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今回は「中観と空Ⅰ」(梶山雄一著)から、前回説明した三性論(三性説) に関する文章を紹介していき、三身説や仏の四智など三性論を補足する内容を付け加えていく。
今回は「三性論(三つの認識の仕方)」という唯識論の一番難しいところを、本来のマイトレーヤの見解に沿って私(以下竹下氏)が解説する。的外れな解説書しか見当たらないため、今回は経典そのものをテキストにするという初めてに近い試みであり、初級宗教講座のある意味の頂点になる。今回の講義が分かれば、初級コースにおいて今後は難しいところはない。
今回も 横山 紘一著「唯識思想入門」をテキストとする。阿頼耶識の重要な部分を解説した前回に続き、今回は、まず末那識の働きや四分説など唯識の伝統的な説を解説する。そして私(以下竹下氏)の思想・解釈に基づき、以前指摘した種子(しゅうじ)に関する矛盾を解消して唯識論を総括し、その全体像を示す。
前回に続き、「唯識思想入門」をテキストとして唯識思想の基本的な概念を説明していく。これまで折に触れ、ある程度は唯識思想を説明してきたが、特に梶山雄一氏の著作をテキストとした、宗教学講座 88、89回において認識論を詳しく解説したので、今回の講義はかなり分かり易いと思う。
今回は唯識説の2回目で、テキストは 横山 紘一著「唯識思想入門」を用い、阿頼耶識の転換・五位・善悪の種子(しゅうじ)などの概念を見ていく。前回も説明したが唯識説は本当に支離滅裂なものであり、今回は特にたくさん支離滅裂な部分が出てくる。
今回から、仏教における最高峰の理論とされる唯識説を説明していく。使用テキストは「認識と超越〈唯識〉」、「唯識思想入門」の二冊(今回は前者のみ)である。唯識の要点はコンパクトだが大量の間違えが含まれ、講義をするのが難しい。しかし、これまでに大乗の全体像を紹介したので、かなり分かり易くなっているはずである。また今回は、以前大雑把な説明に止めた「仏陀が教えた五蘊」と「五位七十五法」の正確な意味も解説する。
今回で般若心経の解説は最後になる。前回に続き私(以下竹下氏)の解釈を説明していくが、今回は羯諦咒・マントラの部分になる。ここで、今まで伝えられていなかった、このマントラの正しい唱え方(抑揚)を私が実演する。
これまで般若心経を説明してきたが、今回と次回の2回は私(以下竹下氏)の般若心経の解釈を説明する。前回に続き、宮坂宥洪著「真釈 般若心経」から好都合な文章を抜粋し、それに私が解説を加える形をとる。般若心経は、それまでの般若経典群をまとめたものだと一般に理解されているが、実際には全く次元の異なるものであり、私にとっては非常に簡単・明快な経典である。
前回に続き、宮坂宥洪著「真釈 般若心経」の後半部を説明する。今回の一番大切な所は最後のマントラ(羯諦咒)の部分であり、宮坂氏の非常に優れた解説を紹介する。そして、やっと次回から私(以下竹下氏)の般若心経の読み方を説明できる。
これまで説明した3名の方の般若心経の解説は、私(以下竹下氏)から見て般若心経の正しい理解とはいえない。しかし私の考えは余りにもジャンプが大き過ぎ現段階での説明が難しいため、今回と次回は、間を埋めるレベルに相当する宮坂宥洪著「真釈 般若心経」という本の解釈を紹介する。
シャンティ・フーラ 映像配信
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