試聴映像
- 1. 神智学を宗教学として整えていくことの必要性
- 2. 神智学の様々な誤り
- 3. 伝統的な宗教概念を用いた正しい界層図
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概要
これまでのスタンザの解説は、間違いを含んでいても敢えて目をつぶり、あくまでも神智学の概念に従って解釈してきた。今回からもう一度スタンザをⅠから駆け足で見直していく。 神智学の思想自体は完全に間違っているわけではない。顕教レベルの宗教から見ると、格段に真相に近いことを説いている。ただ随所に誤りがあり、概念が非常に不明確で、誤解を生むものになっている。そのため、できるだけ言葉や概念を整理し、宗教学としての形を整えていきたい。
映像編集者のオススメポイント
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あらゆる混乱の原因はコレ!(はっきり言ってコラだな~と思います。)これからの宗教の基準となる、上級に進むためにも重要な説明が始まります。ぜひご覧ください。
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サーンキヤ哲学の意識の展開図にとても興味があり、いつ正確なものが解説されるのか長いこと楽しみにしていました。今回ついにそれが明かされます。諸原理を宇宙レベルと個人レベルに分けて解説してくれているので、とても理解しやすく納得のいくものでした。
目次
1.神智学の問題点と誤り①〜宇宙レベルの概念と個人レベルの概念 (00:00:00)
神智学を母体としているハイアラーキー系の宗教の殆んどは悪魔崇拝である。したがって、神智学を正し、哲学として整備し、悪魔崇拝に用いられないようにすることが重要である。ここではまず、神智学が個人レベルの概念と宇宙レベルの概念を同一視し、そこから混乱が生じていることを解説する。
2.神智学の問題点と誤り②〜重要な概念・プルシャとプラクリティ (00:18:54)
本質は同じであっても、個人レベルの概念と宇宙レベルの概念は分けて考えないといけない。これを混同するとスタンザが理解できなくなってしまう。ここではまず、最低のレベルとして、父-子-聖霊という宇宙レベルの概念と、意思-知恵-活動という個人レベルのモナドを区別した界層図を提示する。そして今まで登場した神智学用語・概念について復習しながら、その誤りや問題点を指摘する。
3.正確な意識の展開図と意識の界層図 (00:36:31)
サーンキヤ哲学とヒンドゥー教における宇宙創造に関する理論から、伝統的な宗教概念を正しく理解する。そしてスワミ・ヨーゲシヴァラナンダの『魂の科学』の意識の展開図をもとに、正確な意識の界層図を提示する。
終わり(01:14:33)
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参考文献
- 「シークレット・ドクトリンを読む」H・P・ブラヴァッキー著、出帆新社
4件のコメント
新興宗教やカルト宗教の元になっている神智学。
しかし神智学の内容は脳捻転を起こしそう。
これから正確な意識の展開図を学べるのが楽しみです。
パラ・ブラフマンという至高存在の中にプルシャとプラクリティがあるとのこと。一元論と二元論が統合されていますね。
ナマスカール!
何時も、ありがたく勉強をさせて頂いております。
一般的なサーンキャ哲学の展開論で、
Net上を探しても、マハット(大)、覚について、納得のいく
説明のものがありませんでしたが、
今回の講義で、よく理解できた気がします。
また、コブラの界層図は、間違えで、
本当は、どうなっているのか?
後で、書き直していただけると言うことで、
かなり前より、
待ち望んでいた内容でしたので、
大変ありがたい講義でした。
次回も楽しみにしています。
竹下先生 こんばんは。
講義の後半くらいから、ヒカリキワムルヒメミコ様が浮かんできました。
宇宙は一者から生まれて、その宇宙をお身体に持っているヒメミコ様。
宇宙ができてしまった後、一者はどうなるんでしょうか?
私たちの宇宙の外にも宇宙がたくさんあるようですが、それも全て一者
がお創りになったんでしょうか・・。宇宙にも、終わりがあるので宇宙
の数は常時一定に保たれているのかなぁと思ったりしました。