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前回まで、マニ教の神話から宇宙観を読み解き、マニ教とはウィルスのような寄生宗教だという本質がわかった。今回は更にマニ教が本質的にどういうものなのかを理解するために、私自身の調べた情報と共に考察し、闇の系譜を紐解いて行く。そしてマニ教と戦ってきたキリスト教教会が、最悪のライバルとして恐れるあまり、異端と迫害の対象を混同したり、罪のない一般信者を巻き込むという混乱に陥っていく様を見ていく。
前回はマニ教の宇宙創造までを見た。今回は人間が誕生する所から後のストーリーを見ていく。支離滅裂だと言える神話の部分から、枝葉を落としたエッセンスの部分を取り上げ、マニが神話によって何を伝えたかったのか、マニ教を世に広めるためにどんな方法を取ってきたのかを読み解いていく。そこからマニ教の本質を明らかにすることによって、神智学の本質に辿り着く。
「智恵のヨーガ」の講義に対する質疑と応答。
今日の題目は「ジュナーナ・ヨーガ(智恵のヨーガ)」で、「自己実現」ということがテーマである。自己実現とは、自分の願望を叶えることではない。これは願望の成就ということになるわけで、自己の実現とは言わない。自己の実現とは、簡単に言うと”神を悟ること”である。あるいは”真の自己を悟ること”と言ってもいい。それを自己実現という。
前回はマニ教を読み解くに当たり、まずマニの生い立ちをもとに人間像について解説をした。今回はマニ教の神話そのものを見ていく。その神話の中にある神智学を理解するための重要なポイントについて解説する。
今回から3回にわたって、マニ教を解説していく。マニ教はすでに絶滅した宗教で、神智学、グノーシス、或はイルミナティや陰謀論の方面に関心がある人たちを除けば、一般的にはあまり知られていない。ほとんど参考になる文献もないが、純粋にマニが説いたマニ教について理解していく。マイナーなマニ教を取り上げたのはなぜか。ここに、悪魔崇拝の根源、ある意味で陰謀の本質が見てとれるからである。
前回は文献「エネアデス」の中の論文「エロスについて」から、プロティノスのエロス概念を読み解いた。今回は、ミトラ神話、カルデアの神学、ポイマンドレース、グノーシスの神話を基に総合的な解説を試みて、エロスの本当の意味を読み解く。
今回は文献「エネアデス」の中から、「エロスについて」の論文を取り上げる。この論文は「エネアデス」の中でも一番難解な論文で、多くの人には理解が難しい。しかし、難しい理由が判ればこの論文が非常に重要なもので、プロティノスを理解する上で欠かせないものだということがわかる。この論文を読み解くことによって、プロティノスによるエロスの概念を捉えていく。
プロティノスは、一者、ヌース、魂、自然、そして素材という一本の系列が、一者から次々と生まれてくるという形で哲学を構築しており、前回大まかな部分は魂の所まで説明した。今回はもう少し詳しく魂の部分に焦点を当て、自然、そして宇宙というものをどう捉えているかを読み解いていく。
前回はプロティノスの哲学の骨格を説明をした。今回は具体的に、「エネアデス(抄)Ⅰ.Ⅱ」という本と、私がプロティノスの宇宙論を説明するために作った図を用いて、一者、ヌース、魂、そして自然についてのプロティノスによる具体的な記述に触れながら、その世界観を読み解いていく。
シャンティ・フーラ 映像配信
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