宗教学講座 初級コース 第216回 秘密伝承(洗礼者ヨハネの頭)

試聴映像

  • 1. テーマ:洗礼者ヨハネの頭がどれほど価値を持つのか
  • 2. テンプル騎士団:ヨハネ伝承とマグダラ伝承
  • 3. テンプル騎士団:混ぜ合わされた思想と血筋
  • 4. "洗礼者ヨハネの頭をもつものは…"の3重の解釈

映像を観る

時間
92分
価格
文字起こし

概要

前回は、サロメが踊りを踊った褒美に洗礼者ヨハネの首を望み、その首を乗せた大皿が聖杯であると解説した。この聖杯が、秘密の中の秘密として崇められるとすれば、洗礼者ヨハネの頭蓋骨の遺骨がどれほど価値があるのか想像に難くない。そこから聖杯伝説や伝承、神話というものが出てくるが、今回はその伝承や神話を紐解いていく。そうすると、テンプル騎士団が非常に重要な存在であり、それが現在のイルミナティに繋がっているという一連の流れが見えてくる。

目次

1.2つの系統が存在する聖杯伝説 (00:00:00)

聖杯伝説の系列には2つある。洗礼者ヨハネの首を乗せた大皿が聖杯であるとするのは、洗礼者ヨハネを信奉する秘密結社の系列である。一方、キリスト教系における聖杯は、超常的な癒しの力を持つとされるもので、こちらはマグダラのマリアであるとか、イエスの血を受けたもの、或は最後の晩餐で使われた聖杯の事を言う。

2.洗礼者ヨハネとイエスの関係 (00:04:08)

洗礼者ヨハネは、当時彼の妻だったマグダラのマリアに横恋慕したイエスへの怒りを抱き、イエスとの間に深刻な行きちがいが生じた。この事によりイエスが「王のメシア」になれない可能性が高くなった事を危惧したイエスの背後集団は、洗礼者ヨハネを排除する方向に動いたとみられる。「キリスト」をどう定義するかについて全く違う立場をとることになった、ヨハネ派とイエス派の見解の相違を考察する。また、陰謀により斬首されたヨハネは死後どうなったかを解説する。

3.イエスの後継者は誰か (00:14:02)

「イエスを完璧な人間、神が受肉した者」とみなしているペテロ教会(後のローマカトリック教会)の主張について考察する。創設者のペトロはイエスの内弟子ではなかったことからも、イエスの真の後継者であったのはマグダラのマリアとみられる。そしてイエスとマグダラのマリアが結婚しその子孫がいるとする説が根強くあるが、異端伝承と照らしあわせた時に浮かび上がってくるこの説の矛盾点を指摘する。また、キリスト教に取り込まれて痕跡すら残っていない、マグダラのマリアが創設した独自の教会とは何だったのか。それが歴史の流れでどうなっていったかを解説する。

4.テンプル騎士団で繋がった2つの伝承と背後の天界の事情 (00:51:37)

弾圧によって消えた南フランスのマグダラのマリアの系統のその後と、ヨハネ派を再浮上させたテンプル騎士団との関係について検証する。テンプル騎士団はヨハネ派に接触することで何を持ち帰ったか、マグダラのマリアの系統から何を受け継いだかについて言及する。そうするとグノーシスの思想を元にした彼らの究極の目的が明らかになり、陰謀論の骨格が見えてくる。そしてなぜこういうことが起きたのかという背景を天界の事情に照らし合わせ解説する。

5.テンプル騎士団の過ちとその理由 (01:15:57)

テンプル騎士団は地上での支配権のみならず、それを永続させるための天界の支配権すら求めていた。その手段が、マグダラのマリアと洗礼者ヨハネが体現していた性錬金術であったが、失敗して悪魔崇拝に転じてしまう。失敗した理由として彼らが愚かにも理解していなかったことを解説する。

6.「洗礼者ヨハネの頭を持つ者は世の中を支配する」という格言について (01:24:52)

「洗礼者ヨハネの頭を持つ者は世の中を支配する」というテンプル騎士団の格言には様々な意味が考えられる。ここでは3つ推論を挙げてみる。そこから現在のイルミナティの宗教、そして思想が明らかになる。

終わり(01:32:50)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「マグダラとヨハネのミステリー」 リン・ピクネット&クライブ・プリンス著 三交社
1.0、100年、1052年、1057年、10世紀、12世紀、2000年に1回、2007年以降、33評議会、4世紀、UFO、「ダ・ヴィンチ・コード」、「ルカ福音書8:3」、「愛のヨーガ」、お医者さん、よりを戻した、アウト、アナーハタ、アブノーマル、アリマタヤのヨセフ、アレクサンドリア、アーバン博士、イエスの12人の弟子、イエスの墓、イエスキリスト、イエス様、イシスオシリス宗教、イスラムの文化、イルミナティの暗黒の母、インド、ウクライナ、エジプトの神、エジプト仕込み、エッセネ派、エネルギー、エルサレム、エルサレム神殿、エーテルダブル、エーテル体離脱、オカルト伝承、オカルト宗派、オムツ、オーラルセックス、カップル、カーリー女神、カールハプスブルグロートリンゲン、キス、キリスト観、ギリシャの神、クンダリニー、クーザの妻ヨハンナ、クートフーミ、ゴドフロワドブイヨン、サハスラーラ、サラ、サラダマニ、サンマクシマン、シモンペトロ、シモンマゴス、シャンティフーラの時事ブログ、ジュナーナヨーガ、ストレス、セックス、タマル、タントラ、ダゴベルト2世、チャネリング、テクニック、トリック、ドシテウス、ニコデモ、ニューワールドオーダー、ノーマル、ハイアラーキー、ハプスブルグ家、バクティ、バフォメットの絵、バリエーション、バルカン半島、パートナー、ヒンドゥー教、フィルター、フリーメーソン、フロッシーマクドナルド、ブラックホール、プレアデス、ヘロデ宮殿、ベタニアのマリア、ホツマの神、ボゴミール派、ポジティブシンキング、マイトレーヤ、マグダラ宗派、マジック、マニプーラチャクラ、マニ教、ママゴト、マンダ教、メロヴィング家、モデル、モナド、ユスティンモーワードヘイグ、ヨシュア、ヨセフ、ヨハネの死、ヨーゲスワリ、ヨーロッパ、ラザロ、ラザロの一家、ラングドック、ラーマクリシュナ、ルシファー、ローソク、一夫一婦、三位一体、三頭体制、上位、下生、不可分、不正選挙、世界支配、世間の常識、中国の皇帝、中山みき、乱交、予知、事務、人格神、人物像、仏様、会計、伝道旅行、低次の離脱、体交法、何億年、使用人、信奉者、倫理的なレベル、偽予言者、光、円陣、創設時、動物、北条政子、十字軍、卒業生、原子、原素の組成、厳格な父と子、反動、古代の中国、古代信仰体系の代表者、右道派、号令、合一、合法、君臨、呪文、哺乳瓶、嘘つき、国津神、土壌、地の王、地下運動、地球の王、外宇宙、大学の教養課程、大熊座、大祭祀、大統領、天の王、天の軍団、天上のキリスト、天理教、天界の役職名、天界の改革、天界の王、天皇家、夫、夫婦、女のヨーガ行者、女優、女性原理、女性秘儀、女神、女装趣味、娼婦、子供、子孫、学校、宗教家、実習、家令、対極、将来の王、導師、左道派、帯、幽体、幽体の組成、幽体離脱、弁護士、影響力、役割、復活、徳、性交、性交渉、性器、性急、性教育、性欲、性的に奔放、性錬金術師、性魔術師、恋人関係、恋愛関係、意識の拡大、愛、愛撫、慈悲深い、戯言、才能、技法、探求の対象、教祖、教育の現場、昇進、有名人、服、東洋のヨハネ派、柔和、構成元素、権力欲、横取り、欲求不満、正反対、正統な家系、殺人、母なる神、母親役、温和、潜伏、無名、無節操、父なる神、牧歌的なレベル、物質化、物質的な権力、犠牲としての王、現代神智学、生け贄の儀式、申し分のない大義の殉教者、申請、男性秘儀、男根、男神、異常な性行為、異常性、監督、瞑想、磔、礼拝、神々の神話辞典、神にいたる入り口、神の独り子、神交法、神智学、神霊、祭祀のメシア、福音書、秘儀科学、秘密のクラブ、秘教、競争相手、第1回総指揮官、管理、精神的な概念、紀元50年、約200年、緊張関係、罪を贖う、美輪明宏、習近平、聖娼、聖霊、肉体、肉体的な不死、胡錦濤、自然進化、至高の重要性、色目、艾尚真、苛立ち、苛酷な人生、荒々しい態度、著名人、蓮華、薔薇十字団、蛇、螺旋、血筋、被造物、裏切り者、裕福、西洋、覚醒、証拠、警察官、貞節な妻、身体の構造、転生、辻褄、進化段階、道教、遺物、遺産、遺骨、金正恩、鈴の音、錬金術、錬金術的、長寿、長谷川京子、閣僚、闇の結社、隠喩の類い、離婚、霊体、霊的な科学、霊魂の善、非人格神、革命、鞭、頭蓋骨、顕教、首相、高いシステム、高次の身体、髭面の男の頭、魔力、魔術的、黒いマリア、黒い聖母崇拝、20才位、9名
Share.

About Author

8件のコメント

  1. 参考になった(4)
    わらうりうまうみ on

    悪魔崇拝に陥った流れがよくわかりました。
    そうだったのですね~。

    アーバン博士の「愛のヨガ」が広まることを祈ります。
    ありがとうございます。

  2. 参考になった(3)

    ナディ・チャート風水キットを設置して、部屋が相生空間となりました。
    目玉が笑った感じで回ってます(笑)
    ありがとうございます。
    この空間となっての初視聴でした。
    宗教を超える「愛のヨガ」に感謝!

  3. 参考になった(4)

    無信仰のため宗教は全く興味が無かったのですが、知らずのうちに宗教の影響を受けていることが多々あることに気づき、誤った思想の原因の発端は宗教だったのか!と思わず叫んでしまいました。
    宗教を知ることで自分の内面の混乱、世の中の混乱の理由がスムーズに解けていきます。
    先生のお話は宗教シリーズと夫婦関係シリーズが一本の線でつながっていて分かりやすいです。貴重なお話をありがとうございます。

  4. 参考になった(5)
    牛サマディー on

    人間と神との明確な違いとはいったい何なのだろうかという疑問を最近持っていましたが、この講義にてようやく理解できたのでうれしいです。
    また、愛のない単にテクニックによる性錬金術が非常に危険だという理由が非常に論理的でわかりやすかったです。講義の中で言われていたように、エネルギー的な側面が関係してるというのはナルホドと思いました。
    本当に、愛のヨガが広まるといいな~と思います。

  5. 参考になった(3)

    「愛のヨガ」少し読みました。現在の性に関する知識がいかに歪んでいるか、自分は悪に近いのか神に近いのか?竹下先生の講義の奥深さをあたらめて知り、またこれからの変革は意識でも行動でも大変なものになるという気がしました。何が正常で何が異常なのか、根本から日常の様々な言動を問い直す必要があると思いました。けど、魂はないのかな~、やはり大変な罪を犯してきたのか~、でも前向きに行くしかないと宇宙の一部、地球の一部には変わりないと思うので・・・(^_^;)

  6. 参考になった(3)
    ぴょんぴょん on

    おもしろかった~~~
    NWOの成立が、推理小説を読むように解明されています。
    しかも最後の「支配するもの」の3つの解釈がすごかった。
    3つ目の解釈を聞いているときにゾワゾワと鳥肌が立って「これは真実だ~」と感じました。

  7. 参考になった(4)

    洗礼者ヨハネの頭蓋骨を神聖視し代々受け継ぐとは変な人たちだと思いました。私は、そんな気持ちの悪いものは全く欲しくありません。

  8. 参考になった(3)

    「キリスト」
    が、役職名?最近は時事ブログで、
    「イエス」
    が、レプティリアン? 新発見メジロオシです。目を回す間もありません。ボーゼンです。
    暑さに負けず、この映像を3回繰り返し聞く程に、
    「我が身の近くにも女神様や神様が、、」
    と、あらぬ期待を持ってしまいました。