試聴映像
- 1. テーマ:ツァンダリーと全体像
- 2. チャンダリーの火の点火
- 3. 「四歓喜」と「楽空無別の智恵」
- 4. ツァンダリー
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概要
2回に渡りチベット密教の基本的な行法をお話し、その中で、最奥儀の基本となる行法であるチャンダーリーの火について前回説明をした。今回は更に2つの文献を取り上げ、これまで正確に捉えられていなかったチベット密教の全体像を初めて明らかにする。
目次
1.講義のポイントと次回以降の講義の流れ (00:00:00)
今回は「仏教の瞑想法と修行体系」というサイトの文献と、道教の高藤総一郎氏の著書から要点を抜粋して取り上げる。高藤氏の著書には、前回取り上げた文献には記述されていない、チャンダーリーの火の行法の一番大事な部分が書かれている。全体像を捉えた上で、次回以降の奥深い内容の講義へと繋げていく。
2.チャンダリーの火の3段階(1)準備的な瞑想 (00:08:47)
「仏教の瞑想法と修行体系」というサイトに書かれているチャンダリーの火の瞑想法を見ていく。第一段階でダキニ、ダーカーを供養、祈願するが、その正体を知ると、悪魔崇拝への入り口になっていることがわかる。転生に入り肉体として現実に存在しているダキニ、ダーキニーとは?
3.チャンダリーの火の3段階(2)瓶ヨガ (00:28:52)
男女双修功で解説したエネルギーの流れを示した人体図を用いて、わからないように省略して書かれている瓶ヨガについて詳解する。
4.チャンダリーの火の3段階(3)「チャンダリーの火」の点火、順観、逆観の四歓喜 (00:35:27)
「チャンダリーの火」の点火と順観、逆観の四歓喜の過程を男女双修功の過程と対比させながら要点を説明する。ここには最後のツァンダリーの記述がなされていない。
5.高藤氏の著書から〜「宝瓶気法」「内火発生」「月液への変化と降下段階」 (00:51:42)
高藤氏の著書からチャンダリーの火のヨガの行法に相当する所を抜粋し見ていく。小周天の最初の2回転の事は書いていないが、それをやった後、いかに中脈を上げるか、そして上げたら今度はいかに中脈をツァンダリーで下げていくかが書かれている。
6.チベット密教の全体像と問題点 (01:19:50)
チベット密教の全体像を見てみると、行法としては一応完成しているという風に考えられるが、実際は非常に中途半端なものである。クンダリニーが発現できないのはなぜか、本物の小周天にすら至れないのはなぜか。その理由と、根本的な原因について解説する。
終わり(01:32:41)
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参考文献
- 仏教の瞑想法と修行体系
- 「秘伝!チベット密教奥義」 高藤総一郎著、学研
2件のコメント
ダーキニーについてのお話がとても興味深かったです。
肉体レベルに執着しない、地球のレベルをもっと上げていけますように。
いろいろなレベルが存在している事を自覚できる講義でした。
その一つとして、チベット密教もとらえると面白いです。
勉強は果てしないなぁ~と感じます。
ジュニャーナ・ヨーガで真理を悟った者でも、した方がいいことがあるというくだりで、それを怠った不二一元論のシャンカラを思い出しました。プラトン流に言えば、真よりも善が重要ということですね。