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- 時間
- 84分
- 価格
- 1.0 枚 500 円 ( 税込 550 円 )
概要
般若心経は大乗仏教の最高峰の経典で、講義の要の部分である。様々な解釈があるが、本講座では3〜4通りの解釈を示し、最後に私(以下、竹下氏を指す)独自の解釈を示す。今回と次回は、学術的、仏教学的な解説をする前に、般若心経の実用的な理解の仕方を著した本から重要な部分を取り上げ解説をする。
目次
1.般若心経と今回のテキストについて (00:00:00)
今回テキストとして取り上げた本は数ある般若心経の本の中でも最も優れた本の一つで、中身の解説が素晴らしい。学術的に正しい読み方ではないが、般若心経の本質を捉まえて解釈をしている。その内容は私が家族の絆シリーズで述べたことと基本的に同じもので、非常に重要なものである。
2.苦の根源[無明]とは(1)無意識の思い込み (00:10:11)
人は幸福になろうとして、車や家を買うこと、名門大学に合格し一流企業に就職すること、社内で評判の美人やエリートでかっこいい男と結婚すること、会社で出世することなどを目標とする。その目標を実現すれば、人は本当に幸せになれるのだろうか。
3.苦の根源[無明]とは(2)無知である状態、気付いてない状態 (00:24:47)
人はあたかも自由に生きているかのように思っているが、実際はいろいろなものに束縛され、駆り立てられて生きている。そのことに気付いていない状態を無明と言う。ブッダの言う[執着]、[空]とは何か。現代人のほとんどが囚われている人間関係について考察する。
4.般若の知恵とは (00:43:11)
般若心経では[空]と[苦]はワンセットとして登場する。その意味とは。また、般若の知恵とは自分自身に気づく働きのことで、意識化することである。この知恵だけが「自分とは何者か」という問いに答えをもたらす。具体的に、感情が発現する原因について見ていく。
5.[本当に実在するもの]と[現実性]の違い (00:58:42)
[本当に実在するもの]と[現実性]についての著者・山名氏の明確な見解は非常に重要なものであり、氏の般若心経の理解が並外れて優れていることを示している。様々な立場での具体例を挙げながら解説する。自分の見ているものが客観的現実、実在する何かだと信じきっているが、それはあり得ない。
6.感情を動かしている原因と救いの可能性 (01:07:47)
感情を動かしているのは自我意識である。自分の感情の原因が外界にあると思っている人は、外界を変えることでしか幸福になれない。だが、自分自身の自我が感情の原因だと気づくことができれば、そこに救いの可能性が生まれる。
終わり(01:24:32)
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参考文献
- 「CD BOOK 声に出して読む 般若心経」山名哲史著、明日香出版社
14件のコメント
ものすごく深いお話でした。おもしろいと思わない人はいないだろうとおもうくらいおもしろく深い話でした。いつも自分の近しい人たちに竹下先生のお話を聞いてほしいとおもうのですが、今回の内容は特にそう思う内容でした。
自分の弱さの正体、 悩みの根源がわかったような気がします。
竹下先生の「例え」が、とてもわかりやすく、あまりに核心を衝いているので思わず笑いがでてしまうのですが、確実に深いところに届いているのがわかります。
前の方々の,コメントのおかげで,いつもより,早めにお話を拝聴でき良かったです。
般若心経は,今までに聴いた時,何かしら唱えている方が,素晴らしく感じる効果がある様に思いました。
内側からの条件づけなど凄い!そういう仕組みになっていたのですね。過去疑問に思っていたことで分かることがありました。有り難うございました。
受験生を持つ身であります。お話の内容,そう,その通り!!でした。しかしながら,入試期間中,今回,あまりに深刻な災害でした。いずれにせよ(合格手続き組み・再チャレンジ組み)体験・驚愕・・など感じています。母達は,受験に対する溢れんばかりの心情を持っている様子ですが,何が本当に大切かを思っている様子もあります。
どうぞ,世界中,あらゆる場面で,リアル,内面からの幸福に導かれますように祈ります・・・・・・・。
量子力学講座のアインシュタインの「月は見ているときにしか存在しないのかね」発言の本質について、自らの「月」は客観的に存在するという思い込みで全く理解できませんでした。
順番は逆ですが今回の講座で自らの心と体に反応するものだけがリアルな存在だという理解で時間がかかりましたが分かった気がします。アインシュタイン本人も、「ある問題が起きた時おなじマインドセット(思い込み)のままで問題は解決できない」と名言を残していますが、天才でさえ思い込みから抜けられない場合があるのですね。
何回,拝聴しても新鮮でグット来ます!
この夏,帰省した子供が,去年の俺(受験生),考えがおかしかったな~。・・(親が勧めた)でも良かったな~。と唐突に話すので,思わず,だから言ったじゃん!ワイワイワイ!とやってるとちょうどそこに居た義母に今さら遅い!と言われて,あらっ^^,リアルに気つ”きました。先生が,講義で話されておられる通りの内容の受験生でした。毎日,学校と塾に通うので,洗脳されると思います。私は,講義を拝聴していたお陰でリアルを伝える心掛けでしたが,フザケルナ~。みたいな事言われたり(私は,メリベなので・・・伝えるのに難あり!は間違いないです。ヤレヤレ^^,)しかしながら,後ですが,子供が気付いた,あの頃の考えはおかしかったな~の発言は,嬉しかったです。第二志望の場所ですが良かったと言っております。外側でなく,内側にある!!と,親子共々学ばせて貰いました。
いつも,本当に有り難う御座います^^。
3回見てやっと理解できました。本当にすばらしい教えです。
天台大師智顗の仏教教義「一念三千」の教えとおなじように思います。
般若心経は大乗仏教の最高峰だったのですね。知らなかったぁーーーっ!「声に出して読む般若心経」という本が紹介されていましたが、女性がメンス、排卵期の時に般若心経を唱えても、生理機能が阻害される・・・というようなことはないのですか?
飛び飛びで視聴していたので、この講義の説明で心と意識、自我との違いなど、整理できていなかった概念がざっと整理できて良かったです。また、自分の心に意識を当てるという部分の重要性を感じました。
欲することを止めることができない時、自分は自由でなく、欲望が取り憑いている(執着)とのこと。カントの自由論に似ていると思いました。欲することを止めることができないのだから、自由意志はありませんね。
自分が変われば周りが変わる。
自分の内側が変われば、世界が変わる。
よく使われている言葉ですが、私は真に理解できていませんでした。
何が現実であるのか?
何故自分が変わらねばならないのか?
自分の中にすべての原因がある。
周りは悪くない。
このような優等生的な発言で自分を苦しめていたことに気づかされました。
現実が一律であるはずがない。
しかし、その根拠を私は自分自身に示せませんでした。
この講義では、これまでの疑問が吹き飛びました。
それは、本の著者が真に体得している人であり、それを基にして分かりやすく竹下先生が説明して下さっているからです。
凄すぎる‼️
如何に自分がバカだったか、思い知らされました。ガツン(。-_-。)
いやーーおそれいりました。
意識と心の違いがわからなかったのですが、わかりました!
心と身体(物)の複合体が自我、気づくのは意識であり、心と身体は常に現実世界に反応して無意識に人は生きている。
心と身体に巻き込まれないように、意識にエネルギーを移すことは大切なこと!
すごく日常に使えます。
【賢者であれば、必ず自分の内側を変えようとします。そして、外の世界は基本的にそのままにしておきます。自分の内側が変われば自然に変わっていくからです。「新刊 ぴ・よ・こ・と3」より】
出典: https://twitter.com/kojika_jp/status/334281103022125058
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この意味が改めて深いレベルで分かる講義でした。えてして、外側にアプローチしてしまいがちですが、心を見つめてクリアな状態することが一番大切なのだと再認識しました。
5年以上も経過して再視聴すると、とても新鮮でした。
繰り返し視聴をお勧めできる講義です。現実とは何かを分からせてくれる内容です。
自分の世界観が修正されること間違い無しです。
前半で自由について語られていますが、竹下先生がある仕事を断ったお話は、本当に「強い」と思いました。「無執着」とは、真に心の自由をもたらし、それが強さにもなるんですね。
その「無執着」を徹底すれば、最後に「全託」の境地になり、
全てを神様に委ねる心境になるというのですから、マヤ・ニヤマは深いです。
本当に、人生捨ててなんぼです。
宗教学(初級91)の中で心と物(身体)は一体で意識が心の状態に気付く事が大事だと言ってますが
他の講義では、意識は表象を持たない、ただ照明しているだけだと説明しています。
心に表象が現れたり、心で思惟が起きると説明しています。
照明だけの意識が心の状態に気付くと言うのは理解出来ません。 教えて下さい。