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概要
これまで『子どもが育つ魔法の言葉』という本を参考にして話をしている。現代の社会では、ほとんどの人々の価値基準が“何を持っているか”であり、それによって人の価値が決まると思われている。それは、社会的地位・財産・年収・才能などである。このような物質的な価値観の中では、どうしても競争や他人との比較というものが出てくる。本当に大切な価値観、大切なことは何なのか。揺らがない世界観を身に付けて頂きたい。
目次
1.現代の人々が価値を置いているもの (00:00:00)
現代の物質的価値基準では、競争、他人との比較、人より抜きん出るための努力が不可欠になる。お金や物は、人に束の間の満足を与えるが、幸福を与えない。物質主義に洗脳されないためにはどうしたらいいのか。子育ての中の「かけがえのないその子」という言葉と共に、真の価値観についての理解を深める。
2.消費文化の価値観 (00:18:50)
価値観の形成には、親、教師、友人、メディアがとても大きく影響する。教師やメディアは、子供に幸福になれない価値観ばかりを植え付けてしまう。テレビはあまりにも過剰な暴力シーンが多すぎるため、ずっとそれを見て育った子供は、他人の痛みや悲しみに鈍くなってしまう。親はそういった世界観から、子供を守らなければならない。子育てを通して伝える良識と、バランスのとれた世界観を持つことの重要性について説明する。
3.子育ての良い具体例 (00:34:48)
自分自身を好きであることはとても大切だ。そういう人は心がとても安定している。ところが、そういう人は非常に少ない。どうして人は自分自身を愛することができないのか。“自己肯定感”を持つためにはどうしたら良いか。また、自分の子供が“自己肯定感”が持てるようにするには、どのように接し、育てていけば良いか。
4.子育ての悪い具体例 (00:48:14)
子育ての最大の失敗は人と比べるということである。絶対に他と比較をしないということが大切だ。常に兄弟や他の子供と比較されて育った子供は、日頃どのように感じ、結果としてどのような行動をとるようになるか。子供が悲しんでいるのを知ったとき、親が理解して、最も改めなければならないこととは。
5.比較することで生じる負の連鎖 (00:56:17)
母親はなぜ、自分の子供と他の子供を比較するのか?なぜそんなに他人が気になるのか?多くの人は、常に自分と他人、あるいは理想の自己像と今の自分とを比較し、そのギャップに苦しむ。比較するということは、「愛していない」ということだ。他人と比較し続けることで始まる負の連鎖、他人と比較せずに育てることで生まれる良い連鎖について。
終わり(01:04:53)
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参考文献
- 「子どもが育つ魔法の言葉」ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス著、PHP文庫
13件のコメント
私は、世間の価値基準で他人と比較されて育ったので、ありのままの自分を愛せませんでした。もちろん、幸せではありませんでした。幸いにも、社会に出てから、いくら努力しても評価されない時期が長年続いたので、ある種の開き直りによって、世間の価値基準などどうでもいいと思えるようになりました。今は、ありのままの自分が大好きです。親から子へ伝わる負の連鎖は、私の代で終わりにします。
一般的に、子育で「我が子を人と比べてはいけない」ということは知られているが、なぜ比べてはいけないということがこれほど明確に説明されているもは少ないでしょう。我が子を兄弟や他人そして自分の理想の子供像と比べて育てた場合、結果的に我が子がどんな人間になるか。また比べて育てない、つまり愛して育てるとどんな子供になり、そしてどんな大人になり、どんな世界になるか。比べられた子供、比べる親、供に破滅的な結果が待っています。わかっているのに、なぜ親は我が子を比べてしまうのか・・・わかりやすく的確な例と竹下氏の深い洞察が理解に拍車を掛け、目の覚めるような講義でした。
※わかりやすいので竹下氏の講義を初めて見る方にもおすすめです。
この世界はあまりにも、理想像を見せ
比較し、ありのままの自分と、その運命を
愛することを邪魔するので、
結局のところ、何も持たない人間は
究極的には、死を、要求されているのだろうか。
そんなに、何かを持つことが凄いと言われることならば、
何もできない自分は、何も持てず、いきる場所などない、
この思いを隠して生きていかねばならない。
自分と回りもごまかすことばかりうまくなっていく。
そんな考えの、苦しみを吹き飛ばしてくれるのが
この講義でした。ありのままを、愛すること、
それは、すなわち神性なんではないだろうか。
神性を悟ることから、真実の正しい価値観が形成されてゆく。と、思った。
とても心に響きました。
比較して育てることがどれだけ子供の心を傷つけているか、
ありのままの子供を愛する必要性を痛切に感じます。
自分の中から、期待することを捨てて捨てていって、愛で満ち溢れた家庭にしたいと思いました。
知らず知らずのうちに比較してしまう心に気付けるように、また繰り返し視聴します。
親子シリーズの講義を拝聴するごとに、自分がいかに「子供を愛していないか」ということに気付かされます。今までは、自分はとても子供を大切に思っていると信じていたので、それに気付いただけでも目からウロコ、というか脳天を打ち砕かれた気分です。
自分の自己肯定感の低さがどこから発生していたのかも知ることができて良かったですが、我が子への言動を変えていくことに痛切に困難さを感じています。
それでもやっぱり、後悔しないように気を付けて過ごそうと思います。
子どもを愛することで、自分を愛するようになる。親から愛されることで、自分が好きになる。
子育ての大切さが、ここでまたひとつ明確になりました。
子どもを「かけがえのない」として愛し、育てること。
「かけがえのない」のだと認識すれば、他と比較することはないのですね。
そして、目標を追わないこと、目標を捨てることこそが修行であり、本当の意味でも自己改革であるということを多くの人に知ってもらいたいと思いました。
酷い自己嫌悪に陥ってしまうと、
そこから自分の気持ちを立て直すのがほんとに至難の業です。
新興宗教に救いを求めたり、おかしなスピリチュアルに走ったり、
自分を変えることに必死になるんですが、散々迷走したあげく、
まずは今の状況をありのままに受け止めることが、
自分の心を安定させる一番の方法でした。
追い詰められんと、わからんのかいという話ですが・・
母親の関心の向け先が他人との比較であると、本当に愛することはできないと分かりやすい説明でした。
自分を好きになり自分を愛することの大切さ、人格のベースになければならないものを気付かせてもらいました。
そのベースは、親が育ててくれたものであり、もし自分に無ければ、我が子を愛し育てていくと、新たな自分も生みなおし自分を好きになる…すごいですね。
この世で一番大切で優先させなくてはいけない子育ての話が、常識になれはいいなと思います。
子育てすっかり終わってしまった世代で反省しきりですが、お話は一つひとつ心に響きました。自分の子供と他人の子供を比較する→親が常に自分と他人を比較しているから→自分の理想像と自分を常に比較しているから→自分が嫌いだから→親に比較して育てられたから。だから自分の子供を他人の子供と比較すると、同じサイクルになっていしまう、、。とわかりやすく、シンプルに本質を突いたお話で感動しました。大変貴重なお話で感謝します。
この講義は、子育てをされている方にはもちろん必見ですが、人間関係や、アダルトチルドレンである自分に悩む人にもおすすめだな、と思いました。
会社で部下を育てなければいけない立場になったとき、比較するのはやめようとか、
自分自身がどうして自分を好きになれないのか知れて、どうしたら、インナーチャイルドを健全に育て直せるだろう、とか、子育て以外にも、通じる要素が満載です。
特に心に残ったのは、広告に踊らされている、のお話ですね。
広告の発するメッセージに無自覚になって、まんまと策に乗っかってしまっていました。。。
何も持たなくても、他人って幸せに生きれるんですね。それを実感してみたいです。
映像の中で指摘されている現実の世界の愚かしさ、ありのままの自分を受け入れることなく勝手に虚像を作り出して自分で自分自身を貶めているあり方を、本心ではおかしいと気づきながらそのジレンマから逃れられず、よくもこんなに長くこの窮屈な現実社会に生きることに耐え忍んできたなとつくづく感じます。今の世の中には、このように物事を掘り下げて考えることを好まず、むしろ商業的に企業が人々の心を誘導して利益追求をすることに無抵抗になってしまっている人達が多くいるのだけれど、周りがどうであれ自分自身が自分の心に向かっていかない限り変化は決して訪れないのだから、講義の内容を想起しながら「本当に大切なことは何なのか」を模索していきたいと思います。
ずっと前に聞かせていただいたビデオを再度見ています。なぜ比較するのか、結局、自分が嫌いだから、だから理想の自分というものを作って追ってゆく。だからいつまでも幸せにならない。それが子育てにおいて比較すると、その子が育って自分と同じようになる。竹下先生の目標を持つなという言葉とつながって、真実の内容に感動しました。
理想の自分と比較している
これは今響きます
ゴリゴリにたくさんガヤトリー・マントラの内面の浄化やっていたのですが、
ある時、ここまでやるのは、理想の自分になりたいという欲求があるからだ、と気付きました
それからは自分にとって心地良い回数に減らしました
色々と楽になりました