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概要
前回は、哲学的な意味が大きく重要なカントの世界観を説明した。今回と次回は量子力学の世界観を見てみる。物理学者ですら多種多様な事を言っている。そういう部分を通して見ると、カントの言っている事の意味がよくわかるようになる。
目次
１．講義の流れ (00:00:00)
量子力学の世界観を理解していく中で、昔から言われている東洋的な思想が、別の角度や視点からよく見えてくる。カントの次に量子力学をやることで朱子や王陽明の思想がよくわかり、そして老荘思想の理解へと繋げていく。
２．光とは何か〜量子力学へ〜 (00:04:31)
多くの学者達が光とは何かという論争を繰り広げてきたが、ヤングの実験が決定打となり結論はほぼ確定した。その後も、ニュートンの粒子説はあったものの、ホイヘンスの実験により粒子説は常識となる。しかしプランクが画期的な発見をする。
３．アインシュタインは光をどう考えたか (00:10:51)
アインシュタインはプランクの発見がヒントになり、当時理解されてなかった不思議な現象を解明した。それは「光量子仮説」としてノーベル賞をとる。新たな光の常識を生んだ「光量子仮説」とはどういうものか。わかりやすく説明をする。
４．二元論（波か粒子か）では答えが出ない光 (00:25:02)
実験でも確かめられた光量子仮説。粒と波という相反する性質はどのようにして同居出来るのか。二元論では答えが出ないものを、”言葉の世界”を例にとり解説する。
５．コペンハーゲン解釈〜奇妙だが自然なの世界観 (00:34:27)
多くの物理学者がその解釈に反対し、様々に解釈され一定していない理論だとされるコペンハーゲン解釈。どんな実験から導かれたどんな解釈なのか。それを理解した上で、理論を異にする量子力学と相対性理論はどちらが正しいのかを考える。
６．月は見ている時だけ存在するのか？〜漢族という行為の影響 (01:01:35)
カントの理論はアインシュタインの主張を否定することになる。カントの理論と相容れなかった量子力学の世界観とはどういったものか。カントの「物の世界観」を例に、現代の物理学の法則が通用しない世界の法則を考察する。
終わり（01:13:43）
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参考文献
- 「ニュートン別冊 みるみる理解できる量子論 改訂版」ニュートンプレス
- 「ニュートン別冊 みるみるよくわかる 光とは何か」ニュートンプレス
- 「高校数学でわかるシュレディンガー方程式 」竹内淳著、講談社
- 「アインシュタインの科学と生涯」●量子力学（光は波か粒か）
- 「アインシュタインの科学と生涯」●シュレディンガーの猫とボーアの相補性とゲーテの色彩論
- 「アインシュタインの科学と生涯」●量子力学（量子力学の登場）
10件のコメント
おもしろい！こんなに物理学がおもしろいとは！今の原発事故も人の心が反映されている。少し大きな気持ちで原発事故の事態を見れるような気持ちになれました。怖いけど･･･
どんなこぼれ話があるのだろうかと視聴したのですが、量子力学についてわかりやすく教えてくださっています。
電子にも意識があるということを、思いめぐらし熟考する
機会を与えていただきました。
量子力学面白杉。
竹下先生解釈面白杉。
量子力学おもしろい！カントってすごい！
電子くんも、かわいいし～。
人の目を気にしてはいけない！と思いながら、なあんだ電子くんも同じだったのねえ。
昨日、断捨離でいらなくなった荷物をゴミ処理場に持ち込みました。
そこではなぜかとてもとても悲しい気持ちになり、どうしてだろうと考えたら
物たちの気持ちだったのではないかと思いました。
人間の都合でもういらない。とゴミとされてしまったものたち。
処理場は、物たちの最終的な死を待つ場所なんだと思ったら、とても悲しかった。
人間の都合でゴミにしてしまってごめんなさい。
今度から買い物をするときにはきちんと考えてしよう、気をつけようと本当に思いました。
量子力学なんて自分にわかるかな？と不安な気持ちで見始めましたが
生まれて初めて量子力学というものを面白いと思えました(T ^ T)
二通りのハゲさんの説明が最高でした！
光には粒子と波の性質以外に心があるとのこと。ベン図を用いた説明がわかりやすかったです。
ニュートン別冊、以前読んだ事があるので
竹下先生の講義でよりわかりやすく理解できたようと思います。
意識が一点に集中して固まる。
ほ～なるほど～と思いました。
観察していないと光（意識）は拡がるんですね。
とても楽しい講座でした。
波から粒子になるということは、エネルギーが物質に変換したと考えていいのでしょうか？
とても興味深く面白く引き込まれました。物理学に意識や心の概念を組み込んだような概念で考えますとなんとなくですが、そうなのかも知れないなと思いました。
いかに普段私が狭い価値観と常識で生きているのかを考えるきっかけを与えていただきましたし、すべての万物にはそれぞれに振動数があるという説にもつながりそうなお話でした。
ありがとうございました。