試聴映像
映像を観る
- 時間
- 53分
- 価格
- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
今回はまず、インドの哲学・宗教の概念「5つの鞘」、「3身体」、「霊的進化の段階」を概説する。次に、ウパニシャッド以来、進化段階4.0以上の者は「解放」に達した者と言われ、輪廻からの「解脱」者と混同されているが、「解放」の意味を、講師の実体験に基づき身体論の立場から見ることで、この誤解を解く。最後に重要度は低いが、仏教における4種類の「解脱」の概念を意識の界層図を用いて整理する。
目次
1.5つの鞘と3身体 (00:00:00)
各鞘(コーシャ)と各身体(シャリーラ)の名称(サンスクリット語、日本語、英語)を紹介し、言葉の簡単な意味と、鞘と身体の対応関係を説明する。また幽体(リンガ・シャリーラ)にも言及する。
2.霊的進化の段階 (00:17:53)
ジュナーナ・ヨーガ(知識の道)、バクティ・ヨーガ(信愛の道)、神智学、仏教において、霊的進化の各段階に付けられた名称と、これら相互の対応関係を見ていく。
3.進化段階と解脱 (00:28:23)
ウパニシャッド以来、自己実現(4.0段階)に達した者は「解放」に至った、つまり「解脱」したと思われている。ここに潜む誤解を正し、身体の分解(詳細は次回説明する)の立場から「解放」の意味を説明する。
4.仏教の4種類の解脱 (00:43:02)
仏教における慧解脱、倶解脱、心解脱、身解脱の概念を、神階、無意識、意識の界層を用いて整理する。
終わり(00:53:32)
※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。
参考文献
- 「聖なる科学」スワミ・スリ・ユクテスワ著、森北出版
- 「ヒンドゥイズム」スワミ・ニルヴェーダーナンダ著、日本ヴェーダーンタ協会
- 「魂の科学」スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著、たま出版
- 「ラーマクリシュナの福音」、日本ヴェーダーンタ協会
- 「マイトレーヤの使命第一巻」ベンジャミン・クレーム著、シェア・ジャパン出版
- 「マイトレーヤの使命第三巻」ベンジャミン・クレーム著、シェア・ジャパン出版
- 「あるヨギの自叙伝」パラマハンサ・ヨガナンダ著、森北出版
- 「ラマナ・マハリシの教え」山尾三省訳、めるくまーる社
7件のコメント
「解脱」という言葉も、様々な意味合いがあることなど、知らないでいました。
無意識が、せんぶ洲を離れなければ「解脱」を達成することがない、という情報も驚きです。
内面の世界を、見えないながらも見つめてみようという気が沸きました。
ジュニャーナ・ヨーガ、バクティ・ヨーガ、神智学、仏教のそれぞれの霊的進化段階の対応関係についてまとめた表がとても印象に残りました。進化段階という共通の尺度で比較することによって、各宗教のレベルがとてもよく理解できました。さらにこれに「身体の分解」までもが対応しているとは驚きです。次の第10回でその意味について詳しく解説されているので、あわせて視聴するとより理解が深まります。
「他では言いません。」
とおっしゃったので、なお熱心になりました。紹介してくださる分厚い本を、この老眼鏡をかけて読むなんて、考えられないので、今回の様に要になる言語の、一覧表と解説を頂けたことはとても有難いことです。なにせ、言語の意味が解らないと進めないものでして、牛歩の一歩が得られました。
進化段階4.0で死に対する恐れが消えるのは、原因体の分解と関連しているのですね。
幽体(エーテル体、アストラル体、メンタル体)
となってる理由がとても納得出来ました!!!
コーザル体(原因体)の分解の意味が
ベンジャミンクレーム氏の言ってる意味から
竹下師の説明でとってもわかり易くなりました!!!!!
漠然と理解していると思っていた「解脱」の本当の定義と意味を知ることができました。
なんとなく聞いて、なんとなく理解していることが、決して正しいものではないことを痛感しました。
もっといろいろ正しく理解したい!
そう思わせる講義でした。ありがとうございました。
仏教も交えての改めての解脱の定義のし直し、分かりやすかったです。
さらに、今回の講義では新たに、進化段階に応じて相応する体が分解し、より微細な波動のものに変容するということを教えていただき、進化段階に応じてそれを体感できるようになるのかもと、今から楽しみです。