宗教学講座 初級コース 第66回 大乗仏教(仏教における言葉と沈黙)

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60分
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概要

前回まで説一切有部の「有」の哲学を見てきたが、今回から、その反対の「空」の哲学を説く大乗仏教に入る。大乗の難しさは、言葉の意味の不明確さにあるので、まず今回は具体例とユーモアを頻繁に交えて「空」、「有」、「無」などの意味を明確にし、そして仏陀の沈黙についての私見を述べる。

目次

1.谷間は「空」である (00:00:00)

「空」とは「あるのでもなく、ないのでもない、存在の微妙なあり方」を指すのだが、これが具体的に意味するところを「Cecilene 秋冬号(406)」などを参考にして分かり易く解説していく。

2.現象世界の言葉と形而上の言葉 (00:26:00)

西洋論理学は「有る」と「無い」の二者択一の世界だが、東洋では、例えば「あると言えなくはない」のように中間的な表現が多数存在する。このことを踏まえて「言葉」の仏教的な意味での微妙な言い回しを理解していく。

3.仏陀の沈黙 (00:40:18)

日常用いる「ある・ない」という言葉と形而上の「有・無」の違いを明確にしていくと、言葉の限界そして仏陀が沈黙を守った理由が見えてくる。

終わり(01:00:03)

※詳しい目次は、映像を購入してログインすると見ることができます。

参考文献

もり胸、キャニオン谷間、スカスカ、ドット、一切は空である、仮にある、女子マラソン選手の胸、存在の絶無、絶対存在、膨らんだ状態、華奢、谷間
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4件のコメント

  1. 参考になった(0)

    今回のたとえ話で5人のファンが去って、新たに7人のファンが増える気がします(笑)
    大変分かりやすかったです!!

  2. 参考になった(0)

    仏陀にとって<有>と<無>は形而上学的概念であり、この世のことに関して<有>でも<無>でもないものが空とのこと。精神や物質は空だが、数学的真理などは空でないと思います。

  3. 参考になった(0)

    ブラジャーのサイズ表から仏教の「空」を説明するセンスは逸材です。
    ウルトラ族による霊導の偉大さも知ることができました。