試聴映像
- 1. テーマ:チベット密教
- 2. チベット密教の4つの体系
- 3. チベット密教の最奥義
- 4. 立体曼荼羅の正体
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概要
男女双修功という房中術の説明をしている流れの中で、前回はオウム真理教(アレフ)の行法を説明した。今回はチベット密教を取り上げる。基本となる行法とはどういうもので、実際にどんなことをやっているのか。男女双修功の行法とも比較しながら見ていくと、宗教の本質が浮き彫りになる。
目次
1.講義の流れと今回のポイント (00:00:00)
男女双修功という形で房中術の基本的な部分を説明してきて、ようやくタントラ、密教というものがどういったことをやっているのか詳しく説明できる段階にきた。これから3回に渡りチベット密教を見ていき、男女双修功の総集編へと繋げていく。
2.チベット密教の体系 (00:08:21)
初期、中期、後期に分かれる4つの体系がある。これは行法、哲学として整備されていく時間的経緯を表す。最初の作蜜は呪術等をまとめただけで思想的統一が行なわれていないものであり、日本には中期密教の2つに相当するものしか伝わっていない。最後の無上瑜伽蜜がチベット密教になる。
3.行法に組み込まれているハイアラーキーの企み (00:38:55)
チベット密教の行法に隠された霊的世界の真実について言及する。何も知らない密教行者は、何百回、何万回に渡る転生を無駄にすることになる。
4.灌頂法(密教のイニシエーション)と密教の世界観 (00:44:03)
灌頂法という密教の儀式を具体的に見ていく。その中味は、一般市民に知られることになった時、宗教改革がなされたほどのものである。今でも秘密裏に行なわれている儀式に見る密教の本質とは。
5.チベット密教の行法 (01:08:15)
初期と中期の密教の行法を見ていき、次回の無上瑜伽蜜の説明へ繋げる。行法を見ていくと、密教では解脱も神々になることも不可能で、「我仏なり」という幻想を生み出す行であり、宗教としてのレベルも明らかになる。
6.密教伝授への道のり、成就までの道のり (01:41:25)
師からの伝授でしか密教は学べないとするが、実際に伝授した諾那上師の言説からも成就は7日で可能とされる。伝授までの12年間にどういう意味があるのか。ここからもハイアラーキーが密教を道具とした目的と真意が見て取れる。
終わり(01:51:40)
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参考文献
- 「神秘!チベット密教入門」高藤総一郎著、学研
13件のコメント
プラトンやプロティノスがそうなったのは前から気づいていましたが、ソクラテスもとは知りませんでした。彼は妻がいたのに、女性の共有に関わっていたのでしょうか?真相が知りたいです。
長かったけど、おもしろかった。
チベット密教というと、あの絡まった絵が気持ち悪かったのですが、やっぱり吐きそうな世界でした。
その道を極めたあげく行きつくのが、そこですか?!
ためいきですね~
時事ブログの「八咫の烏」の記事も興味深く読んでいますが、裏側でそんなことがあったとは!
これまた、ためいきですね~
悪とは何か?自分には判断できないからこのような講義を受けさせていただいていると感じました(^-^)。自分の内面に目を向ける事をもっと意識して日々修行していきたいと思いました。
ほんとうにぴょんぴょんさんのおしゃるとうりですね!
吐き気のすることをうやうやしくいただいて・・・まさかの世界!!!
滑稽であり、哀れですね。
「解脱願望の欲」に引きずられているのでそこから抜け出せないのでしょか・・・
知り合いのお坊さんが2.3か月に一度、高野山に修行に出かけると聞いていますが・・・まさか?まさか?・・・まさかの世界に!?
竹下先生、ガヤトリーマントラに出会えた幸運に感謝です(*^_^*)
竹下先生は女性の共有を悪とみなしていますが、私は女性の共有それ自体は悪とは思いません。もし女性の共有が悪なら、一妻多夫制は悪になります。また、女性の共有が悪なら、同様に男性の共有(一夫多妻制を含む)も悪になるのが道理です。ソクラテス、プラトン、プロティノスらを裁く前に彼らの言い分を聞いたのでしょうか?おそらく、彼らは私のように主張するでしょう。恣意的な基準で相手を裁くのは不当です。
面白かった!
やはり、ガヤトリー・マントラは万能ですね。
呼吸法のことも、以前別の講話で触れられていましたが再認識できました。
Noriaki 様
竹下氏からの回答です。
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ずいぶんと誤解があるようです。まず彼らは徳目によって裁かれたのであって、思想上の理由からではありません。また裁くのは私ではありません。恣意的な基準ではなく、全システムを貫く普遍的なもので、ヤマ・ニヤマを基準としており、これは宇宙の秩序だと言うことを理解して下さい。私たちの宇宙そのものであるヒカリキワムルヒメミコ様が守り育てているものなのです。
また、私は ”女性の共有” を悪とみなしているのではないのは、よく見てもらえば明らかです。私は金銭的理由でのみつながっている夫婦を売春とみなして批判しています。
(竹下雅敏)
聞いてよかた、聴いてよかった、万歳三唱です。それに、Noriaki 様のコメントに、先生の回答、それこそ有難いものでした。今までの歩みをすべて、肯定してもらった気持ちになりました。
先生のアドバイスにあった睾丸呼吸法と陰嚢圧縮法を実践しています。確かに意識が体の内側に向かうようになり、瞑想も長く続けられるようになりました。性交渉においても本当に効果のあるものだと実感しています。性交渉の当日は、お酒を飲まず、食事も軽めにするととても良いです。
竹下先生
ご回答ありがとうございました。
徳目を基準に裁きが行われているとのこと。野心に基づく生き方をすれば、徳目は低くなるので、徳目を合格レベルに保つには、前提として野心が低くないといけませんね。まず自分の心を見つめて、自分の欲望(野心)に気づき捨てることから始める必要があります。ありのままの自分から目を背けていたら、いつまでたってもスタートラインにすら立てません。
なお、ガヤトリー・マントラは諸刃の剣であり、正しく使えば非常に効果がありますが、欲望を満たすために唱えるのは危険だと思います。ガヤトリー・マントラを唱えて野心に基づく生き方をすれば、唱えずに同じ野心に基づく生き方をするよりも波動が下がるように思います(竹下先生、もしこの仮説が間違っていたら、訂正してください)。いずれにせよ、ガヤトリー・マントラをいくら唱えても、野心を野放しにしていたら、心が浄化されないのは明らかです。野心を捨てるのが心の浄化ですから。やはり、自分の心を見つめるのが基本です。欲望を満たすために使わないと確信できる場合にのみ、補助としてガヤトリー・マントラを唱えるといいと思います。
チベット密教って、良く知らなかったので凄い宗教だと思っていたのですが、正体を知って「ああ、そうだったんだ」と夢が覚めました。密教についても同じ。
でも非常にありがたいです。こんなに簡単に事実を知ることができるなんて。
わずか500円+税なのに・・・。
ありがとうございます。
呪法とカルマの関係はまさにその通りでしょう。
神や仏を使いこなせると思っている段階で間違いだということに確信が持てました。
自分の段階においてできる最良のことができる生活様式を作りたいなと思いました。
この講座で密教の真髄を知ってしまい、ただもう驚くばかりです。・・・というより、恐ろしいとさえ思いました。
最近、抜歯をしました。今、顎も少し腫れているんです。通常、抜歯をすると、処方薬として「抗生剤」と「痛み止め」の飲み薬を出されますが、今回初めて「抗生剤」を外してもらいました。それが不思議なのですが、大して痛くないんです。なので、「痛み止め」も一切服用していないんです。すごいでしょう? 子供の頃からの、あの痛い抜歯は、一体何だったんだと思いました。なので、呼吸法のところで、身体を観察するとか、呼吸や自分の内側を意識するとか、そういった意味、なんかとてもわかる気がしました。