宗教学講座 初級コース 第48回 ヒンドゥー教(バガヴァッド・ギーター: 第七章〜第九章)

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【映像時間】

74分[500円+税]

【内容の一部紹介】

七章から九章はバクティ・ヨーガが語られています。バクティ・ヨーガは帰依の道・信愛の道、愛の道です。要点は非常に簡単で、行為のヨーガと極めて類似しているところがあるので、今まで伝えてきたことを理解している方には非常に容易に理解できるだろうを思います。
(講演内容を元に編集:文責シャンティ・フーラ)

【概要&目次】
前回まで、バガヴァッド・ギーター(以下ギータ-と略記)のカルマ・ヨーガ(行為の道)を見てきた。今回は、バクティ・ヨーガ(信愛の道)が語られる7~9章を説明する。この2つがギーターの大変重要な主題である。
1.サーンキヤ哲学 (00:00:00)
  • ギーターで説かれるサーンキヤ哲学を見ていく。サーンキヤは自己と自性を分離するが、私(竹下氏)の見解では自己と自性が一つのセットになっている。
2.意識と心 (00:13:11)
  • 3つの要素(グナ):サットヴァ(浄性・意識)、ラジャス(激性・心)、タマス(暗性・物)に関連し、多くの人が混同している意識と心の違いを説明する。心の本質は不快・苦であること、また、心の活動を低下させ、明晰な意識で世界を見ることの重要性を説く。
3.解脱と劫に関する誤り (00:30:37)
  • 前回までに、ギーターの解脱に関する誤りを指摘したが、劫(宇宙の創造や周期)についても間違いが見られる。例えば、シリウスシステムは恒常だとギーターでは信じられているようだが、実際には劫末に消えてスバルシステムに吸収される。
4.悟りを開いても苦しみは残る (00:40:50)
  • 心が静まり、明晰に、ありのままにものを見ることができるようになった人を悟った人という。しかし悟った人が永遠に幸福ということではない。
5.ギーターのバクティ・ヨーガのエッセンス (00:55:55)
  • ギーターで説かれるバクティ・ヨーガのエッセンスを見ていくが、何度も説明したように、半分は誤りである。ここでは、行っても良い行為と良くない行為の判定基準とは何か、また、何故どの神に信仰を捧げるかが重要になるのか、これらの疑問に明確な解答を与える。
終わり(01:14:11)

【参考文献】
  • 「バガヴァッド・ギーター」上村勝彦訳、岩波文庫
【キーワード】
137億年、300億年、ひつじのショーン、アインシュタイン、アルジュナ、インディアン、カルマ、カースト、クリヤーに見る、サモア、シャンカラ、シュードラ、シヴァ神、デカルト、ニュートン、プルシャ、ポア、ヴァイシャ、五唯、十根、名誉欲、地下鉄サリン事件、婦人、帰依の道、性暴力、意・マナス、愛の道、我執・アハンカーラ、我欲、所有欲、支配欲、最高のブラフマン、松本サリン事件、権力欲、沈黙、現代物理学、絶対時間、絶対空間、聖バガヴァット、聖戦、脳内麻薬、自性・プラクリティ、自我意識、覚・ブッディ、読書、逃げるが勝ち、霊感商法、養老孟司、麻原彰晃

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10件のコメント

  1. 参考になった(5)
    牛サマディー on

    ラスト5分間くらいの’心が同調する’というお話で、『不徳の人と交わるな』の教えの理解が深まった気がしました。
    自分が接する相手というのはとても重要なんですね。
    波動的にものごとを見ることがとても大事だと感じました。

  2. 参考になった(2)

    「意志で見る」を聞いた時、学生時代に静かな時を過ごせていた事を思い出しました。そうだったそうだったと。不思議な体験もそんな時に起こったものです。それが何だったのかは、講座が進むにつれて
    「あ、これか?」
    とおかげで、やや明らかになってきました。し、宇宙周期のお話など、時事ブログに連載中のスミワタルタカキホシノヒメミコ様のお話と交差して、静かな時をいただき、とても満ち足りた時間でした。

  3. 参考になった(4)

    物理学で言えば、自己(プルシャ)は時空、自性(プラクリティ)はエネルギーとのこと。現代人には、この説明の方がわかりやすいと思います。

  4. 参考になった(6)

    いくら無償で帰依したり、無償の愛を捧げたりしても相手が不徳だとその心が自分に移って来るというお話が、勉強になりました。神への信仰、人間関係・・・物・・・すべて影響を受けてしまうということで、選ばないといけないということですね。

  5. 参考になった(8)

    後半から信仰に関わることを言及されていましたが、特に『どの神に信仰をささげて、どの神に従うかで自分の運命が決まってしまう』のお言葉は肝に銘じておきたいと思いました。
    神のみならず、それは人にも置き換えられることで、先にもコメントされていらっしゃいますが、人との関わり方ということについても、改めて考えさせられました。
    竹下先生は以前、講演会などで「私は崇拝されたくない」ということを頻繁に仰っていた記憶がございますが、講義を拝聴しておりますと、理解できるような気がいたします。
    崇拝する者でも帰依する者でもなく、ただただ、ひとつの存在であり、愛にのみ立ち返れる者でありたいと思いました。

  6. 参考になった(8)

    やって良い行為と、やってはいけない行為の違いは゛野心に基づく゛ものか否か。
    ギーターには書かれていない大切な事を教えていただきました。
    ゛自分の心をよく吟味して、わずかでも野心があったら戦ってはいけない゛

    「逃げるが勝ちです」

    逃げます。逃げることにします。卑怯だと思っていましたが、余計な概念は捨てます。
    選ぶ神の大切さを考えると、ガヤトリーマントラのありがたさがを実感します。
    愛する者、意識を合わせる者と必ず心が同調するのなら、美しく清らかなものに意識を向けることにします。
    これが清浄の深い意味なんですね。

  7. 参考になった(2)

    こちらの講座では、現在シリウスシステムが始まってから
    150億年経過した、というお話でした。
    スミワタルタカキホシノヒメミコ様からの通信文13では、
    「宇宙周期は1回を2兆年とし、この度の改革は2兆年の半分の1兆年にあわせて準備が進められてきました。
    今丁度2兆年目の折り返し地点にあたり・・・」
    という、お言葉でした。

    この講座では、あくまでシリウスシステムの周期に限定したお話で、
    スミワタルタカキホシノヒメミコ様の通信文の宇宙周期の「宇宙」は、
    シリウスシステムを含む、全システムを含んだ宇宙を意味する、ということでしょうか?

  8. 参考になった(3)

    ヒカリネコ 様

    竹下氏からの回答です。
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     そうです。宇宙周期が2兆年であることは、ヒメミコ様の通信文以前に私が講話の中で、すでに指摘しています。

    (竹下雅敏)

  9. 参考になった(2)

    竹下先生、ご回答ありがとうございました。

    シリウスシステムと、宇宙全体の周期、
    長さは違っても、今折り返し地点なことは変わらないのですね。
    宇宙の仕組みのお話は、いつも大変興味深いです。

    今回は、みなさんのコメントに惹かれて視聴したのですが、
    私にとって、見どころ満載でした。
    特に、「高い悟りを開いても、体がある限り、完全な幸福はありえない」
    というお話は、印象的でした。

    真の幸福は、自分だけでなく、
    自分以外のすべての人々、自然、生き物たちが幸せになって、
    はじめて実現するということでしょうか。

  10. 参考になった(0)

    誰を供養し、誰に帰依し、そして不徳の者と関わり合わない・・・と言うお話、かなり納得しました。・・・となると、僧侶にお願いして、自分の家族やご先祖様の供養なども、本当は執り行わない方がいい・・・ということなのでしょうか?