宗教学講座 初級コース 第47回 ヒンドゥー教(バガヴァッド・ギーター: 第四章〜第六章)

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概要

前回、バガヴァッド・ギーター(以下ギータ-と略記)1~3章のあらすじを紹介した。今回は、4~6章に書かれているカルマ・ヨーガ(行為の道)の全体像を説明する。ギーター作者の意図を汲み取る上では、ラマナ・マハリシの言葉を参考にし、具体例、実践方法も加えながら解説していく。

目次

1.自己と非自己(身心)の峻別 (00:00:00)

前回の復習になるが、「自己と身心を峻別した者は何をしても罪にならない」という教えの誤りをもう一度説明する。そして、自己を峻別することの有用面も解説していく。

2.カルマ・ヨーガの目的 (00:19:45)

「私は何も行為しないと考えよ」という教えの意図を探ると、カルマ・ヨーガがジュナーナ(知識)の道の究極を目指していることが分かる。また、その過程で想念を持たずに行為することが重要であることを説く。

3.専心すること (00:37:01)

ギーターの教えを簡単に言えば、家住期に仕事に専心する技術を高め、隠居後に神・自己へ一日中専心できるようになれば、自己を悟れるということである。

4.自己に瞑想する (00:49:52)

最後に、自己に瞑想して思考を消しエゴを捨てていくことで、終には自己(プルシャ)に到達すると説かれているが、そのプロセスにおける重要なポイントや具体的な実践方法を伝授する。

終わり(01:02:30)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

  • 「バガヴァッド・ギーター」上村勝彦訳、岩波文庫
  • 「ラマナ・マハリシの教え」ラマナ・マハリシ著、山尾三省訳、めるくまーる
「私」という感覚、アルジュナ、アージュナー・チャクラ、クリシュナ、サハスラーラ・チャクラ、プロジェクトX、マナス、マヌ法典、ヨーギン、主体、修習、四住期、客体、常修、欲望、行為のヨーガ、見られるもの、見る者、観察者、輪廻、銀河、隠れた動機、離欲
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4件のコメント

  1. 参考になった(3)

    凡人は自己(プルシャ)と非自己である心身(エゴ)、お金、会社、妻、子供などを同一視しているとのこと。お金に執着している人は、「自分の」お金という意識が非常に強いですね。仮に「自分の」お金と言っているだけであり、自分がお金であるはずがありません。

  2. 参考になった(4)

    「除霊・浄化の祈り」を声をだして読むと、時間がかかるし集中が途切れがちですが、声を出さずに目に入った文字をそのまま頭に入れるような意識で読むと早いし、確かにお祈りができた!という充実感があります。その謎が解けました。

  3. 参考になった(4)

    ゛思い無しに瞬間に動く。カルマ・ヨーガの極地゛
    私も、ネコちゃんみたいになりたいです。
    思い無しに行えば、人の10倍仕事が出来るそうなので、真剣に取り組みたいです。
    ハートの思いを捕まえて、心身(エゴ)を放棄する方法は、本当に参考になります。
    自分的には、今回も『神回』の一つです。

    「幸せを開く7つの扉」を読み返しましたが、やはり大変良いことが書かれています。
    現在、絶版なのでビジネス社に増刷のお願いをコメントしておきました。

  4. 参考になった(1)

    他の講座も拝聴して、カルマヨーガについてお聞きしてましたが、今回の最後のチャクラとの対応での流れの簡単なご説明が、自分の体験とも合致していて、目からウロコに思えました。
    もちろん、僕は、ほんの数十秒自分の動作に集中できるようになってきたレベルですが。

    今後も勉強させていただきます。
    素晴らしいご講義、ありがとうございます。