[Sputnik]ドイツ外相:トランプ大統領就任は20世紀の世界秩序の終焉 / ルペン氏:各国に主権があり、全体として調和している世界へ 〜古い秩序の崩壊 最前線はアメリカ〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ新大統領の就任は、古い秩序の終焉を意味します。カバールが目指していたNWO(新世界秩序)は崩れ去りました。ドイツのシュタインマイヤー外相は、これからの世界がどのようになるかについて“この問いに対する答えは、今のところまだない”としていますが、実際にはすでに決まっています。
 フランスの政党「国民戦線」のルペン党首が言っているように、それぞれの国に主権があり、自主独立性を保ったまま全体として調和している世界に向かって行きます。これから見られるのは、権力にしがみついて古い計画を諦めない者たちが次々と駆逐されていく様です。古い秩序が崩壊して行く状況なので、先が見えない人には、混沌に見えます。そうした新しい世界の生みの苦しみが、今後数年は続くと思われます。
 その最前線は、トランプ大統領のアメリカだと思われます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ドイツ外相:トランプ大統領就任は20世紀の世界秩序の終焉
転載元)
米国のトランプ新大統領の就任により、20世紀の世界秩序に終止符が打たれた。ドイツのシュタインマイヤー外相は、ビルト日曜版に論文を寄せ、その中で、こうした見解を示した。

外相は「トランプ氏選出と共に、20世紀の古い世界は、最終的に終わりを告げた。21世紀にどんな世界秩序が我々を待っているのか、明日の世界がどうなるのか、この問いに対する答えは、今のところまだない」と指摘した。

シュタインマイヤー外相は、論文の中で次のように警告している-

「権力交代の時期、新指導部の方針に関する疑いや不確信、多くの疑問が生じている。今日多くのことが、賭けのごとき危険にさらされている。

我々は、複雑で困難な時代に向け、ある種の予測不可能性と不確実性に向け準備をしなくてはならない。しかし私は、大国であってもパートナーが必要であることを理解し、良き隣人や確かな同盟国と共に我が道を行く用意のある注意深い聞き手をワシントンで見つけるという、課題を提起するものである。」

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ルペン氏:EUは死んだが、まだそれを理解していない
転載元)
フランスの政党「国民戦線」のルペン党首は「Bild am Sonntag(ビルド日曜版)」のインタビューで、欧州連合(EU)はもはや生命力のある組織ではなく、EUがフランスに重みのある特恵を与えければ、フランスはできるだけ早くEUから離脱するべきだと述べた。

ルペン氏はEUを「失敗した実験」と呼び、終止符を打たなければならないと指摘した。またEUにとっての最後の救いの策として、加盟国の自主性を高め、EUが加盟国に提供するべき特恵を挙げた。

ルペン氏は、「EUは死んでいるが、まだそれは知られていない。EUはあらゆる面で失敗した。それは経済的にも(成長は非常に遅い)、社会的にも(貧困は増加し、失業率はあまりにも高い)、安全性においても(EUはその国境を保護できる状態にはなく、イスラムのテロリズムから我々を守ることができない)だ」と述べた。

またルペン氏は、フランスにとっての特恵は、大統領選挙でルペン氏が勝利した場合の同氏の要件になると指摘した。ルペン氏はこれについて、国境や通貨、経済や法の4つの項目の自主性・独自性を挙げている。

先にマリーヌ・ルペン氏は、露紙イズヴェスチヤのインタビューで、選挙で勝利した場合、クリミアをロシア領として認める意向であることを明らかにした。

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