、哲学、哲学者、嘘八百、四次元以上、因果応報、国家、国籍、土建業、在家の信者、地下水脈、地球人、埃、報い、声、変質、外科医から現れて万物を産み出す偉大な思考、大統領になる資格、大陸横断、天使、天使群、奇術、女性、女性原理、女性関係、女神崇拝、女預言者、妄信、妻、妻子の行方、子供、宇宙、宇宙人、安倍総理、安全、官僚、宣託、家のローン、寄付、密約、対、尋問、小沢一郎、小鳩体制、山下教授、崇拝、年代記記者、年収1千万、年収の5%、広報、引用文、弟子たち、弱み、強ばる、当事者、彫像、役職、怒り、性癖、性的な関係、性的パートナー、性行為の儀式、性錬金術、恐怖、恐怖心、悪魔崇拝組織、意識状態、愚か、愛国者、慈善事業、憲法、戯言、投資、抵抗運動、指紋、提示のレベル、支配権、改心、放射能、政府、政権を転覆、政権運営、政治力、教父、敷設、新しい国造、新幹線のルート、明朗会計、時効、暗殺、暴走、暴露、最低、最初の思考、最悪、東ティモール、極悪、権力欲、権力者の道具、橋元、欲、欲界のレベル、正邪の判断、武器の提供、死刑、死海文書、母ソフィア、母親、民主党、水、水の上を歩く、油断、波長、泥沼、洞察、派遣、浅い瞑想、混沌、清浄派、湾岸戦争、無政府状態、無知か英知か、無辜の幼児、父ズルワーン、父親、片割れ、物質レベル、物質界、犯罪、猥褻、王のメシア、生け贄、生死を預言、甦る、甲状腺癌、男性、男性原理、画像、病人を癒す、癌、監査、直観、看板、真っ青、真のメシア、真理、瞑想状態、知名度、知恵の女神、磔、磔刑から10年、神、神学者、神智学、神社、祭祀のメシア、私生活、秘密保護法、秘密結社、秘書、程度の低い宗教、空中浮遊、競合関係、第3次大戦、第四福音書、精液、紀元260年、紀元270年、紀元41、約束、終末の思想、組織力、経血、統一教会、絵、総理、総長、線路、緩む、練丹法、罰、聖霊、聖霊の力、肉体の発散、胴体、腐敗、膨大な富、自主避難、自由の国の頂点、至高神プロパトール、菅直人、薔薇十字団、薬籠、虎、虐殺、裏のイルミナティ、西洋オカルト主義、覚者、記念碑的な大作「パナリオン」、記者会見、許す、証言、説教者、誹謗中傷、警告、貴重な書物、資金提供、賢人の訪問、賢明、超越的光の世界、軟着陸、転生、転落、転覆、通信、進化段階、遍歴魔術師、道教の体交法、遠隔治療、避難、邪悪な魔術、部下、重要人物、野心、野田、金、金歯、銀河連邦、銀行、隠蔽工作、集団訴訟、集金システム、雌雄同体、電子書籍、霊交、霊的な法、霊的現象、非論理的、革命、鞭、韓国、飛行機、飛行船、食わせ者、高速道路、鬼、鬼神、魔女狩り、魔女裁判、魔術的な行為の賜物、鳩山由紀夫、麻薬の密売、麻薬ビジネス、2回
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6件のコメント

  1. 参考になった(3)

    これから起こる様々な真実に耐えうるか、自分の子供が放射能によりガンになった時に自分の愚かさを認め、子供に対し誤り、怒りや無念さをポジティブな方に向ける事ができるか、かなりキツイ修業だと思いました。自分の中の悪魔崇拝的な部分を根絶できるよう生きるのは、大変ですが(高校生の時ヘヴィメタルにハマっていた時の事を思い出すと完全に悪魔崇拝でした・・・(-.-;)、他にも想念レベルでたくさんありますが)。やや落ち込んで感想を書こうかと思った時、妻に「今日の講義、シモン・マサトの事を話していたの?時代が違う気がするけど・・・、子門真人ってスゴイ人かと思った」の話に爆笑し、かなり癒されました( ´▽`)。真実和解委員会で悪魔を救済するには自分の中の悪魔的な部分が根絶していないと不可能というか、「怒り」の感情になってしまうのかなと思いました。ありがとうございました。

  2. 参考になった(3)

    「ほんとうはわかっている」事実を、
    認めるのは苦しすぎるので、認めない人間の深層心理。
    そしてその後の人間の感情の流れや結末。
    すごい解説です。。

    深く納得しました。
    真実はストンと胸の底に落ちるものですね。。

    それにしても、、
    かずさんの奥さまの「子門真人」説には大笑いしてしまいましたっ
    ちなみに、わたしの夫は彼の歌をそっくりに歌い上げます。大声で。(汗)

  3. 参考になった(1)

    素晴らしい内容でした。
    シモン マゴス、悪魔崇拝から現在までのイルミナティーの
    歴史の流れが非常に分かりやすく解説されていました。
    文献、インターネットなど見てもイルミナティーの全体像
    はなかなか把握出来なかったのですが、今回の講義でよく
    理解できました。
    歴史学、考古学、宗教学、人類の知性の限界を、まざまざと
    感じました。
    これからもよろしくお願いします。

  4. 参考になった(4)

    霊との交信の結果、シモン・マゴスは簡単に悪魔崇拝に陥ったとのこと。「行者の末路は哀れ」と言いますが、いろいろな霊能者の人生を見ると、本当にそう思います。

  5. 参考になった(5)
    めいこちゃん on

    マゴスとイエスの流れがよく解りました。
    どっちもどっちで、霊導していた神霊が権力欲の固まりの悪魔崇拝で、イエスも聖霊なのだけどマイトレーヤでハイアラーキーなので上のものは野心の固まり、ダビンチのように才能があっても悪魔崇拝・・・才能と幸せは関係ないのでした。

    人間は美しいもの可愛いものを見ると心身共に緩む。宗教、哲学、学問はときとして価値感を狂わすというのは気を付けなくてはいけないと思います。

    善と悪で判断しない東洋の思想はいいなあと思いました。

  6. 参考になった(1)

    宗教講座を見てるとつくづく宗教ってやだな~って思います。神への信仰がいいです。