宗教学講座 初級コース 第189回 プラトンの哲学(無知の知)

試聴映像

  • 1. テーマ:プラトン哲学を深く掘り下げる
  • 2. プラトン哲学を理解するために
  • 3. プラトンがソクラテスから受け取った哲学の火
  • 4. いわゆる哲学と真の哲学、宗教、探求

映像を観る

時間
111分
価格
文字起こし

概要

これまでグノーシス、ヘルメス文書、カルデアンオラクルを見てきた中で、それらとミトラ教との密接な関係が明らかになった。そこでミトラ教の簡単な説明をし、前回神話のあらすじを追った。西洋の哲学のレベルではプラトン、アリストテレス、或はストア派や新プラトン主義とミトラ教との関連は説明されていないが、ミトラ教の古代神智学自体がプラトン、アリストテレスの哲学を基礎にしていると思われる。そこで実際にプラトンやアリストテレスがどんなことを言っているのかということを見ていくが、今回はプラトン哲学の基層となっている部分を解説する。

目次

1.今回と次回の講義の流れとポイント (00:00:00)

プラトンの思想は多様に理解されていて正しく理解している人がほとんどいないのが現状である。現代の学者レベルでも同じことが言える。それは西洋哲学がミトラ教と切り離して考えているからであるが、プラトンはかなり強くミトラ教の影響を受けたと考えられる。その視点から奥深いレベルで説明をしていく。そしてもう一歩踏み込んで、西洋哲学の混沌の原因と思われる、プラトン自身が最初にしてしまった重要な間違いを説明し正していく。

2.プラトン哲学の基層(1)「知」 (00:11:50)

プラトンの哲学を終生ずっと支えているものがソクラテスから受け止めたものであり、それがプラトン哲学の基層となっている。その部分をきちんと理解していないと本質を見失うこととなる。まずはソクラテスの「知」に関して解説する。そうすると、ソクラテスが明らかに悟りを開いており、そのソクラテスからプラトンが火を受け取ったことがわかる。そして、「知」というものの本当の意味をどう捉えたかを解説する。

3.プラトン哲学の基層(2)「徳」 (00:45:25)

徳というのが「魂がすぐれてあること」だということは当たり前であるが、このことを徹底的に哲学にして説かなければいけなかった程、ソクラテスの時代から現代に至るまで数千年に渡り混乱していると言える。ソクラテスの説いた徳とは教育プログラムでは内面の世界、それ以外は外面として捉えている。その内面、外面について詳しく理解するために教育プログラムと意識の展開図とを照らし合わせながら解説する。

4.ソクラテスの対極にある思想 (01:05:59)

ソクラテスに立ち向かう登場人物としてのカリクレスの思想を考察する。この思想を体現している支配層による巧みな刷り込み、洗脳によってこの世界の混沌が引き起こされ、自然界へまでも波及している。ここにソクラテスが闘っていた正体を見ることができる。

5.ソクラテスの「Xとは何であるか」という問について (01:44:52)

通常、ソクラテスの問いはその”X”の「定義」を求める問いだと言われる。しかし、究極の真実であればあるだけ絶対に言語化出来ないものである。真実に迫ることが出来るたった1つの方法を説く。

終わり(01:48:30)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「プラトンの哲学」 藤沢令夫著 岩波新書
1%、99%、GHQ、TPP、「国家」、いさおし、ご神体、アジェンデ、アストラル体、アニメ、アメリカ兵、イデア、イニシエーション、イラン、エカ、エーテル体、オークション、カルマ、カルマヨーガ、キリスト教の世界観、クシャトリヤ、コマーシャル、コンパオレ、コーザル体、サブリミナル、サプリメント、サーンキヤ哲学、ザボン、シュードラ、ジェイムス、ジョージ・ソロス、ストア派、スペイン、セレブのパーティー、ソフィスト、チアガール、チェ・ゲバラ、チッタ、チャベス大統領、テフロン加工、トーマス・サンカラ、ドラマ、ノモス、ハイアラーキー、バイシャ、バクティヨーガ、バラモン、パーソナリティ、ピラミッド、プラグマティズム、プレーローマ、ベネズエラ、ホツマの神、ホメロス、マギ、マスコミ、マナス、メンタル体、三身体、世論誘導、中西征子さん、亀井、二身体、五身体、人類みな兄弟、健康、八百万の神、公約、刑死、劇団、原因体、叡智界、古代神智学、名声、呪文、品格、商売、国神、報酬、売国奴、天界の理論、失業、奴隷化、妖精、安倍政権、官僚、実力者、家柄、容貌、富士山、小泉、少女、平等、幽体、広告、従軍慰安婦、御用学者、徳目、性格、性衝動、悟り、惑星シリーズ、愛、態度、憲法改正、成功報酬、我執、戦争、才能、政治的能力、新プラトン主義、日本船舶振興会、映画、服装、桃、業、武将、民主党、民主国アテナイ、波動、浄化、潜在意識、無人機、理性、皇女様、皇族、相似形、神智学、神道、禁断症状、禅、節制、美少女ブーム、習慣、肉体、脳、自己、自性、自由貿易、芸能プロダクション、蓄財、虐殺、言葉遊び、言語の能力、貴族階級、資産、運命共同体、達磨大使、野心、金権社会、集金能力、霊峰、革命、顕在意識、食品添加物、魔法、鳩山、1億
Share.

About Author

22件のコメント

  1. 参考になった(5)

    今回の素晴らしい内容を内面の充実を求めるすべての方に見ていただきたいです!

  2. 参考になった(7)

    悟っている者、進化のレベルが高い方が優れていると思うことが間違っているということ、
    ずっと上に見ていた神様が、人間と対等(!)に影響し合う関係であること。。

    理屈でわかったような気になっていたことが、この講座を聴いて腑に落ちて、
    申し訳けない気持ちとか、とてつもなくあたたかい連帯感とか、いろんな想いがあふれてきました。。
    そして、今回の講義の視点からの教育プログラムの解説は、目からウロコでした。。
    みなさん、聴き逃したら、もったいないです。

    この講義が500円だって!? 何かの冗談でしょう、薫さん!!

  3. 参考になった(8)

    教育プログラムの解説だけでも見る価値アリ。と同時に、そんなに影響があるとは…。

    ところで、私は竹下先生を知って約1年。(2012年3月頃)にYouTubeの視聴映像を通じこのサイトにたどり着きました。いくつかの初期講演録音や映像配信を飛び飛びで視聴し、以下の方法が示されているのを知りました。 ガヤトリーマントラの祈り、除霊と浄化の祈り、カルマ軽減の祈り、内面の浄化の祈り、日輪を使った瞑想、その他も色々あるのかもしれません。
    そこで、質問です。
    これらは今から行っても効果があるのものなのでしょうか? 既に審判とやらが終了しているようですので、今からですと何をしたら、自身また世界の為に良い影響を与えられるのでしょうか?

    一応、ほぼ毎日除霊と浄化の祈りと、心身の浄化法(特に鼻うがい)は続けています。
    カルマ軽減の祈りも、何回か実施しました。
    (東洋医学セミナーも受講してみましたが、チャクラ感覚もまだよくわかっていません)

    一年も経って今更の質問ですが、よろしければお答え願えませんでしょうか?

  4. 参考になった(6)
    わらうりうまうみ on

    世界から国から職場から家庭から自分の心、相似形になっているなってつくづく感じます。
    いやなものもしっかりと見つめて、現実を知ることが大切ですね。そして、掃除をしていかないと…です。

  5. 参考になった(4)

    アリストテレスは、プラトンのイデアがこの世界と切り離されていることに異議を唱えて、イデアを形相とし、それが宿る個物を質料としました。そして質料が先にあり、質料に宿る限りの形相は、質料がなくなると同時になくなるので、イデア界などというものはないというような論理展開でした。たしかアリストテレス全集の1巻のどこかに書いてあるとおもいます。藤沢さんの岩波新書は、私もたまたま先週くらいに借りて読んでいました。とてもよい本ですが、ソフィストを迫力つけすぎていて、ソクラテスの論駁をあまり紹介できてないところがちょっと残念でした。自然の正義も、社会に押し付けられた支配のための法を、無我夢中で突き破っていくまではよいのですが、突き破ったあとに、欲求不満の報酬を与えられたり、弱者から奪い取るという結論が、だめでした。後半をみていて、頭がさがるばかりでした。先生より一世代若く、さらに後の世代を考えると、また先生が初期講演をしていた頃から、格段に刺激の強い時代になってしまいました。本当のことを言い続ける人を笑ったら、魂はないとも思います。

  6. 参考になった(12)

    匿名 様

    ご質問の件、竹下氏より回答をいただきました。
    今後共宜しくお願いを申し上げます。(シャンティ・フーラ)
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    上記のガヤトリーマントラの祈りから日輪を使った瞑想のすべてですが、現在も有効です。教育プログラムを含めて、これらのものは時間に関係なく、人類が忘れることがなければ、いつまでも有効です。これらのマントラや祈りは、今でもそして今後も、心身の浄化と霊的進化に対して、最も効果的なものです。
    教育プログラムを中心に、これらの祈りは私たちのシリウスシステムを含め、全てのシステムで教えられているもので、各システムを統括する至高四柱が、その霊的効力を保障しているため、現在も、そして恐らく今後も最強の浄化方法なのです。安心して使って下さい。

    (竹下 雅敏)

  7. 参考になった(6)

    3.で質問した者です。 ニックネームを記入し忘れました。早速の回答、ありがとうございます。似たような質問が直前されていたのに気付かず、変な質問をしてしまいました。
     ここ一年、膨大な映像配信の視聴や、色々な祈りを実践している途中、(特にチャクラや波動などの微細な感覚をいまだ感じられていない)私は、自身の魂の合格、転落、消滅も含めわからず、すべてが手遅れでもう意味が無いのではないかと、ずーと不安に思っておりました。私自身のことはともかく、全ての祈りが有効で、全てのシステムでも使われているとのことで、安心しました。
     ところで、初級がこのレベルでこの回数の多さということは、中級、上級と全てが明かされるまで、いったいいつまでかかるのでしょう。プラトンと違って愚かな私達に解かるように解説するには、それはそれは大変なご苦労があるのでしょう。これからも、より解かりやすい講義をよろしくお願いします。

  8. 参考になった(4)

    立て続けに2回見てしまいました。
    宗教、哲学関係なく、皆さんに見ていただきたい内容でした。
    素晴らしい講義をありがとうございました。

  9. 参考になった(4)

    教育プログラムのより深い部分について知り、とても驚きました。
    解説されたソクラテスやプラトンの内容や竹下先生の言葉(知、徳、定義について)が、最近読んでいるクリシュナムルティの本に書いてあることとあまりにも同じことだったので驚愕しました。
    賢者は皆、同じところにたどり着くんだなあと思いました。

  10. 参考になった(6)
    めいこちゃん on

    久しぶりに映像配信を見させていただきました。
    奴隷道徳、結局、どちらも悪。
    どちらがすぐれているかなんて わからない。
    そうですよね。生きて世の中を見ると理不尽なことがあまりにも多過ぎて、どっちが大人で善なのかまた、善悪を超えた見方ができないものか・・・と、いろいろと考えます。

    魂がない人間があまりにも多すぎることに疑問を抱いていましたが、今回の映像配信を鑑賞すると、それもしかたのないことなのかもしれません。

  11. 参考になった(8)

    見終えた今、先生が以前、「何も表現せずに死んでいった人の影響」の大きさをお話しくださったことを
    思い出しました。表現されないものの影響の大きさということも併せ、改めて自分自身の内面を見つめています。何度も繰り返し視聴したいです。
    ありがとうございました。

  12. 参考になった(8)

    皆さんのコメントを読んで、大切なことを言われている回だと思い3日間かけて見ました。

    正直言うと、宗教講座は興味があまりなく、聞いていると眠くなってしまうので、あまり得意ではないのですが特に49分からの内容に、釘付けになってしまいました。

    教育プログラムを行うことの本当の大切さを、大きな意味でとてもよく理解出来ました。

    改めて、コメントをしてくださいました皆様に感謝しています。

  13. 参考になった(5)

    あ〜、私はテフロン加工の仕事をし、息子は人殺しの戦争ゲームに夢中です。我が家族の男組は、最悪の状態です・・・、しかし今回の講座も勉強になりました。「プラトンの哲学」を購入し読み始めました。少しずつ読んでいますが、スゴイ本だと思います。竹下先生の解説以外にも読み処満載という気がします。

  14. 参考になった(6)

    野心をなくすことの重要性を痛感しました。自分の心を見つめずに、野心を野放しにした結果、最近大切なものを失った方を多く見かけたので、なおさらです。最も重要なことに関する無知を認めずに、知っていると思いたがるのも、ほとんどの場合、野心の表れです。人間の傲慢な野心がソクラテスを死に追いやったのです。

  15. 参考になった(9)

    教育プログラムは、魂の浄化の完璧な体系との解説があります。
    神と人間が運命共同体であるという意識構造はまさしく霊的な科学ですね。
    また、外面の充実を求めるとついには戦争に行き着く、内面の浄化こそ大切!との光がすべての人に届きますように♪

  16. 参考になった(5)

    24分頃に、「惑星のヒメミコ様たちより人間の方が進化している」と
    ありましたが、
    天界の秩序9の方には、惑星、星のヒメミコ様たちは
    「高いシステムから降臨してわざわざ星として転生に入る、
    ホツマの神よりも偉大な神だった」
    と書かれています。

    この講座で言われていることは、訂正前の情報で、
    現時点では、
    「人間よりも惑星のヒメミコ様たちのほうが、はるかに進化している」
    ということで、よろしいのでしょうか?

  17. 参考になった(10)

    ヒカリネコ 様

    竹下氏からの回答です。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    その通りです。惑星のヒメミコ様の場合、少なくとも184次元以上の存在で、ホツマの神よりも、はるかに上位の存在であったのです。ところが、モナドの位置が、当時の鉱物システム、現在は植物システムにあるため、人間や神々(国津神・天津神)の方が進化した存在だとカンチガイしたわけです。天界の秩序9での説明の通りです。

    (竹下雅敏)

  18. 参考になった(9)

    竹下先生、回答ありがとうございました。
    おかげで、スッキリしました!^^

    —————————————

    「弱肉強食」というと、
    以前、私は父から事あるごとに、
    「この世は競争社会なんだよ(だからすごく頑張らなければならない)」
    と言われました。
    そう言われるたびに、私は言葉でどう反論していいか分からないまま、
    「でも、それは違う」と感じ、心の中で反発していました。

    そんな父が、定年を過ぎて数年たった頃、難病にかかり、
    手術を受けて以来、すっかり体が弱って
    半分寝たきりの状態になってしまいました。

    けれど…です。
    病気になって、父は社会的には正真正銘の「弱者」になったわけですが、
    性格が穏やかになり、私に対して、とても優しくなったのです。
    母や私に対して、「ありがとう」という機会も増えました。

    何が真実の生き方なのか。
    人生は思わぬ形で、答えを出すことがあるのだな~と実感しています。

    最後の竹下先生の解説、「真実は語りえぬもの」
    心が震えました。

  19. 参考になった(7)

    ソクラテスの「哲学すること」の経済版がサーカーのプラウトであり、ピュシスの正義の経済版が資本主義であるということを強く感じました。
    また、意識の展開図が相似形であり、神々の浄化や人間の浄化が密接な関係にあること、そして教育プログラムで提示された方法で「内面の浄化」の努力をすることが大切であることに改めて気づかされました。
    この講義は、哲学の分野だけでなく、サーカーの社会サイクル論やプラウトの思想、教育プログラムの内面の浄化や霊的科学、霊的統治の仕組み、天界の秩序など関連分野が盛りだくさんで、断片的にしか理解できていなかったことがこのように関連してくるのかと感動しました。ありがとうございました。関連する講義の復習もしてみたいと思います。

  20. 参考になった(6)

    優れるということがどういうことなのか考えさせられました。

    弱肉強食の世の中のあり方を見直すきっかけになる講義だと思います。

    自分の波動を上げていくようにします。

  21. 参考になった(6)

    教育プログラムを先に受講し、ガヤトリー・マントラによる内面の浄化をしていますが、どうしても、理屈では納得しているものの、内面から感じられる動機が不純な気がしていました。
    潔くない気がしていました。

    しかしこの講義で、ある意味、神々と人間との共同作業であること、相互作用があることを知り、日々のガヤトリー・マントラでの内面の浄化で、全体に貢献できることを嬉しく思いました。当たり前なことなのですが。

    全てが相似形で、地球環境や動植物に与える影響も多大であることが身にしみました。

    悪ではなく、無知ですよね。
    魂を認められない人の多さも、無知から来るものですよね。
    それは、一種の機能障害、病気、サイコパスのよう。排除するものではなく、快復すべきもののような。
    全体がひとつの身体ならば、私達は細胞で、今は病気治療中というところでしょうか。

    分からないことだらけです。
    しかし、内面の浄化をし、動画配信で学んでいるうちに、何か内側から繋がっている感覚が増えてきました。
    楽しいです。