１．テーマ：現代神智学に直結する占星学理論
２．講義の流れ：ヘレニズムの宇宙論と占星学
３．ヘレニズムの宇宙論：万物照応
４．二千以上年前に誕生した７光線占星学理論
５．見所：１２悪霊の二重の意味

７０分［５２５円］

前回まで、プラトンの哲学やストア主義を見てきた。今回は現代神智学に直結しているマグサイオイ文書を紹介する。マグサイオイ文書は東西に伝えられ、大きな影響を与えた占星学理論である。当時の天文学のレベルでは仕方がなかったと思われる誤りの部分も含めて解説し全体を押さえた上で、神智学の光線理論を詳細に検証していく。そして後の統合的な理解に繋げる。

１．今回の講義のポイント
２．ヘレニズムの宇宙論
３．７光線占星学理論①　イデア界から7つの光線が地上に届くまで
４．7光線占星学理論②　宇宙形成のための7光線の働き
５．7光線占星学理論③　光線と星座と7惑星とその役割

１．テーマ：資料からストア派の宇宙観を知る
２．ストア派の二元論：技術的な火
３．ストア派が考える二つ原理の在りよう
４．資料からストア派の神秘的世界観がよく理解できる

１０５分［５２５円］

ストア派の3回目として、論文が極めて少ないストア派の宇宙論を、これまで見てきたヘルメス文書、ミトラ教、カルデアンオラクル、プラトンの思想と照らし合わせながら詳細に見ていく。そうすると、全部同じ世界観であることがわかるとともに、ストア派の思想は、現代物理学をも超えた高度な唯物論であることも明らかになる。そして彼らの思想は霊的なものの見方なしには読み解けない神秘思想であり、これを読み解くことによって、後に取り上げるプロティノスの新プラトン主義を理解する基礎ともなる。

１．今回の講義のポイント
２．ストア派の宇宙論の概要
３．宇宙論の二つの原理　その１．受動的原理
４．宇宙論の二つの原理　その２．能動的原理
５．宇宙論の二つの原理　その３．種子的ロゴス
６．宇宙論の二つの原理　その４．二元論的性格

１．テーマ：ストア派は究極の唯物論
２．スピノザに通じるストア派の自然観
３．ズルワーン主義を継承しているストア派の哲学
４．"種子的ロゴス"をミトラ教に対応させると
５．根幹で共通する思想を理解せずには何も分からない

１１３分［５２５円］

ストア派は、霊的な世界のものも含め、すべて物質から出来ているとする唯物論だが、その哲学は現代の物理学者が目指すべき方向性を持った、非常に優れた究極的な唯物論だと言える。今回はストア派が研究したとされる自然学、論理学、倫理学を丁寧に読み解き、この素晴らしい思想に触れるとともに後の哲学の理解のための重要な基礎を押さえる。

１．前回の復習
２．ストア派における自然と論理学
３．ストア派の倫理学
４．ストア派賢者の名言

１．テーマ：ストア派の概要とプラトン以前の哲学
２．万物の根源（アルケー）が何であるか
３．アルケーはプシューケーと未分離一体
４．共感できるストア派の宇宙観
５．神智学を本当に理解するために…

１０２分［５２５円］

この宗教学講座では、まず馴染み深い旧約聖書、新約聖書から入った。これらは当時流行っていた密教、ミトラ教というギリシャの哲学が大きく影響していたことがわかった。そこでプラトン、アリストテレスまで戻り、前回まで講義した中で、彼らはミトラ教を基本にして自分の宗教、哲学を構築したことがわかった。今回は更に一番最初の部分の自然哲学者と言われるタレスの辺りまで遡り、そこから原子論、そしてミトラ教の哲学化という意味合いで非常に有名なストア派の哲学をこれから数回解説する。

１．ストア派という学派について
２．ギリシャの哲学者の根源についての概念
３．ゼノンの逆説
４．原子論
５．古代原子論の「物」的自然観とプラトンの自然観
６．ストア派の宇宙観、宇宙論、存在の階層