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- 79分
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- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
今回から新しい内容について話していくが、世界で起こっていることを理解せずして世界の経済は語れない。自分の中に欲望・希望があると自国債破綻の兆しなど目前の事実に目を閉じてしまいがちである。そこで先進国には直接関係のない「飢え」について「世界の半分が飢えるのはなぜ?」という素晴らしい本から一番大切な所を、わずかだが2回に分けて紹介し、ありのままの現実を見てもらおうと思う。
目次
1.経済の根本が分かっている人はほとんどいない (00:00:00)
前回の講義で話した、私(以下、竹下氏)の考える経営の根幹と、現在の大企業の社長らが経営と考えているものがあまりにも違っていると思う。私から見て、大企業・銀行の経営者やエコノミストの大半が経済の根本を分かっていない。その現状や原因について最初に話しておく。
2.国際的な取引価格決定の仕組み (00:09:59)
「取引価格は需要と供給の法則のもとにあるのは確かだ。しかし・・ダンピングや在庫隠しに左右され・・『利潤の集中化』という原理によって操作される」。そのメカニズムや深刻な問題点を見ていく。「市場が全てを決定するので政府は介入すべきでない」という考えは妄想である。
3.欧州農業委員会の生産調整 (00:35:19)
欧州農業委員会は農産物価格維持のために酪農家や農家に対して生産調整を行い、減産分を補助金として払い、また大量の余剰生産品を焼却処分するなど、EU予算の5割余りを農業関連支出に充ててきた。コスト削減のため、この仕組みの変更が検討されている。これが経済?
4.植民地政策とモノカルチャー (00:46:23)
フランスの植民地だったセネガルでは、フランス人支配者によって、もっぱらピーナッツばかり生産させられ今日に至るまでモンカルチャーの呪縛から解放されていない。農民は輸出価格に比べ不当に安い代金しかもらえず、実り豊かな国土に働き者の農民がいる国で食糧不足の拡大に歯止めがかけられない。
5.ほんとうの出口へ向かって (01:13:42)
圧倒的多数の国には飢えがありセーフティーネットはなく、土地改良・砂漠化対策・農業援助などは緊急処置にしかすぎない。そこで本当の出口、ただ一つの答えを最後に示す。
終わり(01:19:18)
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参考文献
- 「世界の半分が飢えるのはなぜ?(ジグレール教授が我が子に語る飢餓の真実)」ジャン・ジグレール著、合同出版
4件のコメント
モノカルチャー政策に私達日本も関わっていると考えるといたたまれなくなります。
最低限の衣食住を保証された世界にしていきたいです。
自分達の食料は自分達で作り、それでも足りないものや余っているものを輸入・輸出するという基本スタンスが絶対に必要だと実感しました。ミクロな視点でもマクロな視点でも本質的には同じだと思います。日本でも地方の自立、経済の活性化が絶対に必要ですね。地方の活性化こそ国の活性化だということを政治家・官僚は分かっていないのでしょうね(ワザとかもしれませんが)。
鳩山さん、脱アメリカを掲げ頑張ってくれてたとは思いますが、政治家としての能力があまりにも・・・でも命懸けの勇気には敬服します。
自分の中に欲や願望があると、目の前に危機があっても見えない、見ようとしない。
まさに今、原発事故で放射能が拡散してますが
高濃度でありながら東京に住み続けてる人たちのことを連想しました。
鳩山氏に関しては、国民のために働こうとはしたのでしょうが、思い付き発言があまりにも多くていまいち信用に欠けるというか。
(私には腹案がある→実はなかった)
悪い人ではないと思うのですが、政治家としては疑問ありです。
やはり、TPPは絶対ダメですね。
今回もありがとうございました!
100円ショップや格安店でついついお買いものしてしまいますが、なんでこんなに安いんだろう・・・と考えるとどこかにシワ寄せいってるのですよね・・・世界のどこかを搾取するような生活もうやめたいです。
そもそもグローバリズムとはどういう事なのかを理解する上で、
非常にわかりやすい講座でした。
セネガルを例に挙げていますが、今まさに日本は同じ道を突き進んでおり
コロナ禍で気づいた人も多いのではないかと思います。
話を聞いているうちにコノヤロー感が上昇し、心がどんどんおっさん化。
早く平和な世の中になって、乙女心を取り戻したい。