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この宗教学講座では、まず馴染み深い旧約聖書、新約聖書から入った。これらは当時流行っていた密教、ミトラ教というギリシャの哲学が大きく影響していたことがわかった。そこでプラトン、アリストテレスまで戻り、前回まで講義した中で、彼らはミトラ教を基本にして自分の宗教、哲学を構築したことがわかった。今回は更に一番最初の部分の自然哲学者と言われるタレスの辺りまで遡り、そこから原子論、そしてミトラ教の哲学化という意味合いで非常に有名なストア派の哲学をこれから数回解説する。
前回でプラトンが終わり、今回1回だけアリストテレスを解説する。プラトンの思想とは対極にあるアリストテレスの思想を見ていくと、人類がその思想を選択した結果どうなってしまったかが理解できるであろう。アリストテレスの間違いを検証しながら、プラトンの思想とも比較しその世界観を読み解く。
前回の講義で、プラトンは自分が作り上げたプラトン哲学によって、物質的、唯物的な世界観とずっと闘っていたということを解説した。今回、プラトン哲学の最後ということで、その闘いの一番本質的な部分を取り上げて解説をする。
これまでプラトン哲学のイデア論について解説してきたが、前回は通俗的なプラトン理解の誤りの部分を考察し、真のプラトン哲学の神髄を明らかにしてきた。今回は、魂がイデア界に帰っていくという所でのプラトン自身の理解がどういうもので、またどこまで帰れると思っていたかという非常に微妙な部分を突き詰め考察していく。
前回はプラトンのイデアについて解説をした。引き続き、藤沢令夫氏の「プラトンの哲学」という本から講義を続けるが、本の中で藤沢氏は通俗的なプラトン理解というものを批判している。この批判は正しいものであり、プラトンの哲学は、2000年以上経っても基本的な枠組みに間違った部分がなく、一番最初に人類が手にした哲学であるにもかかわらずその完成度は驚愕すべきものがある。無視されてきた霊的世界の視点も踏まえ、真のプラトン哲学を読み解く。
プラトンの哲学の理解のために、前回はプラトンがソクラテスから受け継いだ霊的な、霊統ともいうべき本質的な部分を解説した。今回は、”プラトンといえばイデア論”といわれるイデア論について解説、考察をしていく。
これまでグノーシス、ヘルメス文書、カルデアンオラクルを見てきた中で、それらとミトラ教との密接な関係が明らかになった。そこでミトラ教の簡単な説明をし、前回神話のあらすじを追った。西洋の哲学のレベルではプラトン、アリストテレス、或はストア派や新プラトン主義とミトラ教との関連は説明されていないが、ミトラ教の古代神智学自体がプラトン、アリストテレスの哲学を基礎にしていると思われる。そこで実際にプラトンやアリストテレスがどんなことを言っているのかということを見ていくが、今回はプラトン哲学の基層となっている部分を解説する。
前回、ミトラ教の概説としてミトラ教の流れを見てきた。今回も前回に引き続き、東條真人氏の「ミトラ神学」という本から、西方ミトラ教の神話の部分を抜粋してあらすじを見ていく。そうすることで、古代の神話と宗教、また宗教と哲学についての非常に重要な関係性を理解することができる。
これまで、イエスが磔に遭って以降の、正統派キリスト教の異端と言われているグノーシス、ヘルメス文書、カルデアの神託を見てきた。これらは多少の違いはあるが通底する部分が基本的に同じで、非常に似通った世界観を持つことがわかった。グノーシスもヘルメス文書の発展系と捉えて、ヘルメス文書とカルデアの神学の源流であるミトラ神話、ミトラ教の流れを見ていく。
今回は、神智学の源流の1つであるカルデアンオラクルを解説する。西洋哲学のこの分野は研究が遅れており本が出ていない。そのためにインターネット上の2つの論文を取り上げ、一番根本になる思想の部分を説明するが、この分野では初めての本格的な解説となる。
シャンティ・フーラ 映像配信
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