試聴映像
- 1. 聖杯伝説の大本「エヴラウクの子ペレドゥル」
- 2. 3つの物語にみる聖杯の捉え方の違い
- 3. 「イスビディノンギル」とはどこか
- 4. ペレドゥルの聖杯探求の軌跡 ~聖杯城はどこか~
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概要
今回は、聖杯伝説の一番の大本であろうと思われるケルト神話物語『マビノギオン』の中の「エヴラウクの子ペレドゥル」を取り上げ、他の聖杯伝説と比較しながらあらすじを読む。物語は一体何を伝えているのか。歴史的背景からだけでは読み解けない全体像を明らかにする。最後に、西洋の聖杯物語を遥かに凌ぐ日本の聖杯物語を紹介する。
目次
1.『エヴラウクの子ペレドゥル』と『ペルスヴァル』 (00:00:00)
『エヴラウクの子ペレドゥル』は『ペルスヴァル』より以降に成文化されたものであるが、民間伝承として先にあり、それをクレティアン・ド・トロワが下敷きにして『ペスルヴァル』を書いたと考えるのが自然である。『ペルスヴァル』以降、聖杯伝説は、ある意図を以て書き替えたと考えられる。
2.『エヴラウクの子ペレドゥル』のあらすじを読む (00:02:12)
『ペルスヴァル』や『パルチヴァール』と比較しながら読み進めると、これが原初のものであって、聖杯探求の物語としては正統なものであることが読み取れる。他の2つの物語とは全く違う聖杯物語とはどういうものか。
3.『エヴラウクの子ペレドゥル』の物語は何を意味しているのか (00:48:01)
聖杯物語に関して学者は様々な議論をしている。尤もな説もあるが多くは取るに足らないものが多い。今回、ある文献の中で地名に関する非常に重要な事実を発見した。これを基に物語のあらすじを今一度地図上で辿り、聖杯を意味する血筋の流れを再整理し、物語の真の目的について言及する。
4.『エヴラウクの子ペレドゥル』に登場する7人の女性で表現したかったもの (01:01:32)
物語の中で、何らかの形でペレドゥルに関わり恋心を発した女性が7人登場する。この7人とは何を象徴していて、物語は何を表現したかったのか。学者が歴史的背景から解釈を試みても解明出来ない事柄を、秘教の伝統に則り、自ら(竹下氏)の体験も交え解説する。
5.東洋の純粋で美しい聖杯伝説 (01:16:49)
日本で竹取物語はただの童話だと思われているが、聖杯伝説よりも時代は古く、更にチベット族の伝承の元になっていることから、間違いなく密教系の物語だとわかる。実際に密教の視点から物語を解説する。そうすると、文学としても、また、宗教的、精神的にみても完璧な物語であることがわかる。
終わり(01:27:39)
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参考文献
- 「マビノギオン」ケルト神話物語シャーロット・ゲスト版 アラン・リー著、井辻朱美翻訳、原書房
4件のコメント
ネタバレになってしまいますので固有名詞は出せませんが、
聖杯城のその次、”魔女を根絶する場所”にびっくりしました。
聖杯伝説は南フランスとか、イギリスとかのお話と思っていたので
まさか最後にそこと繋がるとは!
私にとっては驚きの地名でした。
そして、いつもインク代が心配になるほど、地図を示して下さるのですが、
そのお話の時間枠や、全体像を捉えるのに、
ものすごく役立っていることを今回特に実感しました。
そして、
「あなたに正義はあるのか?」響きました。
ありがとうございました。
たくさんおどろきました!
一通り読めばただのおとぎ話に見えますが、こういうふうに秘教の教えが組み込まれていること。
文中の赤字は、まさかそういうことでしたか!
「知る人ぞ知る」。
体験のない人が逆立ちしても理解できない意味が、体験した方に教えていただくと納得です。
しかも、あの有名な日本の物語も、聖杯物語であるとはおどろきました。
竹取物語の真意がわかりました。竹取物語は単なる童話やSFではなかったのですね。
山頂で夜、大きな流れ星を5つ見つけた。
そして、朝の日の出、昼のブロッケン現象に感動した。
まるで竹取物語やないか~!とニヤニヤ下山した。
すると、下山するんか!と内なるかぐや姫(^_^;)
・・・ぐいぬるみの試練は面白い(^ ^)